アルマゲドン 世界の終焉を求める人々 たんぽぽ日記
http://blogs.dion.ne.jp/tanpopo0817/archives/10753825.html
今夜の映画はアルマゲドン[Armageddon]、ユダヤ人がもっとも好む人類破滅の物語。

イスラエルの民が求めてきたもの、それは人類の幸福ではなく、歴史の終わりであった。世界の終末を待望するアルマゲドンは、そのためにユダヤ人によって計画されたものだ。




以下ミルチア・エリアーデ「世界宗教史」より
追放という試練は、イスラエルの民の罪を消し去る犠牲である-
まず、イスラエルの悲劇に責任のある国家が破滅する-
諸国の全滅、イスラエルの民の解放、捕囚の民のエルサレムへの帰還、国土の天国への変容、神の至上権もしくはメシアによる統治の確立-
ダニエルは終末における勝利という至高の状態にあるイスラエルの民を象徴している。
世界と歴史はサタンの命を受けた悪魔的な力に支配されているとみなされている-
サタンはヤハウェのアルカイックなイメージを分割した結果であると同時に、イランの二元論から影響を受けた結果なのである-
世界の審判と破壊が起こる。メシア自身は死に、すべてが原初の沈黙、すなわち混沌に回帰する-
ユダヤ民族の第一の義務は、歴史の終わりに至るまで民族のアイデンティティをそのまま保持すること、つまり常に神の意にそうものであり続けることである。
引用終わりー
ユダヤ人が第二次世界対戦において悲劇の民とされたのは、神の計画を成就するための犠牲であった 。
その犠牲によって、イスラエルの勝利は決定的なものとなった。
ただ、イスラエルのユダヤ人たちは、異国人の全滅とイスラエルの勝利を信じているが、

神の計画は、それとは別に、イスラエルをも含めた全人類の破滅を求めている。そこに世界の悲劇があるのだ。

ユダヤ人は、悪魔に魂を渡し、世界に復讐を誓った。
この世がサタンの支配下にあるとされているのはそのためなのだが、世界の人々はそうした現実を知らない。
そして世界が破壊されてゆく、聖書の神の計画、アルマゲドンによって。
それを実行するのは、ユダヤ人である。



蛇足:2001年2月9日=3.11とも読める











「ユダヤ教国家」としてのイスラエルを軍事的に守るという法案が米国の下院で可決されたが、もしこのまま成立したならイスラエルの軍事侵略を米国が全面支援することに
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201205140001/
5月9日、アメリカの下院でひとつの法案が可決された。HR4133[H.R.4133 - United States-Israel Enhanced Security Cooperation Act of 2012]。「ユダヤ教国家」としてのイスラエルの安全保障にアメリカが責任を持つと再確認する法律だそうで、イスラエルに兵器を提供して軍事力を維持させ、軍人や市民の交流を拡大、イスラエルが「ユダヤ教国家」として存在する権利があることを周辺の国々に理解させるのだという。
言うまでもなく、「ユダヤ教国家」である以上、イスラム教徒、キリスト教徒、仏教徒などほかの宗教は差別されることになる。つまり民主主義国家とは言えない。非ユダヤ教徒を相手にした問題でアメリカが仲介役になることは不可能になるということでもあり、パレスチナ問題を解決することなどできない。中東和平をアメリカ主導で実現することを放棄するということになる。リビアやシリアで行っていることを続けるということなのだろう。
現在、イスラエルがいつイランを攻撃するかが話題になっている。アメリカ政府の中にもイスラエルの暴走に辟易している人たちがいて、例えば、マーティン・デンプシー統合参謀本部議長[General Martin E. Dempsey]はイスラエルに対し、イラン攻撃にアメリカ軍は協力しないと伝えたようである。こうした動きに対するアメリカ議会の反撃のひとつが今回の法案と言えそうだ。
この法案が成立したならば、イスラエルがイランなどイスラム諸国を攻撃し、反撃されたときにアメリカ軍は「ユダヤ教徒の国」であるイスラエルを守るということになる。この法案の危険性をロン・ポール下院議員は警告しているが、少数派にすぎない。有力メディアもこの問題に触れたがらないようだ。
by oninomae | 2012-05-14 19:07 | 宗教詐欺