今日も元気か?プロザック
フルオキセチン wiki
フルオキセチン (Fluoxetine) はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の1つである。塩酸塩(Fluoxetine HCl)は、商品名プロザック® (Prozac®) としてアメリカのイーライリリー・アンド・カンパニー社からカプセル剤が発売されている。
(中略)
うつ病患者でない人が服用しても自信が高まったり、積極的な性格になるといった効能があることで、日本でも個人輸入する人は少なくない。が、その後自殺を誘発させる可能性もあるという副作用に関する説も出ている。主な副作用としては、吐き気(21.1%)、頭痛(20.9%)、神経痛(14.9%)など。日本では2007年2月現在、未承認薬。
SSRI
http://ja.wikipedia.org/wiki/SSRI
セロトニン神経系
http://physi1-05.med.toho-u.ac.jp/system_neuro/serotonin/index.html
セロトニン
うつ病教室
http://www.utu-net.com/utur/treat02.html
プロザック/フルニル/ゾロフト
http://www.nzp.cc/htm/prozac.htm
強さの順位
成分名(製品名):
パロキセチン(アロパックス(パクシル)) wiki
パロキセチン(塩酸パロキセチン水和物、Paroxetine)は、イギリスのグラクソ・スミスクライン社(旧 スミスクライン・ビーチャム)で開発された選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)である。 同社より「パキシル」という商品名で発売されている。
パキシル服用に伴う、重大な副作用
http://www.paxil1.net/side-effect.html
1. セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、錯乱、幻覚、反射亢進、ミオクロヌス、発汗、戦慄、頻脈、振戦等)
2. 悪性症候群(無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等)
3. 錯乱、幻覚、せん妄、痙攣
4. 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(主に高齢者において、低ナトリウム血症、痙攣等)
5. 重篤な肝機能障害」
これじゃあ、何をしているのか??
>サートラリン(ゾロフト) wiki
塩酸セルトラリン(sertraline hydrochloride)としてゾロフト(Zoloft)の商品名でファイザー(Pfizer)より販売されている。日本においては、ジェイゾロフトとの商標で2006年7月7日より薬価収載されている。(ファイザーはこれで転けている)
>フルボキサミン(ルボックス、デブロメール)
日本では「デプロメール®」(明治製菓)「ルボックス®」(アステラス製薬、発売当時は藤沢薬品工業)の商標で販売されている。
http://health.goo.ne.jp/medicine/search/994_3/so/0/indexdetail.html
重大な副作用
(1)せん妄,錯乱,幻覚,妄想,けいれんなどがおこることがあります。
(2)不安,発汗,反射亢進,戦慄,頻脈,ふるえ,発熱,協調異常などのセロトニン症候群がおこることがあります。水分を十分に補給して,すぐに処方医に連絡してください(炭酸リチウムまたは他のセロトニン作用薬との併用でおこりやすい)。
(3)悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)(緘黙=無言症),強度の筋強剛,嚥下(えんげ)困難,頻脈,発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら,水分の補給,体を冷やすなどして,ただちに処方医へ連絡してください。高熱が続き,意識障害,呼吸困難,脱水症状,急性腎不全へと移行して死亡した例が報告されています。
(4)低ナトリウム血症,けいれん,意識障害などを伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)がおこることがあります。
(5)ショック,アナフィラキシー様症状がおこることがあります。
(6)[フルボキサミン,ミルナシプラン]白血球減少,血小板減少がおこることがあります。
(7)[フルボキサミン,パロキセチン]肝機能障害や黄疸が現れることがあります。
(8)[ミルナシプラン]発熱,紅斑,かゆみ,眼充血,口内炎などで始まる皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)などの重い皮膚障害が現れることがあります。
だそうで。
>フルオキセチン(プロザック)
プロザックの秘密
http://adbusters.cool.ne.jp/prozac.htm
Glaxo Faces Criminal Action In UK Over 'Suicide' Pills - Paxil
http://www.rense.com/general53/pax.htm
SSRIと自殺を巡る論争 デイビィッド・ヒーリー教授来日講演会より
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2716dir/n2716_07.htm
抗うつ薬の功罪―SSRI論争と訴訟 デイヴィッド ヒーリー、David Healy、谷垣 暁美、 田島 治 (単行本 - 2005/8)
抗うつ薬の時代―うつ病治療薬の光と影 デーヴィッド ヒーリー、David Healy、林 建郎、 田島 治 (単行本 - 2004/2)
暴走するクスリ?―抗うつ剤と善意の陰謀 チャールズ・メダワー、アニタ・ハードン、吉田 篤夫、 浜 六郎 (単行本 - 2005/12)
脳にもっと栄養を!うつな気分は食事で治る―脳と食べ物と心の関係 高田 明和 (単行本 - 2005/12)
心の病は食事で治す (PHP新書) 生田 哲 (新書 - 2005/2/16)
「うつ」を克服する最善の方法―抗うつ薬SSRIに頼らず生きる (講談社プラスアルファ新書) 生田 哲 (単行本 - 2005/11)
「うつ」は食べて治す 生田 哲 (単行本(ソフトカバー) - 2007/1/25)
参考
Barton DA, Dawood T, Lambert EA, Esler MD, Haikerwal D, Brenchley C, Socratous F, Kaye DM, Schlaich MP, Hickie I, Lambert GW.
Sympathetic activity in major depressive disorder: identifying those at increased cardiac risk?
J Hypertens. 2007 Oct;25(10):2117-2124.
PMID: 17885556 [PubMed - as supplied by publisher]
Gibbons RD, Brown CH, Hur K, Marcus SM, Bhaumik DK, Erkens JA, Herings RM, Mann JJ.
Early evidence on the effects of regulators' suicidality warnings on SSRI prescriptions and suicide in children and adolescents.
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PMID: 17728420 [PubMed - in process]
Toh S, Garcia Rodriguez LA, Hernandez-Diaz S.
Use of antidepressants and risk of lung cancer.
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PMID: 17682831 [PubMed - as supplied by publisher]
Coogan PF, Strom BL, Rosenberg L.
SSRI use and breast cancer risk by hormone receptor status.
Breast Cancer Res Treat. 2007 Jul 19; [Epub ahead of print]
PMID: 17638067 [PubMed - as supplied by publisher]
Gibbons RD, Brown CH, Hur K, Marcus SM, Bhaumik DK, Mann JJ.
Relationship between antidepressants and suicide attempts: an analysis of the Veterans Health Administration data sets.
Am J Psychiatry. 2007 Jul;164(7):1044-9.
PMID: 17606656 [PubMed - indexed for MEDLINE]
Alwan S, Reefhuis J, Rasmussen SA, Olney RS, Friedman JM; National Birth Defects Prevention Study.
Use of selective serotonin-reuptake inhibitors in pregnancy and the risk of birth defects.
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PMID: 17596602 [PubMed - indexed for MEDLINE]
Louik C, Lin AE, Werler MM, Hernandez-Diaz S, Mitchell AA.
First-trimester use of selective serotonin-reuptake inhibitors and the risk of birth defects.
N Engl J Med. 2007 Jun 28;356(26):2675-83.
PMID: 17596601 [PubMed - indexed for MEDLINE]
Norgaard M, Jacobsen J, Gasse C, Pedersen L, Mortensen PB, Sorensen HT.
Selective serotonin reuptake inhibitors and risk of acute pancreatitis: a population-based case-control study.
J Clin Psychopharmacol. 2007 Jun;27(3):259-62.
PMID: 17502772 [PubMed - indexed for MEDLINE]
その他多数
緊急寄稿「バージニア工科大学乱射事件に犯人を駆り立てた背景」http://news.livedoor.com/article/detail/3140412/
2007年04月28日11時25分
筆者・生田哲(薬学博士)
1955年生。東京薬科大学卒。がん、糖尿病,遺伝子研究で有名なシティオブホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経てイリノイ工科大学助教授(化学科)。
今回の事件、そしてわが国でも少年や青年による凶悪事件が後を絶たない中、さまざまな動機等が出ているが、筆者がつい先日出した『インフォドラッグーー子どもの脳をあやつる情報操作』(PHP新書)は、テレビゲームが覚せい剤同様、脳内ドーパミンを大量に放出、ゲーム依存症にさせ、脳と心に深刻なダメージを与えることがあるとの説を取り上げ、大きな反響を呼んでいる。
コロンバイン高校射事件犯人を「殉教者」と称えていた犯人
2007年4月16日、ふだんは静かなバージニア工科大学のキャンパスで、突如として乱射事件が発生した。合計32人もの犠牲者を生み全米で最大規模 の乱射事件となった。
犯人のチョ・スンヒは同学の学生で23歳。事件の経過はこうだ。彼は、午前7時15分、寮の4階で2人を射殺した後、自分の寮にもどる。そして、近くの郵便局で犯行声明のビデオの入った小包をNBCニュースあてに送る。
午前9時45分、寮から校舎に移動し、授業中の2階の教室をまわり、銃を乱射する。30人を射殺した後に、自ら命を絶った。
死んだふりをすることで惨劇から生き残った学生の1人は、「犯人はなんの表情もなく、うつろな目で撃ちまくった」と語る。
小包に入っていた声明ビデオには、自分のように「弱くて無防備な人々」を犯し、辱め、いたぶってきた「キリスト教の犯罪者たち」に報復を誓っている。
また、犯人は裕福な学生も気に食わなかったようで、「おまえらは欲しいものは何でも手に入れる。ベンツだけじゃ足りないって? 金のネックレスじゃ不満か?」などと罵倒している。
そしてコロンバイン高校乱射事件の犯人「エリックとディラン」の名前をあげ、「殉教者」とたたえてもいる。彼は、8年前に発生したコロンバイン高校乱射事件の影響を強く受けていたのである。
1989年4月20日、コロラド州デンバー郊外のリトルトン市という静かな住宅地にあるコロンバイン高校で銃乱射事件が発生した。同校のカフェテリアで、2人の男が、突然、ライフルの乱射をはじめた。2人は、同校2年生のエリック・ハリス(18歳)とダイラン・クレボード(17歳)。彼らは生徒12人と教師1人の合計13人を殺害、さらに23人に重傷を負わせた。犯行後ふたりとも銃で自殺した。
(写真=「毎日新聞」4月17日夕刊)
抗うつ薬SSRIを服用
コロンバイン高校乱射事件で注目すべき点が2つある。まず、最初は抗うつ薬SSRIの服用である。
犯行のリーダー役とされるエリックは、事件の1年前の1988年4月から翌年3月までに合計10回、医師からSSRIのルボックスを処方されていた。
そして解剖によってエリックの体内から大量のルボックスが見つかっている。彼は間違いなくSSRIを服用していたのだ。 一方、もうひとりの犯人ダイランについては医学的な記録は封印されたままであるから、薬の服用の有無、あるいは、どんな薬を服用していたのかは不明である。しかし、彼はエリックといっしょにキレやすい少年を対象にした「怒りのマネージメント・クラス」の受講生にひとりであった。そして「怒りのマネージメント・クラス」の参加者のほぼ全員が抗うつ薬を服用させられるのが現状であるから、ダイランもSSRIを飲んでいた可能性が極めて高い。
SSRIは「うつを改善する」という触れ込みの抗うつ薬で、アメリカでも日本でも飛ぶように売れている。その代表が、プロザック(日本では販売していない)、パキシル、ゾロフト、ルボックスである。
SSRIを一言で表現するとこうなる。「脳内のセロトニン不足が原因で鬱病が起こるという仮説(セロトニン仮説)にもとづき、脳内に存在するセロトニンをより効率的に使うための薬である。
要するに、うつは、脳の興奮が不足した状態と考えられるから、セロトニンをより効率的に使うことで、興奮の程度を少し高めてやれば、うつは回復するという仮説なのである。
SSRIの錠剤を口に含むと脳が興奮し、眠気が消える、エネルギーに満ちた気分になる、爽快感があるなどのプラス効果があらわれるのだが、その一方で、不安になる、動揺する、落ち着きがなくなる、イライラする、うつや自殺願望を引き起こす、人を暴力犯罪にかりたてるなどがあげられる。この詳細は拙著「うつを克服する最善の方法」(講談社+α新書)で述べた。
SSRIが暴力を助長したと思われる悲惨な事件はこれまで報告されただけで、すでに1000件を越えているのである。
SSRIの作用も副作用も覚せい剤とほぼ同じなのは、脳を興奮させるしくみが両者でほぼ同じなのだから、当然の結果というほかない。SSRIは脳を異常なまでに興奮させる危険な薬であり、うつの治療に使うべきではない。
追記 (2007.10.9)
中1の1割が『うつ』 『自殺と関係』、対策急務
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007100902054970.html
2007年10月9日 朝刊
小学四年-中学一年の一般児童・生徒七百三十八人に、医師が面接して診断した北海道大研究チームの調査で、うつ病とそううつ病の有病率が計4・2%に上ったことが八日、分かった。これまで質問紙を郵送する方式では例があるが、医師が面接する大規模な疫学調査は国内初という。
有病率は、中学一年(総数百二十二人)に限ると10・7%に上った。研究チームの伝田健三・北大大学院准教授(精神医学)は「これほど高いとは驚きだ。これまで子供のうつは見過ごされてきたが、自殺との関係も深く、対策を真剣に考えていく必要がある」としている。
調査は今年四-九月に北海道内の小学四年から中学一年までの児童、生徒計七百三十八人(男子三百八十二人、女子三百五十六人)を対象に実施。調査への協力が得られた小学校八校、中学校二校にそれぞれ四-六人の精神科医が出向き問診、小児・思春期用の基準などに基づき診断した。
それによると、軽症のものも含めうつ病と診断されたのは全体の3・1%、そううつ病が1・1%。
学年別にみると、小学四年で1・6%、同五年2・1%、同六年4・2%と学年が上がるほど割合が高くなった。
就寝・起床時間や一日のうちに外で遊ぶ時間、テレビ視聴時間、ゲームをする時間、朝食を取るかどうか、など生活スタイルについても尋ねたが、分析の結果、関連はみられなかった。
これとは別に、高機能自閉症などの「高機能広汎性発達障害」や、注意欠陥多動性障害(ADHD)が疑われたケースが2・6%あったが、日常生活や発達歴に関する情報がないため明確な診断には至らなかった。
うつ病やそううつ病と診断された児童、生徒の親らには、症状に応じて医療機関の受診を勧めるなどしたという。
調査結果は十二日から徳島市で開かれる日本精神科診断学会と、三十日から盛岡市で開かれる日本児童青年精神医学会で発表する。
++
日本人窮乏化->家庭での人間関係悪化、食事内容の悪化、学校・社会での人間関係悪化等が主たる原因と推測される。もっといえば、公正さが無く、ただ命令するアメリカ化が原因じゃないのか?
対策って、まさか「ルボックス」「デプロメール」をなんて言うんじゃないだろうね?それとも、「もっと強権監理を!」って?
by oninomae | 2007-09-30 20:35 | 有毒化学物質