パプアニューギニア・鉱山・HIV/AIDS
http://alternativereport1.seesaa.net/article/93515277.html

パプアニューギニアのブーゲンヴィル銅鉱山の開発を巡り、開発を推進しようとする英国政府とパプア・ニューギニアの市民・住民との対立が軍事闘争に発展する懸念が出て来ている。
この地域では、比較的浅い地層である地中10~20mに鉱床のある地域が多く、そのため地中深く坑道を掘るのではなく表土を剥ぎ取る形で銅を採掘する。

この工法では、それだけ有害廃棄物が地表から雨水等で周囲の河川に流れ込み、環境破壊を引き起こしやすくなる。
地中深く掘らず表土をブルドーザーで掘り返すだけの企業にとっては安価な採掘方法が、逆に河川を汚染させる事になる。
こうした市民・住民との対立を避けるため英国政府は、傭兵会社に鉱山の経営を担当させ、その武力で市民を脅迫し、環境破壊への抗議を抑圧する方法を取っている。ここで鉱山開発を担当しているのは、英国政府の「飼い犬=ペットである凶暴なブルドッグ」=英国政府のペット・ブルドッグと呼ばれる傭兵企業サンドライン社であり、

その経営者は英国陸軍の元大佐ティム・スパイサーTIM・SPICERである。

傭兵企業は正規軍ではないため容易に市民に銃口を向け発砲する可能性があり、「捕虜への虐待を禁止したハーグ国際条約」にも縛られず、「何でもありの抜け道」軍隊となっている。

サンドライン社は、こうした市民への暴行・脅迫に対する国際的な非難から「逃げる」ため、最近、会社名をAEGIS DEFENCE SERVICESと変更し、カモフラージュを行っている。

鉱山会社ではなく、こうした傭兵企業が鉱山開発を行う動きが、今後、鉱山開発の主流となる。米軍等から依頼を受け軍務を担当するのが傭兵会社の仕事ではなく、鉱山開発会社=傭兵会社となり、国際的な傭兵組織のネットワークが国際的な鉱山開発を独占する、ロスチャイルド一族のネットワークとなって来ている点には注意を要する。


さてはては、これに関連して、以下が気になるのである。
パプアニューギニア:HIV/AIDSの脅威にようやく目覚める IPSJapan2007/12/14
http://www.news.janjan.jp/world/0712/0712137170/1.php
太平洋地域でHIV/AIDSの最大の感染国とみられるパプアニューギニア政府は、この問題に取り組む独立省庁を立ち上げ、予算も大幅に増大させた。感染は「一般化」し、20代から40代に広がる。しかし、専門家が10年も前から危険を訴えてきたことを考えると、すでに遅すぎる感がある。
【マダンIPS=ケビン・パンバ、12月5日】
今年8月、パプアニューギニア政府は、HIV/AIDS問題に取り組む独立の省庁を立ち上げた。予算も07年度の1200万キナ(370万US$)から、08年度には1500万キナ(460万US$)に増大させた。それほど現状は深刻であるが、専門家が10年も前からアフリカ諸国同様の危険を訴えてきたことを考えると、遅すぎる感がある。
国内の最高医療研究所であるPNGIMRも、調査研究の立ち遅れを認めている。「HIV/AIDSが、国民と国の発展に深刻な影響があることを認識した今、政府もNGOや援助団体と協調するようになっている。」と同研究所は取材に答えた。
国内で著名な運動家ジョー・エグゥは、感染者を阻害せずに受け入れる環境を社会に作り上げることが、拡大を防ぐ近道であると言う。(引用注:これは感染拡大促進策であるだろう。残念なことではあるが...)
クリントン財団が支援を申し出ており、今年訪問したビル・クリントン氏は抗レトロウィルス薬の提供を約束し、人々に検査を受けて感染拡大を防ぐように訴えた。

07年の政府発表では1万8千人余りの感染者が報告されているが、この数字は少なすぎると専門家は見ている。国外からの援助の9割を拠出している、オーストラリア政府援助団体ausAIDは、パプアニューギニアが太平洋地域で最大の感染国と指摘する。UNAIDS(国連合同エイズ計画)によると、アジア太平洋地域で、タイ、カンボジア、ビルマに次ぐ4位だ。
感染は「一般化」しており、性産業従事者や同性愛者に限らない。
感染が広がっているのが、20代から40代という、国の経済成長にとって重要な労働力なのである。「緊急に、社会のあらゆる階層で、HIV/AIDS問題解決に向けた運動を展開しなければならない。」とUNAIDSは、警鐘を鳴らす。
現在パプアニューギニアは、社会経済指数が低下しているため、国連の評価で後発開発途上国に位置づけられている。UNDP(国連開発計画)のHDI(人間開発指数)も、177ヶ国中145位と低い。文盲率は5割で近代的教育は普及しておらず、社会経済インフラの未整備が、啓発活動を難しくしている。
感染拡大が心配されるパプアニューギニアにおけるHIV/AIDS対策について報告する。
(原文へ)
翻訳/サマリー=藤井正子(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩
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エイズはどこからどうやってきたのか?植え付けたのは誰か?
You decide...


Bougainville Copper Ltd is a copper, gold, and silver mining company that operated the Panguna open cut mine on the island of Bougainville in Papua New Guinea (PNG). The Panguna mine dominated the economy of the island during the 1970s and 1980s, and was highly significant to the overall PNG economy.
The mine closed in 1989 as a result of sabotage by the Bougainville Revolutionary Army and associated forces, which sought Bougainville's secession from PNG.
The company was controlled by CRA Ltd, an Australian company which in turn was dominated by the British mining company Rio Tinto Zinc.
また以下も参照
インドネシア、米国の金鉱会社と対決するパプアの人々 IPSJapan) 2006/03/11
http://www.news.janjan.jp/world/0603/0603100629/1.php
【ジャカルタIPS=カフィル・ヤミン、3月2日】
2週間に及んだインドネシア東部パプア州(ニューギニア島西部)の住民の抗議活動と操業阻止にもかかわらず、米国の採鉱会社、フリーポート・マクモラン社は、インドネシア政府の力を頼りに世界最大の金と銅の鉱山に居座り続けている。

フリーポート社は、住民、パプア州政府、NGOによって、腐敗した軍部や中央官庁の役人と共謀して鉱山から暴利を搾取し、周辺の自然環境を悪化させていると非難されている。

インドネシアの政治指導者アミエン・ライス氏も抗議活動に加わり、環境破壊、採鉱業績の不正報告、脱税の問題があると糾弾している。フリーポート社はインドネシア最大の納税者であるが、ライス氏はインドネシアのユドヨノ大統領にフリーポート社との契約を見直すよう求めている。
抗議活動家とフリーポート社との交渉の際には、会社側が雇ったインドネシア治安部隊と衝突する事態になった。一方ジャカルタでもNGOやパプア人学生が抗議デモを行い、警察と衝突した。抗議はフリーポート社の建物の破壊や従業員への暴力にもおよび、同社は軍部や警察の高官に金を払って軍事力による保護を求めた。
ロンドンに本部を置くNGO、グローバル・ウィットネスの調査によると、フリーポート社は1998~2004年に2,000万ドルをパプア州の軍部や政府の役人に支払っている。インドネシア政府もようやくフリーポート社の業務評価に立ち上がり、カラ副大統領は先週、「不正が証明されれば法的手段を講ずる」と記者団に語った。
だが調査が進む中、インドネシアの軍隊と警察はパプア州での混乱に対処するためにさらにパプア州に送り込まれている。フリーポート社側は軍隊に賄賂を渡しているのではなく活動の便宜を図っているだけだと主張している。パプア州の鉱山開発をめぐる住民と採鉱会社の争いについて報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=加藤律子(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩





Freeport-McMoRan Copper & Gold Inc., (NYSE: FCX) often called simply Freeport, is the world's lowest-cost [CITATION REQUIRED] copper producer and one of the world's largest producers of gold. It was formerly based in New Orleans, Louisiana but recently moved its headquarters to Phoenix, Arizona, after acquiring copper producer Phelps Dodge Corp. in 2007. In addition to Phelps Dodge, its subsidiaries include PT Freeport Indonesia, PT Irja Eastern Minerals and Atlantic Copper, S.A. Freeport is the largest publicly traded copper producer in the world.
Best known for its Grasberg mine in Papua province, Indonesia, the company is the largest taxpayer to the Indonesian government; it mines and mills ore containing copper, gold, and silver for the world market.

by oninomae | 2008-04-18 00:33 | ホロコースト