ロンドン2012:オリンピックの聖火リレーとプロメテウス By VC
ロンドン2012:オリンピックの聖火リレーとプロメテウス By VC May 19th, 2011
ロンドンは、2012年夏季オリンピックの準備をしているが、オリンピックの聖火リレーは、2012年5月18日に開始されるだろう。 あらゆる人生を歩んでいる人々が、ホスト国を横断してオリンピックの聖火を運ぶ、この儀式的イベントは、このオリンピックの伝統を始めた者たちにとってとりわけ象徴的である。
ギリシャ神話では、元の「松明運搬人」は、それを人類に与えるために神々から火を盗んだ巨人、プロメテウスであった。火は、古代人たちによって、太陽の小さい火花であると考えられていた。太陽は、神性の物理的な顕現(太陽崇拝[で→日曜礼拝]を参照、これも)であると考えられていた。
人類に火をもたらすことで、プロメテウスは、したがって、人間が「神聖なすべてのこと」に参加することを可能にし、そして彼らが神々自身になることを熱望することを可能にしさえした。
このような理由で、プロメテウスは、特に、秘密結社で崇拝されている。 というのも、彼の神話は神秘学派の哲学と目標:人間自身の手段を通しての神性と不滅へのアセンション、の究極の表現であるからである:
松明を運ぶプロメテウス
密教の教え(奥義)では、「松明を運ぶ」という行為は、人間による自分自身の「神聖なスパーク」の自覚の象徴であり、そして「神々の一人」になろうとする彼の願望を表している。
これは極めて簡単に言えば、フリーメーソン団、バラ十字運動、そしてイルミニズムの錬金術的な教えに影響された世界エリートの中核哲学である。
このような理由から、プロメテウスの照明の松明は、オカルト・エリートの象徴体系の中にしばしば見いだされる。
ロックフェラーセンターのプロメテウスの泉。噴水の後部にはこう書かれている:「すべての技芸の教師、プロメテウスは、人間たちにとって力強い目的のための手段であると判明してきた火をもたらした。ロックフェラーセンターの象徴主義についてのVigilant Citizenの全記事、『邪悪な場所:ロックフェラーセンター、1、2』をお読みください。
おそらく世界で最も有名な松明の運び手、自由の女神像は、フランスの大東社フリーメーソンたちによって米国に与えられた。
ロサンゼルス中央図書館上のピラミッドの頂上にある松明を運ぶ手(その図書館の全記事はここ、1、2)
プロメテウスの神話は、多くの点で、その名前が「光の運び手」に対するラテン語である-ルシファーの神話に似ている。 ルシファーは、「イルミネーションの光」と共に天国から地上領域に落ちたがゆえに、彼は、オカルト学派において、明けの明星、知性、そして啓蒙の光の運び手であると考えられている。
啓蒙の松明は、エリートの哲学を表す主たる象徴であるので、それが目立つように世界最大のスポーツイベントを開く儀式の中で目立った呼び物とされていることを見いだすのは驚きではなかろうか?
オリンピックにて
最初のオリンピックの聖火(松明)リレー
オリンピック聖火の最初のリレーは、ナチ政権の期間中、1936年のベルリンオリンピックで行われた。 ヒトラーがドイツでメーソンの組織(彼はそれらをユダヤ人のしもべとして特定した)を禁止したという事実にもかかわらず、彼の政権は、やはりなお、秘密結社によって触発されまた深く染められていた。彼は秘密結社の象徴主義と組織に大きな敬意を持っていた。
「すべての想像上の嫌悪の対象、骸骨と死人の頭、棺、そして秘儀は、単なる子供向けのお化けである。しかし、そこには一つの危険な要素がある、そして、それは私が彼らからコピーしてきた要素である。 彼らは司祭的貴族の類いを形成している。 彼らは、定式化されているばかりではなく、入会の位階において象徴と神秘を通して知らされる密教的教義を発展させた。その階層組織と、象徴的な儀礼を通した、つまり、脳を煩わせることなしに、カルトの魔法と象徴を通した想像の上で活動することによるイニシエイション(伝授)、このすべては危険な要素を有しており、そしてその要素を私は引き継いだ。我々の党がこの性格のものに違いないことを理解できないだろうか・・・? 教団、それがあるべきものであるーひとつの教団、世俗的な司祭の階層教団・・・我々自身、あるいはフリーメーソン、あるいは教会-その3つの内の一つに対して存在の余地があり、そして、それ以上はない・・・我々は、その3つの内の最強のものであり、他の二つを取り除くであろう。」 - Hermann Rauschning, “Hitler Speaks”
ナチ党は、ドイツ神秘主義の影響を大きく受けた。党の何人かのメンバーは、ミュンヘンに本拠地を置くオカルト秘密結社-トゥーレ協会に属していた。 フリーメイソン団のような他の秘密結社との、その表面上の違いにもかかわらず、その全盛時代の終わりに、すべてが言われ、なされたとき、これらの結社の最奥の教えのすべてはほとんど同一である。
黒い太陽の印鑑 上は、ナチ・ドイツの最奥の秘密結社の象徴:黒い太陽である。今日のドイツでこの象徴を印刷あるいは展示することは非合法となっている。 (訳注:サターン崇拝についてはこちら、土曜礼拝が好きな人は誰?)
「オカルトの心は同じように考える」ので、その聖火リレーは、オリンピックの伝統の一部となった。だから、2年ごとに、全国家が集まり、そしてプロメテウスの松明の通過を祝う。それは、ただ究極の源:神性の象徴である太陽によってのみ点火できる。
聖火ランナーも含めて、これらの聖火リレーを支援するほとんどの人々は、そのイベントのオカルト的な意味について何も知らないので、オリンピック聖火の運搬は、エリートの儀式と哲学が、あぜんとする観衆の面前で祝われる見事な一例として留まっている。 彼らの地方の光の運び手、ルシファーに拍手をし、また応援しながら、大衆は、彼ら自身の無知を再び祝う。
大会名 第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)
開催地 イギリス/ロンドン 他
期間 2012年7月27日から8月12日(17日間)
2012オリンピックの他のイルミナティの象徴:
オリンピックスタジアムの中。 照明された冠石を持つピラミッド・・・
一つ目のマスコット・・・ (ここを参照)
以下は、聖火リレーを祝い、その歴史の一部を記述している最近のBBCの記事である:
London 2012: What is the Olympic torch relay?By Claire Heald BBC News 9 May 2012 Last updated at 16:40 GMT (下の引用から若干変更されています)
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-12297876
ロンドン2012:オリンピックの聖火リレーとは何だろう?
「それは行うに全くスリリングなものである」と、フィリップ・バーカー氏は述べている。
そのオリンピックの歴史家にして著者は、ちょうど、ギリシャのスパルタに聳え立つタイゲテウス[Taygetos]山で聖火が彼の手に高く握られた走行を思い出しながら、喉にしこりを有している。
彼は、1996年のアトランタ大会に、その源であるオリンピアから、その炎を運んだ人力走行の業績、聖火リレーの走者の一人であった。
2012年5月18日から、オリンピックの聖火リレーは、約8,000名の聖火ランナーにより、70日をかけて、ロンドン大会に至るまで巡回走行が行われるだろう。
主催者たちは、国の人口の95%が、ストラットフォードのオリンピック競技場での開会式の間に、聖火台(大釜)を点火することによって終わるだろう走行ルートの1時間以内のところにいるに違いないと言う。
彼らは、フィリップ・バーカーが感じた感情が国民と走行ルートの沿道に並ぶ群集の間で共有されることを願っている。
しかし、いかにしてオリンピック競技は、一つの裸火のこのほとんどカルト的な追随を有するに至ったのか?
聖火リレーの知見は、古代ギリシャの伝統の現代的な再現ということである。
実際には、それはまさに近代オリンピックの現象で、やっとベルリンの1936年夏季オリンピックに始まり、冬季オリンピックでは1952年のオスロから始まった。
しかし、そのアイディアは、紀元前6 - 5世紀頃に遡ると考えられるギリシャ神話の一つのすりつぶしに根ざしている。
その物語はプロメテウスに関係する。
彼は、タイタン属の一人で、「人間の友」であった。彼は、神々の父であるゼウスから、ナルテックスの茎(巨大なフェンネルの一種)の中に偽装して、神聖な要素である火を盗み、人間にそれを与えた。
その炎は日光から起こされる-曇りだった場合に備えて、前の日にあらかじめ点火した炎を予備として。
古代ギリシャ人たちは、松明リレー競技、Lampadedromiaを有していた。そこでは、優勝チームが、聖火を点火した。おそらくプロメテウスと、そして人間に知識を付与するための彼の神への反抗へのカルト的崇拝の一部として。
近代的なリレーは、ライバルであるローマ文明から入所した炎を点火する純潔な処女に賛同している。
それはまた、「聖なる休戦」、古代ギリシャの間で、オリンピックの数ヶ月前に宣言され、国を旅する走者たちによって伝えられた平和の精神を想起させる。
オックスフォード大学の古典学者クレシダ・ライアン[Cressida Ryan]は言う:「それは神話の欠片のアマルガムです。」
「事実への同意は、本当の問題ではありません、それは知るにはあまりにも長い昔です。 今日では、それは善への力として使用されています-誰かがアイデアを引き出し、そしてそれと共に走る。」
オリンピックの聖火は、1928年アムステルダム大会で、最初に燃やされたが、聖火を持ったリレーが形を取るのは、ナチ政権とスポーツ組織者カール・ディーム[Carl Diem]の下、1936年になってからであった。
炎は、太陽と放物面鏡を使用して、オリンピアで点火された。その後、ブルガリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、オーストリア、チェコスロバキア、つまり後にナチの支配下に落ちるるだろう国々を通って、走者たちによって、ベルリンのスタジアムに運ばれた。
火は、ヒトラー政権の一つの象徴であり、そして松明行列が一つの特徴であった。
そのリーダーシップは、古代文明への直接リンクを引き出すことを目的としていた。 ライアンが説明するように:「彼らは古代ギリシャと現代ドイツとの間の象徴的な橋を望んでいました。そして、光は純潔の象徴です-古代ギリシアの明るく、白く、純粋な、見事な光が、アーリア人の神話に供給される何かでした。」
アドルフ・ヒトラーのお気に入りの映画作家レニ・リーフェンシュタール[Leni Riefenstahl]は、彼女の1938年の映画オリンピア[Olympia]のためにイベントを記録することにより、その神話を獲得した。
戦後、1948年のロンドンオリンピック[1948 Summer Olympics]に向けて、主催者たちは聖火リレーの考えを受け入れた(参考:ちなみに、最初のロンドン・オリンピックは1908 Summer Olympicsだった。FRB設立1913と第一次世界大戦1914-1917の前祝いか)。 重苦しい時代にもかかわらず、聖火には、ルートに沿って群集が殺到した。
それ以来、聖火は、大抵はとても楽しい時を満喫している。4年ごと、そして後に2年ごとに、各オリンピックの開催都市と各10年ごとの傾向により、デザインを変更しながら。
そのリレーは、時として、あるテーマに取り組んできた-ローマ1960:古代リレー;メキシコシティ'68:新世界へのリレー;ソウル'88:調和と進歩。
運搬の様式はこれまで以上に突飛になってきた-スキー、オスロ1952年;スノーモービル、カルガリー'88;そしてスキー・ジャンパー、リレハンメル'94。
聖火は、メキシコ'68のベラクルス、そしてグルノーブル'68でのフランスのマルセイユで泳者によって水上に運ばれた。また同じように、シドニー2000でのグレートバリアリーフでは水中に。
それは、アルベールビル'92で、コンコルド上、空に赴いた;モントリオール'76では衛星を介し;リレハンメル'94ではパラシュートによって。
そして、炎なしの聖火が、まずアトランタ'96、そしてシドニー2000の2回、宇宙空間に行ってきた。
カヌー、蒸気船、貨車、馬、ラクダ、そして多くのスポーツ選手や有名人もまた、それぞれの役割を果たしてきた。
それはまた、最も顕著には、北京2008に先立つ世界一周ツアーで、それが中国人のボディーガードたちによって側面を守られた時、多くの国で、親チベットと人権運動家たちによる抗議も引き集めてきた。
また、少なくとも1950年代までは、それはかなり性差別的聖火であった-女性は誰も参加することを許されていなかった。
炎は時として、誤って途中で消滅した、見たところ「彼らが白状することを好むよりは、より頻繁に」と、バーカー氏は述べている。
そのような場合には、それは、しばしば鉱山労働者用スタイルのランプ(坑内灯)で、オリンピアからリレーによって運ばれた特別な予備の炎で再点火できる。
もし曇りの日が、女性たちがオリンピアで太陽からの炎を点火する最初の式典を脅かしたなら、、そこにはまた、テレビ放送されるイベントに至るまでに先立つ日々の「練習点火」からの一連の保管炎がある。
聖火は、モハメッド・アリ[Muhammad Ali]のような伝説のスポーツ家たち、ワイヤで吊されたアスリート李寧[Li Ning]、パラリンピックの弓の射手アントニオ・レボロ[Antonio Rebollo]、そして水に囲まれた火として走者キャシー・フリーマン[Cathy Freeman]により、聖火台(大鍋)を点火するために使用されてきた。
時計回りに左上から:モハメド・アリは、ソルトレイクシティ、2002;李寧、北京、2008;キャシー・フリーマン、シドニー、2000;アントニオ・レボロ、バルセロナ、1992;大釜を点火するのに松明の炎を使っている。
(訳注:特大の生け贄を求める特大の大釜)
それは、オリンピックに熱心な歴史家たちが言うには、自分たち自身はゲームに参加できない人々の間ではしばしば、肯定的なスポーツイベントへの熱狂をかきたてる正面のすべてである。
近代オリンピック運動の創始者、ピエール・ド・クーベルタン[Pierre de Coubertin, 1863-1937]は、オリンピックの聖火が、「常により熱狂的に、より勇気を持って、そしてより純粋に、人類の善に向かって、国々の間での友好的な理解を増加させながら、時代を通して、その道を追求しする」だろうことを期待した。(訳注:この「人類」というのが、誰のことかが気になるわけである)
第30オリンピック紀の出番となって、バーカーのような運び手にとって、その象徴は鍵である。
「炎を運ぶあなたの番になったとき、あなたは感情的な思想を思い、オリンピックで競ってきた人々、スティーブ・レッドグレーブ[Steve Redgrave]のような偉大な英雄、ジェシー・オーエンス[Jesse Owens]のことを考える」と彼は言う。
「あなたがそのスタジアムに炎をもたらすことを手伝ったがゆえに、あなたはその一端であると感じる。 それは極めて特別な、非常に感情的なものだった。」
元記事は
London 2012: The Olympic torch relay and Prometheus By VC May 19th, 2011
http://vigilantcitizen.com/vigilantreport/london-2012-the-olympic-torch-relay-and-prometheus/
なお最近、
英国中で喝采を浴び崇拝されるイルミナティ・シンボル……ヒトラーはもっと尊敬されるだろう デーヴィッド・アイク
http://www.davidicke.jp/blog/20120527/#extended
というより詳しい記事が訳されていますので、そちらも参照して下さい。
・・・このゲームでは、『スキャナー』の広範囲への拡大、生物分析IDカード、ナンバープレート、顔認証CCTVシステム、病気追跡システム、新警察コントロールセンター、チェックポイントなどを正当化する為に資金が使われた。
・・・この催しが終わってもこれらは取り除かれないだろう。なぜなら、オリンピックに導入するためではなく、オリンピックの『背後で』でオーウェル風の国をこっそり進める為に導入するのだから。
似たようなことは2004年のアテネ大会の時も起きており、同じ技術はギリシャの経済崩壊が起こした反乱の鎮圧の為に現在も使われ続けている。
・・・英国政府は多くの従来の警察と民間の警備会社を入れ替える方針である、という事実は偶然の一致だ。もちろん。
以下も重要
Silverstein's 9-11 Partner Owns Olympics "Gateway" July 19, 2012
http://www.henrymakow.com/silverstein_business_partner_o.html
とんだプロメテウスだね
関連
プロメテウス-イルミナティの自作映画
http://satehate.exblog.jp/18194700/
オスプレイ 23日に陸揚げへ 7月23日 5時37分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120723/t10013772301000.html
火付けにやってきたプロメテウスか?
森氏「新しい人に松明」 自民根上支部幹部が慰留 石川のニュース 【7月24日15時44分更新】
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20120724002.htm
by oninomae | 2012-07-23 00:30 | イルミナティ