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「財団」とは世界権力の犯罪シンジケートである by ユースタス・マリンズ

ユースタス・マリンズ「世界権力構造の秘密」下巻、第7章「財団」とは世界権力の犯罪シンジケートである より

p107-113

●財団はボストンの名門ピーボディ家が起源

大金持ちになった人間たちは、財産を蓄えるために驚くべき冷酷な生涯を送ったのち、突然パウロのように深く回心して善意の人に変身したというようなお話を、われわれはうんざりするほど読まされてきた。確かにカーネーギー家やロックフェラー家の「慈善事業」は今日のアメリカ人の生活に計りしれない影響を与えている。

税金を吊り上げ、生活のあらゆる側面に政府がますます干渉するようになり、自分たちの目標を促進するために戦争や革命をさらに計画しているからだ。

アメリカの財団はそもそも当初から二重の印象を与えてきた。正面から見れば、善なる目的に役立つためには何者にも怯まない、たくましい慈善事業家の顔をしている。だが裏に回れば、おのれの富と権力の維持拡大に汲々とする陰謀家の顔が見えるのである。

現在あるような財団の形態は、ボストンの名門ピーボディ家のあり方が起源となっている。ヘンリー・ジェームズは小説『ボストンの面々』のなかで、家族ぐるみのつき合いをしていたエリザベス・ピーボディが、50年間も執拗に博愛主義的情熱をもち続けたことを戯画化して、このエリザベスをモデルにミス・バーズアイという伝説化した登場人物を描いている。

ジョージ・ピーボディ[1795-1869]はワシントンとボルティモア奴隷貿易を学んだあと、ロンドンに移住しロスチャイルドの隠れ蓑に仕立て上げられた。

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アメリカの恐慌時に底値で株を買い占めて一大資産を形成し、それからボストンの貿易商人ジュニアス・モルガンを後継者に選んで自分の事業をやってもらうことにした。

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1865年、ピーボディは政府公債100万ドルを寄付し、大規模なアメリカの財団の最初である「ピーボディ教育基金」を創設した。1867年までにこの基金は200万ドルに増大した。1869年までには360万ドルになった。

表向きの設立目的は、南北戦争後の南部黒人の教育とされていたが、実のところこの基金は、北部のインチキ銀行家達が南部の土地の支配権を獲得して、南部諸州政府を支配するための戦略として重要な工作だったのである。 

南部諸州は行政機能を再建するためにウォール街の銀行家たちから厖大な借金をせざるをえず、次の1世紀のあいだ借金漬けとなった。


ピーボディ基金は国際的なコネのおかげで、綺羅星のような名士たちを理事会に集めた。

ユリシーズ・グラント将軍(18年間理事をつとめた)
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グローヴァー・クリーヴランド(14年間理事)
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マッキンレー2年間理事)
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セオドア・ルーズベルト(13年間理事)
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J・P・モルガン(28年間理事をつとめ、理事会に一度も欠席なし)
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アンソニー・ドレクセル(12年間理事。モルガンの共同経営者)
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同じような目標を掲げた基金が「ジョン・F・スレーター解放奴隷教育基金」で、北部の裕福な織物業者ジョン・F・スレーター[1815-84年]により設立された。設立寄付金は100万ドルだったが、1882年までに400万ドルに増えた。当初の理事は次の3人だった。

ラザフォード・ヘイズ大統領[在任1877-81年]
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ダニエル・コイト・ギルマン
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モーリス・K・ジェサップ(会計担当)


●「財団こそ世界権力への道」と気づいたジョン・D・ロックフェラー

「財団こそ世界権力への道」と気づいたジョン・D・ロックフェラーはピーボディ基金を模範とした。
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ロックフェラーと彼の「慈善担当役員」のフレデリック・T・ゲイツは「南部教育委員会」を設立し、ピーボディ基金とスレーター基金を合併した。その後、「一般教育委員会」を設立して、それ以前にあった3つの基金を吸収してしまった。

一般教育委員会の憲章は「人権・宗教・性の差別なく、合衆国の教育を促進することが当委員会の目的である」と述べている。その目的は、人種の混淆と性的差別の撤廃にあった。一般教育委員会の設立発起人には次の人々がいた。

ウィリアム・H・ボールドウィン2世(一般教育委員会初代理事長、ロングアイランド鉄道社長、以前にハリマンシフの共同事業であるユニオン・パシフィック鉄道に勤務)

フレデリック・T・ゲイツ(ロックフェラーの右腕)

ダニエル・コイト・ギルマン([1831-1908年]、ピーボディ基金とスレイター基金の副理事長、1872-75年カリフォルニア大学総長,1875-1901年ジョンズホプキンス大学初代総長、カーネギー協会の初代理事長[1901-04年]、ラッセル・セージ財団[金融事業家ラッセル・セージ[1816-1906年]の遺産7000万ドルの一部を未亡人マーガレット・オリビアが寄付して1907年に設立]とカーネギー協会の設立発起人)


●3つの財団の設立者ダニエル・ギルマンと秘密結社スカル&ボーンズとの関係

一人の人間がアメリカでもっとも影響力の大きい3つの財団の設立発起人だったということは、それぞれ独自の運営を行っているとされるこれらの財団が、常に少数の冷酷非情な人間たちによっていかに集中的に支配されてきたかを示している。

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ギルマンはふつう世界権力(秩序)の創立委員に数えられるが、そのわけはギルマンがアンドルー・ディクソン・ホワイト[1832-1918年。教育家・外交官、コーネル大学創立者・初代学長]とティモシー・ドワイト[1828-1916年。聖職者・教育家、1886-98年エール大学学長]とともに、秘密結社のドクロ団[スカル&ボーンズのこと。1832年に創立されたドイツのドクロ団の支部としてウィリアム・H・ラッセル[1809-85年]により1833年に創立]に資金を提供するため、1856年にエール大学にラッセル信託協会を設立したからである。

ドクロ団のメンバーはアメリカでロスチャイルドの隠れ蓑をつとめる中心人物となっている。

W・アヴェレル・ハリマンジョージ・ブッシュ、ナショナル・レヴュー誌の煽動家ウィリアム・バックリーが典型的なメンバーである。

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ノーマン・ドットもエール大出身だが、こういっている。

肩を叩かれてドクロ団へ入らないかと勧誘されたら、その後の人生で成功への心配は無用になるなるということは、エール大学では有名な話だった。

ラッセル信託の創立者3人のうち、ドワイトはエール大学の学長になった。鉄道成金の息子のホワイトは、ニューヨーク・タイムズ紙の記事によれば、莫大な額の遺産を相続して生活の心配をする必要がなかったという。コーネル大学の初代学長となり、政治学部創設のため大学に30万ドルを寄付した。アメリカ歴史協会[1884年に創設]の初代理事長をつとめ、1892-94年ロシア大使、1897-1902年ドイツ大使をつとめた。ホワイトはハーバート・フーヴァーフーヴァー研究所を設立するよう助言した。

しかしながら、われわれがもっとも関心があるのは創立者の第3人目ダニエル・コイト・ギルマンである。ジョン・デューイ[1859-1952年。プラグマティズム哲学者・教育者]にジョンズホプキンズ大学で集散主義教育理論を叩き込んだのはギルマンであった。デューイはシカゴ大学に移って教育学部長になり、その後コロンビア大学教育学部の学部長となった。
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両校とも世界のフェビアン社会主義[1884年にシドニー・ウェッブジョージ・B・ショーらがロンドンに設立した漸進的社会主義思想団体。第9章272ページ参照]の学校のなかで指導的な存在である。

こうしてギルマンは教え子のデューイを通じて、20世紀になってからもずっと、アメリカの教育を支配し続けたのである。

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ギルマンはまた、ジョンズホプキンズ大学の経済学部でリチャード・T・イリー[1854-1943年。経済学者、天然資源・公益企業の公有化を唱えた]を訓練した。このイリーはのちにウッドロー・ウィルソンを教えた。イリーの評によれば、ウィルソンは「並はずれて頭がいい」といわれた。

こうしてギルマンの影響力はイリーを経由してウッドロー・ウィルソンにおよんだが、ウィルソンこそ、わが国に連邦準備制度、所得税そして第一次世界大戦をもたらした人物である。

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●ベルリンでヘーゲルの決定論哲学を叩きこまれたラッセル信託協会の設立者たち

ラッセル信託協会を設立した3人は、アメリカ人だったが、ベルリン大学で教育を受けていた。ここでヘーゲルの決定論哲学を叩きこまれたのである。

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この教育・政治哲学の教えるところでは、あらかじめ決定された目標を達成するために人間を管理することができるし、管理しなければならないとされる。 (中略)

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一般教育委員会の創立者フレデリック・T・ゲイツは、同委員会の臨時報告書第一号に次のように書いている。

われわれの描く夢は、天然資源が無限にあり、人びとが完全な従順さでわれわれの言いなりになることである。
現在行われている教育慣習はわれわれの心から消え去り、そしてわれわれは伝統にとらわれることなく、感謝に満ちた物わかりのよい素朴な人びとにわれわれ自身の善意を施すのである。   


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世界権力のメンバーたちは、あらゆる人間を農奴と見なすのである。あまりにお目出たすぎて、自分たちが略奪され欺かれ奴隷にされていることに気づかないの者たちは、ただ軽蔑を買うだけだ。 


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by oninomae | 2008-03-09 07:02 | イルミナティ  

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