瓦礫搬出・・・自治体の責務と国の役割 武田邦彦 + バンダジェフスキー博士 院内講演会
http://takedanet.com/2012/03/post_2fbd.html
国の文書を受けて各自治体では瓦礫の引き受けの検討が進んでいます.不安に感じているお母さん、お父さんを無視することが多く、残念です.日本人なら誰でも次のように考えています.
● もちろん、震災を受けた人たちを助けたい.だからといって我が子を危険にさらすようなことはしたくない。
これは当然のことです。これに対して国や自治体の態度は、「業務を実施するのが役割だから、一部の人が不安に感じていてもそんなのは無視する」というのが多いようです.でも、民主主義というのはたとえ少数派でも誠意を持って説明し、納得してもらうことが大切です。自治体の中には「どう考えて良いか判らない」というところもありますから、ここに「瓦礫引き受けの条件」を明示します.(引用注:一部なんてものじゃないと思う)
1) 「国」という言葉を出さない・・・国が国民の健康を第一に考えていないことはすでに判っています.原発事故の直後、「健康に影響は無い」と言って多くの人を被曝させたのですから、その人たちを信じる方が奇妙です.ある高等学校のアンケート調査では、「国を信用する」と答えたのが100人に1人です。このような状態の時に本来は住民をまもる立場にある自治体が「仕事をしなければならないから」という切迫感に迫られてなんとか言い逃れをするなら、仕事とは言えません.
2) クリアランスレベルを守る・・・事故の前、1年1ミリなどのように日本は法治国家として国民を被曝から守ってきました。その中に「汚染された可能性のあるもの(たとえば原発で使ったものなど)は、それが1年10マイクロシーベルト以下なら「放射線で汚染されていない」として普通に取り扱えばよいということになっています.これは事故前から同じです.
事故前と同じ基準を使えば、住民が不安に思うことはありません.事故前は私たちはクリアランスレベルを用いて、それ以下のものは自由に移動し、焼却していたのですから。
3) 灰や煙も事故前の基準で・・・焼却灰やガスなども事故前の基準がありますから、それに基づいて実施することです.もちろん焼却すればガスや煙が出ますし、灰は最終的に格納しなければなりません.セシウムの場合、放射性物質となるのは1キログラム1万ベクレルで、注意しなければならないのは1000ベクレルです。従って灰などが1000ベクレル(1キログラムあたり)を超えるものは国が集中管理するべきです。
4) どのぐらいを管理するか?・・・1000ベクレルから100ベクレルの間は自治体が管理できれば管理し、100ベクレル以下は「クリアランスレベル」として完全に他の灰と一緒にして自治体が廃棄物貯蔵所に入れることができます。ただし、どこかの県のようにかなり放射性物質濃度が高いものをいろいろな理由をつけて一般に出すと日本全国がどのようになるか判らなくなります。
5) 誠意を持って・・・原発事故後、国は終始、国民に対して誠意がありませんでした。 「直ちに健康・・・」もそうでしたが、スピーディーの隠蔽、原子力委員長の報告の隠蔽、議事録の隠蔽、法律違反などを繰り返しました。でも、自治体は絶対に法律違反せず、誠意を持って放射線量をはかり、心配する人を罵倒せず、ジックリやってください.もともと瓦礫は被災地で処理するがもっとも良いのですから.
6) 汚染されていない瓦礫・・・岩手県、宮城県の瓦礫のほとんどは汚染されていません。しかし、今回の問題は「東北の野菜」と同じように、政府側が「瓦礫には汚染された瓦礫を含まない。「汚染された瓦礫を含まない」というのは国の法律に基づき、1キログラムあたり100ベクレル以下である」と宣言すれば終わりですが、「瓦礫は汚染されていても汚染されていなくても同じ。絆や思いだ」という方針の場合は私たちも防御しなければならなくなります。
・・・国の責務・・・
国は80京ベクレルという大量の放射性物質をどのように閉じ込めるのかという基本政策を出さなければなりません.また瓦礫の汚染度の測定方法、瓦礫を焼却したときにセシウムとストロンチウム、プルトニウムがどうなるのかについての技術データの提供が必要です.
現在の政府も自治体も国民の投票で選ばれていて、お殿様ではありません.もともとが危険な瓦礫の搬出を心配するのが健全で善良な日本国民ですから、強引で傲慢な悪徳政府にならないようにしてください.
「takeda_20120320no.459-(8:40).mp3」をダウンロード
(平成24年3月19日) 武田邦彦
瓦礫問題を再び整理する・・・明らかにして欲しいこと 武田邦彦
http://satehate.exblog.jp/17657028/
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-473.html


茶の放射能調査結果
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/cha-housyanoukekka_h23.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/documents/230902kourousyoukekka.pdf
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/documents/230907kourousyoukekka.pdf
島田、金谷、川根の銘茶。ようこそ島田市茶業振興協会へ!
http://shimacha-biz-web.com/

島田茶のお茶づくりの歴史は、静岡茶の歴史です
http://www.siz-sba.or.jp/kencha/member/shimada/index.htm



静岡県島田市のがれき受入れをめぐる生々しい話
http://togetter.com/li/241348
桜井市長「がれきの受け入れが各地で進めば風評被害もなくなる」
http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/54544471.html
震災とメディアと洗脳。広域瓦礫処理と広告にみる札束作戦。
http://mousou-meisou.blogspot.jp/2012/03/blog-post_20.html
バンダジェフスキー博士院内記者会見の一部 松元保昭:パレスチナ連帯・札幌 2012年 3月 19日
http://chikyuza.net/n/archives/21025
バンダジェフスキー博士 院内講演会 :: 2012/03/19(Mon)
http://chiko123.blog.fc2.com/blog-entry-446.html
みなさま
ユーリ・バンダシェフスキー博士の記者会見を先ほどインターネット中継でやっておりましたが、そのおもに質疑応答部分の内容に関してのみ拙いメモをとりましたのでシェアさせていただきます。 いろいろ抜けておりますが。
●バンダジェフスキー博士院内講演会
http://www.ustream.tv/recorded/21213134
で観ることができます(3/19 16:44現在)。
田中泉
この事故を小さな事故と思ってはいけない。世界にとっても大変だが日本は特に大変だ。
かつてゴメリの医科大(彼は元学長)に日本人の研究者たちが来たことあり、セシウムが心臓にとって危険であるということに深い理解を示していた。でもその経験が活かされていないのが理解できない。 (引用注:政府が政府ですから)
何も見えず情報もない状態では何もできないと思う。 ウクライナ・ベラルーシ・ロシアの各地域で「黙っている」政策が事態を悪化させ悲惨な状況になっている。日本は我々の経験をもう一度繰り返そうとしているように見える。
放射性物質の汚染源を早く廃棄しなければならない。日本全国にばら撒く必要はない。
「黙っている」という政策はかつてのソ連邦共産政権ならまだしも、21世紀文明社会の日本でこういうことが起きるのが理解できない。
新しい食品の基準値をどう評価するか→食品に放射性物質が含まれていることじたいが、非常に危険である。ベクレル数を下げるのは肯定的な動きではあるが、4月からの新しい基準はベラルーシでもここ13年ぐらい使われている基準であり、この基準のおかげで住民が放射性物質取り続けてしまっている。 食品を食すると放射性物質を体にとりこんでしまい、様々なシステムに影響を与える。それは外部被ばくより数段深刻で、非常に危険だ。
必要なのはクリーンな食品とクリーンな土地である。どんな放射性物質であれ、それをとりこむと言うことは本当に体にとって危険だ。牛乳は100Bqならいいということになっているが、99BqはOKで101Bqはだめなのか?何が基準なのか?つまり基準というのはあくまで運用的なもので、放射性物質の含まれた食品は実際すべて危険なもの。人々は放射性物質のない食品を受け取る必要がある。
高い濃度で汚染されている地域は福島だけでないと聞いている。東京でもあちこちでセシウムが観測されていると聞いている。人々は汚染されている地域からきれいな土地に引っ越すべきだと思う。
人々の健康を守るという対策においては国が役割を果たすべきだ。今起こっていることに対してしっかりと責任を果たし人々の健康を守るべき。それが政治の責任である。
長い間汚染地域に住む人達が新たな放射性核種を摂りこむとなるとさらに危険である。 最も危険なのは食品を通して体の中の臓器にとりこまれることだ。
子どもは10-30Bq/kgで60%に心電図異常が起きる。Bq数が上がると心臓の動悸の悪い子どもが増える。ベラルーシにはそういう子どもがたくさんいる。だから死んでいるのだ。70-100Bq/kgで、突然死のリスクグループに入る。
Q 福島などで若い高校生が突然死している事例がある。知人の知人も突然死した。亡くなった方の臓器のセシウムを測定することには意味があるとお考えか?
→解剖すればセシウムは出てくるとは思うが、亡くなってしまった方はどうすることもできないのが残念だ。生きている方々を検査することが重要。かならず体内のセシウム濃度を調べる必要がある。そうすればリスクグループ(突然死に繋がるグループ)を把握できる。
環境中にセシウムが高い濃度で存在すると突然死の可能性がある。セシウムは特に心臓に対して激しく攻撃を加える。心筋細胞に蓄積し、代謝機能が失われ、エネルギー産出ができなくなる。心拍が乱れる。心停止する。突然死する場合の濃度に決められたものはない。僅か20-30Bq/kgでも心拍異常が出てきている。それが突然死の原因になりうる。子どもも大人も全員の線量調査を。
残念ながら皆様のところには情報が少ない。情報をこのまま隠しつければ日本人という国民はわずかになる。
警戒区域入った女性死亡 福島県浪江町
http://www.47news.jp/CN/201203/CN2012032001001682.html
20日午前11時ごろ、東京電力福島第1原発事故の警戒区域に指定されている福島県浪江町で、重機を区域外に持ち出すために許可を受けて入域していた50代の女性が倒れたと119番があった。女性は救急車で同県南相馬市の病院に搬送されたが、午後1時に死亡が確認された。・・・
子どものタンパク尿検査を-バンダジェフスキー氏の講演会から 2012年03月20日
http://onodekita.sblo.jp/article/54551127.html
メキシコで大地震 津波の心配なし 3月21日 4時25分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120321/t10013855962000.html
ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の21日午前3時3分ごろ、メキシコのゲレロ州を震源とするマグニチュード7.8の大きな地震がありました。 気象庁によりますと、この地震による日本への津波の心配はないということです。


7.4 earthquake hits Mexico
http://edition.cnn.com/2012/03/20/world/americas/mexico-earthquake/index.html

3/20/2012 — 7.9 magnitude earthquake in Mexico
http://sincedutch.wordpress.com/2012/03/20/3202012-7-9-magnitude-earthquake-in-mexico/


2012年3月20日メキシコ大地震は極東訪問予定のオバマへの威嚇か
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/28858523.html
by oninomae | 2012-03-21 00:18 | 放射能・ラジオハザード