R・D・ウイリングの「マネー、第十二番目の究極の宗教」 by 太田龍
公開日時:2008年07月22日 22時57分 更新日時:2008年07月22日 23時13分
平成二十年(二〇〇八年)七月二十二日(火) (第二千四百九十一回)
◯R・D・ウイリングの「マネー」(二〇〇八年一月、五月)は、一見わずか、二百頁足らずの「小著」であるが、
◯これを読み込んで行くにつれて、西洋史そして世界史のこれまでの全常識、全定説、全体系を根底からひっくり返す、驚愕すべき大著であることが分る。
◯本書巻末の著者略歴によると、
◯このひとは、大学で、商業を講義する教授であった。
◯ニクソン政権に深く関与して居た、とあるから、七十才前後、と推定される。
◯R・D・ウイリングは、現代米国史の二つの大事件の目撃者であった、と言う。
◯その一つは、ウォルマート事件。
◯もう一つは、ウォーターゲート事件。
◯この二つの事件は、9/11以前に於けるこの百年の、最大の政治的ペテンであったと、著者は言う。
◯本書は、この二つの大事件に遡ると。
◯ウォーターゲート事件。
ニクソンは、実は、FRBの廃止と、米国通貨を国際金融寡頭権力から奪還せんとした。

◯国際金融寡頭権力は、総力を挙げて反撃し、ウォーターゲート事件をでっち上げて、ニクソンを辞任に追い込んだのだ、と。

◯もし、ニクソンが辞任を承諾しなければ、国際金融寡頭権力は、J・F・ケネディのように、ニクソンも暗殺したであろう、 と。

◯この大事件の真相を間近に見たウイリングは、それからずっと、この国際金融権力の正体を研究し続け、



◯四十年後、本書を自費出版したと。

◯そして、一人の友人が、本書を出版せんとしたところが、
◯この友人は、ピストルで射殺され、
◯犯人は不明のままであると。
◯日本にも、多数の売文業者と売文業者たらんとする学者、作家、ジャーナリスト……が存在する。
◯しかし、R・D・ウイリングのような学者の、このような著作は、売文業者の排出する無数のゴミのような本とは、根本的に異質である。
◯この本は、一刻も早く、日本民族有志に紹介される必要があるだろう。
(了)


by oninomae | 2008-07-24 00:42 | 金融詐欺