James Petras 「シオン権力と戦争」全訳紹介の紹介 2 イラク開戦理由隠蔽、対イラン戦争プロパガンダ
親イスラエルの権力構造はイランに対する攻撃のために、より激しいしつこさで戦いの太鼓を打つ。そして「軍事的な選択肢を予定表の上に置く」ために、共和党のホワイトハウスと同様に民主党の議会と大統領候補たちを上手に誘導する。公然たる戦争プロパガンダと並行して、リベラル派のイラク戦争批判者たちが、イスラエルが「本当はイラク戦争に反対した」などと主張する記事を発表している。ガレス・ポーター(Gareth Porter)、元CIA分析官レイ・マクガヴァン(Ray McGovern)、ウィルカーソン大佐(Colonel Wilkerson)(コリン・パウエルの補佐官)、ウルトラ・シオニスト・ネオコンであるマイケル・レディーン(Michael Ledeen)などなどの実に様々な著者が、イスラエルは米国にイランを攻撃してもらいたかったのでイラク戦争には反対したと叫ぶ。
他の者達は、イスラエルが米国にイラクへの侵略は中東にとって悲惨な結果を招くだろうと忠告していたと主張し、イランに向けてその秤を傾けながら対イラン攻撃は予想してきたことだと叫ぶ。こういったイスラエル免責者達は別の責任者達を指名するのだが、それはブッシュ-チェイニー-ラムズフェルドのライン、あるいは米国ネオコン(むしろシオン・コンとして知られる)であり、件の連中が主張することには、彼らはイスラエルと別に、あるいはこの地域におけるイスラエルの主導性を無視して、行動したというのである。
またそれとは別の見方もある。それによると、イスラエルが米国のイラクに対する攻撃を推し進め、戦争を考え付きプロパガンダを進めそして戦術を練るために、米国の親イスラエル信奉者達を通してその力で全てを行った、ということになる。こちらの見方は、シオン・コンたちがイスラエル国家の利益に反する行為は一切行わなかったことを認める。実際にイスラエルの高官たちは、米国政府、特にペンタゴンの特別計画局(the Office of Special Plans)の内部で米国内の手先達と共に、軍事攻撃を正当化する偽情報を流すために日々の作業に携わっていたのだ。もしも、我々がこれから示すように、イスラエルが米国を後押ししてイラクを攻撃させることに深く関わったとしたら、そして米国をイランに対する戦争に駆り立てる現行の偽情報キャンペーンの背後にいるのだとすれば、反戦勢力と米国世論は「イスラエル要因」に公然と立ち向かわなければならない。
我々は、こういったイスラエルの免責論が、主要に、この消耗させる血まみれの限りなき戦争に我々を操ったあのイスラエル第一主義者達から米国世論の怒りをそらさせようとする試みである、という主張を打ち上げたい。米国のイラク侵略に対するイスラエルの責任を免除することは、このユダヤ国家と米国内にいるその手先どもに対してイラクでの米軍の堕落に対するあらゆる非難からの逃亡を許し、イランに対する米国の新たな血まみれの攻撃を立ち上げることについて彼らに「道徳的に潔白な経歴」与えてしまうことになる。イスラエルが我々に植民地主義の不治の病に効く二重の薬を与えるかのように見るのはとんでもないことであり、その免責はイスラエルとその手先どもがイラク侵略と同じパターンの情報操作と二枚舌で我々をイランとの戦争に導くことを許してしまうのだ。ホワイトハウスと民主党の議会はイスラエルの声をこだまさせて、核攻撃の脅威を膨らませ、イランの指導者を悪魔化し、イラン亡命者を基盤にした暴力的な親米主義者達を訓練し資金を与え経済制裁を加え外交政策を「失敗」させることを通して散発的な戦闘行為を支援し、・・・、そして我々を新たな戦争に向かわせるのである。そのリベラル(シオン・リブ;Zion-lib=リベラル派シオニスト)が主導するイラク侵略での役割に対する責任免除を利用し、ジョセフ・リーバーマン上院議員のような忠実な伝令役の口を通して、シオニスト権力構造はイラクでの米国兵士の死についてイラン人を非難するのだ。
米国の若い兵士をイラクに送り込んで死なせたのは政府内外にいる好戦的なシオニストの高官たちではないが、それはイスラエル国家の命令で行ったことであり、米国民はそこにその怒りを直接に向けるべきだ。しかし実際にはイラン人たちがイラクの抵抗者たちに武器を与え訓練しているとして非難されている。イラクでの総崩れ状態の責任追及からイスラエルを外してイランを持ってくることは、イスラエルにその裏面を隠そうとする目的のために給仕するばかりか、より強大でより良く武装されたイラン人に対する新たな軍事的冒険に米国人を駆り立てることになるのだ。
イスラエルの免責者たちはその政治的背景や目的では決して一様ではない。一部のリベラルたちは強力なシオニストの反発を買うことに恐れをなし、米国でのイスラエル・ロビーの活動を覆い隠そうとするが、それは親イスラエル民主党議員の間での親近感を勝ち取り、イラク戦争に批判的なユダヤ人リベラルの富豪たちから経済的な支援を得るための方法である。民主党の議長であるハワード・ディーンは、2006年のテルアビブ訪問中に、新たなイスラエルの台本に従って、「米国は攻めるべき国を誤ったのだ!」と述べたのだ。
「イスラエル免責」作戦の代償は、イスラエルの戦略によって推進される侵略の連続の一部として我々をイランとの新たな戦争に連れて行くために、イスラエル第一主義のロビーが果す強力な役割を見過ごしてしまうことである。こういった狡賢い策略はバックファイアーを起こしつつある。民主党内のリベラルな親イスラエル集団の予断と偏見に働きかけたことで、イランに対するシオニスト主導のプロパガンダと好戦主義的な攻撃に反対するはっきりした反戦運動がちかごろ全く消えてしまっているのだ。
一部の反戦シオン・リブたちが、イラク侵略を推し進めたシオン・コン/イスラエルの政策立案者達から一定程度の距離を置こうとしていることに疑問の余地は無い。しかしこのことは新たなそしてより危険な軍事行動に対するいかなる反対姿勢から来るものでもないのだ。その逆にシオン・リブたちは、イランに対する新たなより攻撃的な戦争政策に有利になるように、信頼を失ったブッシュ-チェイニーのイラク政策を批判するのである。イスラエルと、地方レベルや国家レベルでのユダヤ組織およびキリスト教原理主義組織というイスラエルの伝動ベルトを免責することによって、リベラルたちは平和を求める同盟者を失ってきた。彼らは、米国国民と米軍内の一部によって次第に拒絶されつつあったイスラエルとその米国内の機関の強大な影響力をよみがえらせているのである。イラクにおける敗北状態に対して、ブッシュ/チェイニーおよび「ビッグ・オイル」内のその同盟者だけに責任を負わせ、イスラエルの役割を除外することによって、シオニスト権力構造と民主党にいるそのおべっか使いたち、リベラルな免責者たちは、中東での新たな戦争のサイクルに向かう道を開くのだ。
シオニストとイスラエルに同調する米国による差し迫った対イラン攻撃を防ぐために、我々は、米国をイラクへの攻撃に追い込んだ者達について、完璧に分かっていなければならないのである。
今回の翻訳に関連して、次の各拙稿もご参照ください。最初のものには元民主党大統領候補ウェズリー・クラーク将軍による重大な証言が書かれてあります。
http://www.asyura2.com/07/war90/msg/308.html
“我々はシリア、イラク、イランなど7カ国を5年以内に取り除くだろう”(911直後に米軍幹部)
http://www.asyura2.com/07/war95/msg/247.html
「イラク戦争政策を推進した委員会のほぼ全員がユダヤ人」ユダヤ人新聞(JTA)が認める
http://www.asyura2.com/07/war92/msg/661.html
世銀新総裁ゼーリック:1999年にウォルフォヴィッツと一緒にクリントンを脅迫してフセイン叩きを実行させたネオコン
http://www.asyura2.com/07/war96/msg/433.html
イラク3分割:シオニストの宿年の願望(The Cat’s Blog)
(第2回に続く。)↓
《石油のための戦争》論の虚構:J.ペトラス「シオン権力と戦争」全訳シリーズ②
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2007 年 11 月 12 日 23:15:39:
http://www.asyura2.com/07/war98/msg/129.html
《石油のための戦争》論の虚構:J.ペトラス「シオン権力と戦争」全訳シリーズ③
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2007 年 11 月 15 日 23:36:02: http://www.asyura2.com/07/war98/msg/185.html
《石油のための戦争》論の虚構:J.ペトラス「シオン権力と戦争」全訳シリーズ④
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2007 年 11 月 19 日 07:18:43:
http://www.asyura2.com/07/war98/msg/228.html
追記米国議会小委員会、9・11解明運動をテロリズムに等しいと見なす(Global Research)
http://www.asyura2.com/07/war98/msg/209.html
シオニスト・シンクタンクRAND Corporationやサイモン・ヴィゼンタール・センター出身者を含む「専門家」たちが、米国議会祖国安全保障小委員会の「テロリズムとインターネット」と名付ける公聴会で、米国議会を「9・11解明=テロ」とする方向に引きずり始めたようだ。
これがシオニスト=シオン・ファシストどものやり口だ。
これで万人に対して明らかになっただろうが、9・11真相解明を何としてでも妨害しなければならないのは、要するに、シオニスト=シオン・ファシストの犯罪を隠さねばならないからである。昨年スティーヴン・ジョーンズを「反ユダヤ主義」の烙印で大学から消し去ったシオン・ファシストどもは、インターネット上の9・11真相解明運動全体を消し去ろうとしている。自分で自分の正体を明らかにしているのだ。
巨大なシオン・ファシスト権力をバックにした真相解明つぶしが日本でも本格化するだろう。警戒せよ。
the James Petras website
http://petras.lahaine.org/
Zion-power and War: From Iraq to Iran. The Deadly Embrace
http://petras.lahaine.org/articulo.php?p=1713&more=1&c=1
参考
「ユダヤの告白」 P・ゴールドスタイン J・スタインバーグ 共著 宇野正美 訳 1 前書き、目次と序章 イラクのクウェート侵攻とは
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl01.htm
前にも述べましたが、「反フランキストユダヤ人によるフランキスト=シオニスト告発」といってよいもので、「世の中」がとてもよくわかります。
「ユダヤの告白」2 第二章 日本ヘの宣伝攻勢
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl02.htm
「ユダヤの告白」3 第三章 ターゲットをあぶり出せ
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl03.htm
「ユダヤの告白」4 第四章 ADLとCIAの癒着
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl04.htm
「ユダヤの告白」5 第五章 日本を操ったアイゼンバーグ
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl05.htm
ユダヤの告白」6 第二部 かくてアメリカは浸触された 第六章 ブナイ・ブリスの正体
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl06.htmより
ブナイ・ブリスの創設
一八○一年、ロンドンのスコティッシュ・ライトのグランド・マスターたちは、昔から継承されてきたスコティッシュ・ラィト・フリーメーソンの位階において第三十三階級に位置し、ソロモン神殿の家騎士団の団長からなる最高会議である、エルサレムの王子の大会議に、支部設立許可状を与えるという思いきった手段をとった。こうしてアメリカにおける最初のユダヤ人フリーメーソン支部は、南カロライナ州チャールストンに創設された。当然のことながらこの都市は、その後半世紀以上にもわたって合衆国に楯突く勢力の拠点となった。
このチャールストンにスコティッシュ・ライトの南部地域を管轄する本部が置かれた。この支部の最初のメンバーの中には、ダ・コスタ、コーエン、イスラエル・デ・リーべン、アイザック・へルド博士・モーゼス・リーバイ、ジョン・ミッチェル、フレデリック・ダラチョといった人々がいた。
そしてこれらのユダヤ人スコティッシュ・ライト・フリーメーソンの要職にあった者たちが、一八四三年にブナイ・ブリス(契約の子孫の結社)を設立したのである。ブナイ・ブリスの組織はフリーメーソンの「ロッジ」にならってつくられた。
プナイ・ブリスがつくられたのと時を同じくしてイギリスではシャフツべリ伯爵、スコティッシュ・ライト・フリーメーソンの最高位の座にあったパーマストン卿、モーゼス・モンテフィオーレ卿、それにナサニエル.ロスチャィルドといった人たちの後援によってパレスチナ植民協会が設立された。そのアメリカ支部であるパレスチナ在住困窮ユダヤ人救済北米協会は、アメリカのホフユーデンから集めた資金を、パレスチナに「ユダヤ人の国」を建設しようとする初めての植民計画に注ぎ込んだ。
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「第3次世界大戦のシナリオもすでに完成している」 他
http://www.asyura2.com/0601/revival1/msg/149.html
男の名はアルバート・パイク(1809~1891)。1857年に米国のサウスカロライナ州チャールストンでメーソンの最高位33階級になるや、AASR(古代客認スコットランド典礼)と米国イルナミティの全権責任者(グランド・マスター)にまで登り詰めた。のちに人は彼を「メーソンの教皇」と呼ぶ。そのメーソンの教皇が、マッチーニに送った秘密の書簡ーー。そこには恐るべきことが書かれていた。
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リンカーン大統領の暗殺
シャフツべリ伯爵は当時、アメリカのホフユーデン(「宮廷」ユダヤ人)の資金を利用しようとするイギリスの寡頭政治家たちの巧妙なやり口について、さも満足そうに、次のように記している。
「ユダヤ人はその地に対し古えの想い出と深い愛着の念を持っている。・・・・彼らはほとんどいたるところに住んでおり、各々に勝手な規律のもとで暮らしており、政治には全く無関心で、忍従と自己否定にすっかり慣れきってしまった人々が辛うじて手にし得る楽しみだけを喜びとして生きている。・・・・彼らは現に存在する政府にはそれがいかなるものであっても従い、自分たちで何か別の考えを持っということもない。そして専制政治に対しても、いかなる地にあっても絶対服従する訓練はできている」
スコティシュ・ライトやロンドン側のホフユーデン組織からすれば、アメリカにブナイ・ブリス、別名契約の子孫の結社を設立する目的は、南部諸州を合衆国から脱退させ、間もなく仕掛ける北軍への全面攻撃に備えてユダヤ人フリーメーソンの基盤を拡げることにあった。こうして南北戦争が始まり、アブラハム・リンカーン大統領が暗殺される(1865)ことになった。ブナイ・ブリスが奴隷所有者の一派に属しリンカーン暗殺にかかわっていたことは、まぎれもない歴史上の事実であるが、そのことは身内の者たちにも知らされていなかった。
ブナイ・ブリスはフリーメーソンの集団だなどと言おうものなら、今日では反ユダヤ主義者のレッテルを貼られるのがオチだ。しかし、設立当時においては、ブナイ・ブリスがスコティッシュ・ライトの組織を範としてつくられたものであることは公然の事実だった。
ブナイ・ブリスが設立されて間もない頃、その公式機関紙「メノラー」の中で次のようないきさつが紹介されている。
「ブナイ・ブリスとスコティッシュ・ライトの間では頻繁に会合が行われていたし、その構成員の中には当時存在していたフリーメーソンや秘密相互扶助団体のオッド・フェローズといった慈善団体にも加盟していた人が何名かいた。そこで、彼らの間で『ユダヤ人の思想』に基づいてこれらと同じような組織をつくるのが一番よいとの結論に達した。ユダヤ人の宗教の中には秘密結社にも見られる同じ儀式やしきたりが数多くある。たとえばシナゴーグは支部の集会場に該当し、昔は日に二回使用された。友人を見つけたいと思うユダヤ人が行く場所といえばそこしかなかったし、また決められた動作や合い言葉を使って自分の意志を相手に伝えるしかなかった。・・・・その動作とは両手による特殊な握手の仕方だったし、決まった言葉というのはシャローム・アラへンという呪文だった。戸口の側柱に掛けられたメズザは互いの目印であったし、シェマ・イスラエル(聞け、おおイスラエル)という語が彼らの合い言葉であった」
「ユダヤの告白」7 第七章 ブナイ・ブリスの秘密部門ADL
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl07.htm
「ユダヤの告白」8 第八章 上納か、「反ユダヤ」の烙印か
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl08.htm
「ユダヤの告白」9 第九章 コインの両面、人権と組織犯罪
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl09.htm
「ユダヤの告白」10 第十章 犯罪シンジケートへのイスラエル囲い込み
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl10.htm
「ユダヤの告白」11 第十一章 テロの黒幕ADL
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl11.htm
「ユダヤの告白」12 終章 アメリカ骨抜き作戦
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl12.htm
by oninomae | 2007-11-16 19:35 | イルミナティとシオニズム