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GMOで死ね死ね団:仏ルモンド紙「モンサントの遺伝子組み換え食品に毒性の疑い」 

http://vogelgarten.blogspot.de/2012/09/blog-post_5857.html の転載です

仏ルモンド紙「モンサントの遺伝子組み換え食品に毒性の疑い」 jeudi 20 septembre 2012

Un OGM de Monsanto soupçonné de toxicité

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メスには乳房に腫瘍、オスには肝臓や腎臓障害、そして両方の性で寿命の短縮・・・ Food and Chemical Toxicology誌の次号に掲載される予定であるカーン大学の生物学者ジル・エリック・セラリーニ[Gilles-Eric Séralini]が行った研究が物議を醸している。と言うのも、ラットを対象に行ったこの研究は、モンサント社が商業化している遺伝子組み換えトウモロコシ(別名NK603日本では2001年に認可されている)の摂取が、(遺伝子組み換えトウモロコシが耐性を持たされている除草剤ラウンドアップとの組み合わせのあるなしに関わらず)有毒な効果を持つと初めて主張するものだからである。

研究者達はとりわけ野心的な規定の実験を実現させた。対象は200匹以上のラット、実験期間は2年間。これらのラットには遺伝子組み換えトウモロコシ(除草剤とセットで栽培されたものと、そうでないもの)を三段階の異なる分量(11%、22%、33%)混ぜた食事がそれぞれ与えられた

さらに別の三つのグループに、遺伝子組み換えトウモロコシとは組み合わせずに除草剤のみを、量を同様に増加させながら与えられた。それぞれ20匹のラットから成る合計9つのグループ(遺伝子組み換えトウモロコシを与えられたグループ3つ、遺伝子組み換えトウモロコシとラウンドアップを組み合わせて与えられたグループ3つ、ラウンドアップを与えられたグループ3つ)が、遺伝子組み換えトウモロコシに最も近い種類を除草剤を使用せず栽培したトウモロコシを与えられた対照グループと比較された。


上昇した死亡率

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すべての実験グループ群において、対照グループに対する最も明確な差が現われたのは1年後だった。オスの間では肝臓のうっ血や壊死が2.5~5.5倍多かった。また重度の腎臓障害も1.3~2.3倍現われた。また対照グループに対してすべての実験グループにおいて乳房の腫瘍が多く監察されたが、その現われ方には必ずしも統計的な意味性は読み取れなかった。

死亡率も、すべての実験処置を加えたグループで上昇した。対照グループの平均寿命は624日、メスにおいては701日であり、「平均寿命を過ぎた後の死因はすべて寿命によるものと見なされる」と研究者達は書く。「この平均寿命に達する前に、対照グループではオスの30%、メスの20%が自然死したのに対して、遺伝子組み換えトウモロコシを与えられたグループのオスの50%、メスの70%が(早期)死亡した。 」

また、発見された健康被害の過半数が、ラットの与えられていた遺伝子組み換えトウモロコシまたは除草剤の量とは比例していないと研究者達は指摘する。このように量と生物学的な反応との間に相関関係の見られないケースは(少量の摂取によっても大量摂取よりも大きな影響が発生する可能性がある)、今ではホルモン体系を乱す物質において詳細に記録されている。

つまりラウンドアップは内分泌液のかく乱物質と似たような作用を持つと考えられると研究者達は言う。ただし、この説明によっては遺伝子組み換えトウモロコシのみを与えられたラットに監察された健康被害の原因を明かすことは出来ない。遺伝子組み換えトウモロコシの遺伝構成は癌の発生を予防する効果のある芳香族アミノ酸の合成に必要な酵素 (ESPS synthase, EPSP synthase と呼ばれる)の変容を誘導するのではないかと研究者達は考える。このアミノ酸の生産が減少することから、遺伝子組み換えトウモロコシのみを与えられたラットにおいて発病の増加が観察された事実が説明できるかもしれないと彼らは言う。

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予算3百万ユーロ

セラリーニ氏の研究発表は間違いなく遺伝子組み換えに対する賛否両派の衝突を再興させるだろう。この雑誌がいわゆる”ピア・レビュー”を行った後に初めて論文を掲載する重要な媒体であるだけになおさらである。つまり提示されている結論に対して、発表前に専門家による技術的な査証が行われるのである。しかし異例なのは、ルモンド紙が9月19日午後に失効する親展扱いの合意書にサインをしてからでなければ、公表の禁止されている研究を目にすることが出来なかったことである。つまりルモンド紙は、セラリーニ氏の研究を他の研究者に回覧し、意見を求めることが出来なかった。これまで発表されてきた研究内容と正反対の結論を導いている研究についてはとりわけ専門家の意見を求めるのが慣例である。

現在まで異なる遺伝子組み換え食品に対して、異なる被験動物を使って数多くの中毒学研究が行われてきたが、対照グループと実験処置を加えた動物との間には、大きな生物学的差異は認められて来なかった。これらの研究は、最近英国ノッティンガム大学チェルシー・スネル[Chelsea Snell]の編集する文学雑誌に集められ(らによって文献レヴューが行われ)、今年一月Food and Chemical Toxicology に発表されたが、2年よりもはるかに短い期間の実験であり、被験動物に対する生物学的パラメーターの数もずっと少ない。その上ほとんどすべての研究が農化学会社自身が直接行ったか、または出資をしたものだった。

一方で本人によれば3百万ユーロ以上にのぼると言うセラリーニ氏の研究費用はシャルル・レオポルト・メイエール財団、(特に大規模販売企業の集まったものである)CERES(社会党教育研究センター)、フランス科学研究省、そしてバイオテクノロジーに対して反対活動を進めているグループであるCriigen (遺伝に関する独立研究及び情報委員会)から出資されている。 いずれにしてもこの新たな発表は科学界、農化学界全体の注視の下に置かれ、実験の欠点や可能な逃れ口上が追求されることは間違いない。セラリーニ氏は、彼の実験によって反論された人々が再分析を行うことが出来るよう、科学界に対して実験の元のデータを提供する姿勢であるとルモンド紙の質問に対して答えた。この手の実験を行う農化学者達はデータの開示は行ってこなかった


ステファヌ・フカール記

http://www.lemonde.fr/planete/article/2012/09/19/un-ogm-de-monsanto-soupconne-de-toxicite_1762236_3244.html

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こんなときフランス人には闘う気概がある


関連(もうここの読者にはお馴染みだとは思いますが)

不妊、幼児死亡率に関連づけられたGM大豆 By Jeffrey Smith 1
http://satehate.exblog.jp/15785590/

不妊、幼児死亡率に関連づけられたGM大豆 By Jeffrey Smith 2
http://satehate.exblog.jp/15785594/

トウモロコシ材料の試験は、「古典的な植物エストロジェンと比べて約200倍低濃度で」、メスにおける生殖周期を停止させた2つの化合物(corn mitogen; CM))を明らかにした。 1つの化合物はまた、オスの性的行動を抑え、そして両化合物とも乳ガンと前立腺ガン培養細胞の成長を助長した。

・・・遺伝子組み換え作物について不都合な研究結果を発見する科学者たちは通常、攻撃され、嘲笑され、資金を絶たれ、そして解雇されさえする。

例えば、エルマコワがGM大豆給餌の子孫の間での高い幼児死亡を報告したとき、彼女は科学社会(学会)に、彼女の予備的結果を追試して確認することを訴えた。

彼女はまた、保存していた臓器を分析するための追加的資金を求めた。が、その代わりに、彼女は攻撃され、中傷された。試料は彼女の実験室から盗まれ、論文は彼女の机の上で焼かれた、そして彼女は言った、彼女のボスが、彼のボスからの圧力で、それ以上のGMO研究を中止するようにと彼女に告げた

誰も、エルマコワの単純で安価な研究を再確認して来ていない。

彼女に同情を与えようとして、彼女の同僚の一人が示唆した、たぶんそのGM大豆は人口過剰問題を解決するのだろうさ!  (訳者蛇足:それなりの研究者たちは当然知っている)

どのように遺伝的に操作された食品が我々の種の生存を脅かすか by David Rothscum
http://satehate.exblog.jp/14381968/

・・・このすべては予想以上に気がかりである。なぜなら研究につぐ研究が、遺伝子組み換え食品が不妊を引き起こすことを示しているからである。 いくつかのケースでは、その影響は複数世代の後に発生する。

遺伝子組み換えとうもろこし モンサント MON863=肝腎毒=毒素攻撃?
http://satehate.exblog.jp/7123833/

沈黙の春再びか? Bt毒素Cry1Ab生産GEトウモロコシによるトビゲラの死
http://satehate.exblog.jp/7169573/

モンサントのラウンドアップと出生異常 by F・ウィリアム・イングドール
http://satehate.exblog.jp/15225234/

警報:米国政府は「非GMO」食品表示を世界的に違法化しようとしている
http://tamekiyo.com/documents/healthranger/gmo_alert.html

GILLES-ERIC SERALINI GMOs in Question(s)
http://www.digital-athanor.com/PRISM_ESCAPE/article_usb312.html?id_article=18


http://www.mynewsjapan.com/reports/displayimage?file=ReportsIMG_J20091113124748.jpg

ほか


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野田首相が代表再選…輿石幹事長に続投要請 (2012年9月22日(=18)03時08分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120921-OYT1T00794.htm

・・・党役員人事は、米ニューヨークでの国連総会に出発する24日までに固め、内閣改造は0月日に行う方針だ。

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追加↓
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ロシアは遺伝子組み換えとうもろこしの輸入停止 癌リスク増大とフランスの大学が発表 2012年09月26日Saidani
http://seetell.jp/28821

by oninomae | 2012-09-21 20:55 | バイオハザード・GMO食品  

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