白燐(白リン)
ワシントン反戦デモ (15日)
参考
米軍による白燐弾使用の実態についてのまとめサイト
http://www6.ocn.ne.jp/~boogie/white_phosphorus_weapons.htm
白リン弾/白燐弾「Willy Pete
http://www9.plala.or.jp/rescue/11.html
『白リン弾/白燐(黄燐)弾(WP/White Phosphorus)』:軍事隠語『Willy Pete』
「白リン弾(白燐弾)は、第二次大戦中のアメリカ軍沖縄上陸作戦において、日本軍の地下壕攻撃に使用された」
国防省(DoD/通称:ペンタゴン)が使用を認めた。アメリカは、白リン弾やナパーム弾のような焼夷兵器を一般市民の居住地域で使用することを禁じている国連特定通常兵器禁止条約に署名していないため、国際条約違反ではないと主張している。その一方で、2003年以降のアメリカは、特殊兵器を使用した各戦闘地域の土壌を数キロに渡って運び出している。
『白リンは基本的に、皮膚、酸素、水に反応する』
白リン弾を使用した場合、乾燥地帯では炸裂と同時に白リンの雲が発火しない状態で、約150~200メートルの範囲に広がる。その際、雲状になった粉(湿気の多い地域では、雨状の物質)になる。その白リンの粉は、防御マスクのゴムを通過して顔まで届く。そして、人体(湿気)に触れたとたんに発火する。白リンの雲になった粉を吸い込んだ場合は、口・のど・気管・肺(内部には湿気がある)・目・鼻(内部)・耳(内部)で、発火し焼き尽くして人体を内部から溶かしていく。また、のどと肺に水泡ができて呼吸できない(Phossy Jaw)症状で呼吸困難に陥る。燃焼温度は、5000度(華氏5000度、摂氏約2780度)にも達する。
唯一の対処方法は、湿った泥で燃焼部位を覆って、燃焼速度を遅らせることしかない。水を掛けても問題なく燃え続ける化学兵器である。それから、着衣・靴などが燃えないで残るという特徴を持っている。(安全な赤燐/赤リンは、マッチに使用されている)
アメリカ軍が、イラクのファルージャ包囲攻撃、ジョラン地区、アシュ・シュハダ地区、アル・ジュバイル地区で、この白リン弾を無差別に使用している。その他の化学兵器とクラスター爆弾も激しく投下されている。モスク内部でも、無抵抗の一般市民をアメリカ兵が虐殺している。
アメリカは、人間の尊厳や人道法の最低最小限の基準でさえ従っていない。アメリカの犯罪行為は、これらの絶望的な現実を通して、世界各国の政府と市民から非難され続けている。それでも犯罪行為をやめず、撤収もしないと公言しているアメリカの動向は、史上最悪の独裁国家であることを証明している。
by oninomae | 2007-09-16 06:25 | ホロコースト