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イルミナティ教団:その起源、その方法、そして世界の出来事に対するその影響  by VC 3

アメリカでの伝播

アメリカの建国の父のほとんどは、フリーメーソン、薔薇十字会員、あるいはその他であれ、秘密結社の一部であった。彼らのうちの何人かは、ヨーロッパを旅し、よくイルミナティの教義に精通していた。

ババリア・イルミナティが公然と活躍していた時、1776年から1785年に、ベンジャミン・フランクリン[Benjamin Franklin, 1706-90]は、フランスへの米国の大使としてパリにいた。彼の滞在の間に、彼はフランス大東社に付属したLes Neufs Soeursロッジのグランドマスターになった。このメーソン組織は、ババリア・イルミナティのフランス本部になってきたと言われた。それは、アメリカ革命のためのフランスの支援を組織することに特に影響力があったし、また後には、フランス革命に向けたプロセスの一部であった。

1799年、ドイツ首相G.W. スナイダー[G.W. Snyder]が、「すべての政府と宗教を打倒する」イルミナティの計画をジョージ·ワシントン[George Washington, 1732-99]に警告した時、ワシントンは彼が「イルミナティの極悪で危険な計画と教義の多く」を聞いたことがあると答えた。彼はしかし、以下のように述べて、彼の手紙を結論づけた:「私はそれにもかかわらず信じています、この国のロッジのいずれもイルミナティ結社のものとみなされる原則で汚染されていないことを。」

一ヶ月後に書いたスナイダーへのもう一通の別の手紙中で、ワシントンは、その話題について続けた:

「それを疑うことは私の意図ではありませんでした、イルミナティの教義とジャコバン主義の原則は、米国では普及してきませんでした。逆に、私よりもこの事実に真に満足しているものは誰もいないでしょう。私が伝えようと意図した考えは、この国におけるフリーメーソンのロッジが、結社として、前者の極悪非道な教義、あるいは後者の悪質な原則(もしそれらが分離を受け入れる余地があるならば)を伝播するために努力してきたとは考えていなかったことです。それらの個人たちはそれを行ってきたかもしれないこと、あるいは創設者、あるいは創立するために使用される手段、合州国における民主主義社会は、これらの目的を持っていたかもしれず;そして、実際に視野内の彼らの政府からの人々の分離を有していたことは、疑問視されるにはあまりにも明白です。」

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イルミナティに関してジョージ・ワシントンが書いたオリジナルの手紙の一部


この手紙から判断すると、ジョージ・ワシントンは明らかにイルミナティの教義をよく知っていた、そして、もし彼が、合州国のメーソン機関がその教義を伝播していることを信じていなかったとしても、彼は個人たちがその努力を引き受けているかもしれないことを認めている。 ババリア・イルミナティに倣って。


今日では、用語イルミナティは、単一の世界通貨の発行、単一の世界宗教を伴う単一世界政府の創出に向けて取り組んでいる、強力な個人の小集団を大まかに記述するために使用されている。 このグループが、原初のババリア・イルミナティから直接由来するかどうか、あるいはそれがイルミナティという用語を使っているかさえ、判断することは難しいが、その教義と手段は、それを完璧に継続している。上述したように、オカルトエリートを記述するために使用される名前は変化し得る。そして、究極的には、名前は関係ない;認識される必要があることは、何世紀にもわたって存在してきた底流である

マンリー・P・ホールによれば、ババリア・イルミナティは、彼が「普遍同胞団」、過去のほとんどのヘルメス主義秘密結社の「源」にある不可視の教団、と呼ぶものの一部であった。それは、世界的規模の錬金術過程を通して人類を案内しながら、人類の変革に向けて何世紀にもわたって取り組んできた。錬金術の偉大な仕事が卑金属を金に変換することを探求するのと同じやり方で、それは世界の同様な変態に向けて努力すると主張している。

ホールによると、普遍同胞団は時としてそれ自体が姿を現したが、ただし異なる名前と象徴の装いの下にであった。これはテンプル騎士団、フリーメーソン、薔薇十字会、そしてイルミナティが、遙かにより深くそしてより強力な潜在勢力の一時的顕現であることを意味するだろう。しかしながら、人間は、元来貪欲と権力への強い欲望に対して弱いものであるので、 これらの運動はしばしば腐敗し、そしてより多くの権力と物質的利益のために大衆に対して共謀することに終わる。

「確かに、イルミニズムの表面の下、その言葉の最も秘儀的な意味において、密教的なものの底流があった。この点では、その教団はテンプル騎士団の足跡を正確に辿っていた。テンプル騎士団員たちは、十字軍の後にヨーロッパに戻った。彼らとともに、一部はレバノンの晶洞から、また一部はアラムート山の老魔術師ハサン・イブン・アル・サバーの弟子たちから収集してきた東洋のオカルト伝承知識の特選断片の数々を持ち来たりながら。

もしイルミニズムの表面の下に流れる深く不可思議な流れがあったとしても、ヴァイスハウプトがカスタリアの春ではなかったことは確かである。おそらく、イルミナティのユリと薔薇十字会のバラは、自然の奇跡による、同じ茎からの流れであった。古い象徴表現はこれを示唆するだろうし、古代の象徴(目印)を無視することは必ずしも賢明ではない。既知の事実の明白でかつ自然な要件を満たしている唯一の説明がある。イルミナティは、遠い昔の系統を引いてきた、そして、インゴルシュタットの人間主義者たちの間で、短時間自身を明らかにした密教的伝統の一部であった。『空中の植物』の花の一つがそこにあったが、しかしその根は遠くより良き地面の中にあった。」 19



ホールは、イルミナティが、ヴァイスハウプトの教団の出現のずっと前に存在していたし、そしてそれは今日も存在している、と結論付けている。イルミナティがその最大の勝利を実現したのは、敗北と破壊の装いの下であった

「ヴァイスハウプトは、より高い原因の忠実な僕として登場した。彼の背後で、秘密学派の複雑な機構が動いた。いつものように、彼らは自分たちの全重量をいかなる腐りやすい機関にも信用して預けることはなかった。ババリア・イルミナティの物理的な歴史は、ほんの12年の期間にわたるものだった。したがって、この運動がヨーロッパの政治生活で引き起こした深い波紋を理解することは困難である。我々は、このババリアの集団が大規模な複合設計のほんの一断片であったとの認識を余儀なくされている。

そのイルミニスト教団の高位階の会員たちを発見するためのすべての努力は成功していない。それ故に、これらのより高い位階はヴァイスハウプトおよびフォン・クニッゲの心の中を除いて存在していなかったと仮定することが慣例となってきた。完全に未知のままでいることを決意した人間たちの強力な一団が、ヴァイスハウプトの背後で動き、そしてそれ自身の活動のための覆いとして彼を前面に押し出したことも同様に可能ではないか?

イルミニズムの理想は、それらが古代の異教の秘儀中に見出されるように、ヴァイスハウプトが生まれたときには古いもので、そしてこれらの念願の信念が彼のババリアの実験で消滅したとは考えにくい。1785年に未完成だった仕事は、1950年に未完成のままに留まっている。密教的教団は、それらを存在に至らせるその目的が成就されるまで、消滅しないだろう。組織は滅びるかもしれないが、大いなる学校は、破壊できない。」  20


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米国の国璽は、ギザの未完成の大ピラミッド、密教教団の未完成作品:新世界秩序の象徴を主役にしている。その国璽はフランクリン·デラノ·ルーズベルト、第32階位フリーメーソンにしてピュトンの騎士によってアメリカドル札上に採択された。マンリー・P・ホール

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今日のイルミナティ

もしイルミニストのアジェンダが今も生きているなら、それはどのような形をとるのか?密教的、精神的な観点から、OTO(Ordo Templi Orientis)のようないくつかの近代的な秘密結社は、イルミニズムの相続人であると主張してきた。

他の研究者たちは、イルミナティを形成するフリーメーソン団の33「可視」位階以上の隠された位階が存在すると述べた。それらは、定義により、秘密であるので、これらの位階についての詳細を得ることは極めて困難である。

現代のイルミニズムの政治的側面は、大いにもっと可視であり、そしてその計画は明白である。ますます一つの限定的な、そして集中した集団が、重要な意思決定や方針の作成を委託されている。選挙で選ばれた担当官たちの上で行動している国際委員会や組織が今日、グローバルレベルで適用される社会的、経済的なポリシーを作り出している。

この現象は世界の歴史の中でかなり新しい。、王国や国民国家よりもむしろ、世界のエリートからなる非選出の影の政府が、徐々に世界権力の中心になってきているからである。

「もう一つ別の政治的な面には、外交問題評議会あるいは世界経済フォーラムの参加者たちのようなイデオロギー集団がある。ここでは我々は、政治、ビジネス、金融、教育、そしてメディアの首脳陣たちを見いだす。彼らはグローバルソリューションの価値の信念を共有し;高い権威と影響力の地位にあり;そして、その集団の中枢との関与の異なるレベルを代表している。ほとんどのメンバーたちは単純に、他のよく知られた著名人たちと交際する機会を歓迎し、そして、会員資格あるいは出席者権限を提供されて光栄に思う。しかし、そのような集団の最高レベルでのイデオロギーは、専門家や立案者の階級によって管理運営され、中央的に組織化された社会的、政治制度の運営を委託される予定の世界政府を支持している。メンバーたちは、特定の多国籍な政治的、経済的政策への考慮すべき声を付け加えるように説得されるかもしれないが、彼らは、その中枢の長期的な野望に支持的では(あるいは気づいてさえ)ないかもしれない。これらの集団がかなり頻繁に秘密裏に彼らの会議を開催する一方で、彼らのメンバーシップのリストは、一つの公的記録事項である。偽装されているのは、中心アジェンダである。」 21


主たるエリート集団と協議会は、以下のとおりである:国際危機グループ、外交問題評議会、世界経済フォーラム、ブルッキングス研究所チャタム·ハウス三極委員会、そしてビルダーバーググループ

ボヘミアン・クラブは、奇妙な式典や儀式で強調される世界エリートの集会を開催することで知られている。そのクラブの記章は、ババリア・イルミナティのミネルヴァルの標章に見られるものと類似したフクロウである。


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ボヘミアン·クラブの記章


もし人が、これらの排他的クラブの会員や参加者たちを慎重に調べるならば、人はそれらがその時代の最も権力ある政治家、経営者、そして知識人たちを、有名な名前を持つあまり知られていない個人と、連合させていることに気付くだろう。彼らは、銀行システム、石油産業、そしてマスメディアのような現代経済の死活的な側面を乗っ取ることによって権力に上昇した強力な王朝の子孫たちである。彼らは、1913年の連邦準備金制度の創設などのゲームを変更する事件に関係してきた。この法律は、米国の銀行システムを、少数のエリート団体の掌中に手に置いて、完全に変更した。

この証明は、1982年の裁判所の決定である。それはこう述べた。「準備銀行は、FTCA [連邦不法行為請求権法]のための連邦の手段ではなく、独立した私的に所有された、そして局所的に制御された企業である。」

彼の著書『イルミナティの血流』で、賛否両論の作者フリッツ・スプリングマイヤーは、今日のイルミナティは、元祖のババリア・イルミナティに近いかあるいは遠い関係を持っていた13の強力な家族の子孫たちから形成されていると主張している。

スプリングマイヤーによれば、 13血流は以下のとおりである:アスター家、バンディ家 、コリンズ家、デュポン家、フリーマン家、ケネディ家、李家、オナシス家、レイノルズ家、ロックフェラー家、ロスチャイルド家、ラッセル家、ヴァン・ダイン家 。 22 (訳注:この並べ方の場合、ウォーバーグ家、オッペンハイマー家、ゴールドスミス家、シッフ家、カーン家等はみな「ロスチャイルド家」に含めて考えねばならないでしょう。シンクレア家、タクシス家やブロンフマン家もかな?また、オナシス家は一代限り認定でしょう)

彼らが所有する物質的及び政治的資源のおかげで、これらの家族の一部が、今日の世界で大きな力を持っていることは疑いない。彼らは我々が今日イルミナティと呼ぶものの中核を形成しているように見える。しかしながら、彼らは新世界秩序を作り出すために共謀しているか?以下は、いくつかの疑問に答えるかもしれない、デイヴィッド・ロックフェラーの回想録からの引用である:

「一世紀以上の間、政治的なスペクトルのいずれの極にせよイデオロギー的な過激派たちは、我々がアメリカの政治・経済的制度に行使したと彼らの主張する過度の影響力についてロックフェラー家を攻撃するために、私のカストロとの接触のような広く報道されている出来事に飛びついてきた。 一 部では、我々がアメリカ合衆国の最善の利益に反して作業している秘密結社の一部であると信じていさえする。私の一族と私が「国際主義者」で、一つのより統 合された地球規模の政治的・経済的構造-もしあなたが望むならワン・ワールド、を建設するために世界中の他の者たちと共謀していると性格付けながら。 もしそれが罪であるなら、私は有罪であるし、私はそれを誇りに思うでしょう。」 23


おわりに

イルミナティの物語は、抑圧されるかあるいは露呈するか、すっぱ抜かれるかあるいは暴露されるか、嘲笑されるかあるいは誇張されるか、幾度となく。すべては、著者の論点、そして彼らが「擁護者」であるかあるいは「批判者」であるかどうかに依存している。

常に秘密であることを意図されてきた一団についての完全な真実を得ることは、かなりの挑戦であり、そして人は、作り事から事実を区別するために、多くの判断力と識別力を働かせる必要がある。

イルミナティに関係するすべての質問に答えることはできないので、この記事は、単純にその教団のより正確な像を描いて、それに関連する重要な事実を提示しようとした。

今日の政治的雰囲気は、ヴァイスハウプトとアメリカの建国の父の時代とは全く異なるが、まだ多くの類似点が残っている。ババリアのイルミニストたちは、その称するところによれば、バチカンの政治的、宗教的弾圧を非難しながら、新種の抑圧が具体化しつつある。

民主主義が単一世界政府に合流し、プライバシーや自由が「セキュリティ」とハイテク監視に置き換えられ、学校は批判的思考を厳重に取り締まり、マスメディアが大衆の頭を悪くさせ偽情報を流し、秘密作戦が人類に対して犯罪を実行し、そしてすべての主要な抗議が激しく成長している警察国家によって抑圧されているので、一つの同様に抑圧的なシステムが現在任命されつつあるという結論を引き出すことは容易である。


イルミナティは本当にバチカンの弾圧から西洋世界を「解放」したか、あるいはそれは単純に、その足跡を続けたのか?

「少数派、現在の支配階級は、学校や出版社、通常、教会も同様に、その親指の下に有している。これが、支配層が大衆の感情を組織化しまた惑わし、そして、それを彼らの道具にすることを可能にする」 - アルバート・アインシュタイン




参考文献

19 Hall, op. cit.
20 Ibid.
21 Wasserman, op. cit.
22 Fritz Springmeier, The Bloodlines of the Illuminati
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23 David Rockefeller, Memoirs
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元記事は
The Order of the Illuminati: Its Origins, Its Methods and Its Influence on the World Events by VC Dec 12th, 2012
http://vigilantcitizen.com/hidden-knowledge/the-order-of-the-illuminati/



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「衝突紛争、憎悪、 不和抗争 、飢餓、疾病の接種、欠乏困窮によって、すべての者たちを疲労困憊させること。非ユダヤ人達が、われわれの金と権力にすがる以外、ほかに逃げ出す道を見いだせなくなるまで。」 ( プロトコール10 )

[そして] 「 ...我々が、障害なしに、世界のすべての政府権力を吸収して、1つの超政府を形成することを可能にする。」 (プロトコール5 )

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