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放射線被曝といろいろな病気 原爆ぶらぶら病  その他の病気

すでに報告されているのに、素知らぬ顔をされている話をもう一度

放射線被曝といろいろな病気  2011/6/16(木) 午後 2:00  原爆ぶらぶら病  その他の病気
http://blogs.yahoo.co.jp/annzenn_20110311/archive/2011/06/16

医学的にはいまのところ十分に検証がなされていないものの、放射能による被曝は、いろいろな病気の発症や症状の憎悪に関係している可能性があると思います。

「原爆ぶらぶら病」

被曝すると癌や白血病を発症することはよく知られていますが、このほかにも、被曝によって生じる健康被害があります。「原爆ぶらぶら病」です。

広島長崎で原爆が投下されたあと、しばらくしてから、たくさんの人が体に変調を感じ始めました。かれらは癌や白血病ではなく、血液検査や尿検査をしても異常が検出されず、そのためになまけ病や詐病ではないかと言われました。これが「原爆ぶらぶら病」です。

自分自身も被爆者である広島の肥田舜太郎医師は、「内部被曝の脅威」(ちくま新書)のなかで、この「ぶらぶら病」 を以下のように紹介しています。

「(被曝した人たちの中で、)病院で検査を受けてもどこも異常がないと診断され、それでも病気がちで身体がだるく、仕事に根気が入らず休みがちになり、それゆえ家族や仕事仲間から怠け者というレッテルを貼られ、様々な悩み、不安の中で生きていた人たちがいる」

日本の民医蓮は、国連に出した報告書「広島・長崎の原爆被害とその後遺」で、「ぶらぶら病」を以下のように定義しています。

1・被ばくによって様々な内臓系慢性疾患の合併が起こり、わずかなストレスによって病症の増悪を現す。

2・体力、抵抗力が弱く「疲れやすい」「身体がだるい」「根気がない」などを訴え、人並みに働くことが困難。

3・意識してストレスを避けている間は病症が安定しているが、何らかの原因で一度病症が増悪なると回復しない。

4・病気にかかりやすく、かかると重病化する、等。



線維筋痛症

これは、全身の激痛を伴うとても苦しい病気です。

下記のHPをごらんください。

http://homepage3.nifty.com/fmsjoho/

http://homepage3.nifty.com/fmsjoho/page023.html


ぶらぶら病と線維筋痛症は症状が酷似しています。

「ぶらぶら病」は低線量放射線による健康障害であり、低線量の被曝によっても健康障害が起こることは、チェルノブイリ事故が起こるまでまったく注目されてこなかったため、残念ながら、このぶらぶら病と被曝との因果関係の研究は、ほとんど進んでいません。

でも、線維筋痛症の近隣疾患である慢性疲労症候群の発症には、レトロウイルスの感染が関係しているという説があります。

(「内部被曝の脅威」・ちくま新書、140ページ)より

「原水爆実験が盛んだった1950年代に生まれた子供に、レトロウイルスの感染者が多いことが最近わかってきています。このウイルスに感染すると、「倦怠感があり、疲れやすく、微熱が出て、やる気が失われる」という症状が出ます。」

(引用注:おそらく放射性セシウムなどによる、筋肉へのダメージも大きいと思われる)


「湾岸戦争症候群」

1991年におこなわれた湾岸戦争のあと、劣化ウラン弾による放射能汚染に晒された米国兵士に、さまざまな健康被害が出ました。この「湾岸戦争症候群」も、ぶらぶら病や線維筋痛症と症状が酷似しています。 

「もうひとつの核なき世界」堤未果著:小学館 2010年12月4日 発行(149p~)より

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「二〇〇三年十一月二十二日。ジャパン・タイムズ紙は独立系の民間研究機関「ウラニウム医療研究センター(UMRC)」の所長・アサフ・ドラコビッチ博士による「湾岸戦争症候群の実態」についての記事を掲載した。ドラコビッチ博士は当時アメリカ国内で問題になっていた「湾岸戦争症候群」の治療研究を担当、その結果、帰還兵たちの体が高レベルの放射能に汚染されている事実を発見した軍医だ。(中略)

同論文で報告されているのは以下のような調査結果だ。(中略)

「湾岸戦争は、大気中に最低でも三百五十トンの劣下ウラン粉塵を放出した。その結果、(劣化ウランによる体内被曝によって)」〈湾岸戦争症候群〉という複雑で進行性のある多器官系疾病を引き起こしている。症状としては、通常の生活に支障をきたすほどの疲労や筋肉骨格関節痛、頭痛、精神神経疾患、情緒変化、錯乱、視覚の問題、歩行異変、記憶喪失、リンパ節症、呼吸器官機能障害、性的不全、尿路形態機能変質などである。」

(引用注:湾岸戦争では、放射能、病原体、毒ガスなどいろいろなものが使用された)


映画「黒い雨」

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先日亡くなくなった田中好子さんが、この映画で、原爆症を発症した女性を演じていました。

映画の中で、ヒロインは髪が抜けたり倦怠感などが出たあと、最後には、ものすごい痛みが全身に出て動けなくなります。

原爆症で苦しんだ方は、症状が進んでくると線維筋痛症のように、全身に強い痛みが出た方が多かったようです。


被曝によって、白血病や癌、甲状腺障害や脳障害心臓障害などを発症すると言われるいる一方で、そのほかの病気との関連は、まだ十分な研究がなされていません。

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ですが、研究が進むまで待てないので、今はできるだけ被曝しないことが大事だと思います。 



関連

福島イタイイタイ病が拡大 原因不明で寝たきり~うつ病と放射性物質と福島エイズ 
http://satehate.exblog.jp/18650534/

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http://satehate.exblog.jp/18567106/

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http://satehate.exblog.jp/18544790/




もう一度以下を載せる

橋下徹、福島の仮設住宅の人を痛烈批判「放射能で健康被害はバカな発想」大馬鹿発言 2012年10月27日
http://blog.goo.ne.jp/fukushine777/e/b751a28aaeca7e428b694ec8c811d676


なんと、橋下徹が、放射能汚染により避難生活をしている人を痛烈批判、愚弄。

「放射能汚染で健康被害が出るなんて、都市伝説」

と言い放ち、福島県で避難生活している人やセシウムがれき焼却に反対している人を痛烈批判。


++
断言するが、これは人間のクズの発言である

by oninomae | 2012-11-07 23:30 | 放射能・ラジオハザード  

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