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ロシアを先制核攻撃に追い込むノーベル平和賞オバマ By F. William Engdahl

http://tamekiyo.com/documents/W_Engdahl/bmd.html より

掲載2011年12月5日

訳者メモ

攻撃的なアメリカに協力すると、ロシアの防衛的な先制核攻撃の標的になる可能性が高まっているという話である。主に欧州BMDのことであるが、日本の海上自衛隊も協力しているということで、他人事ではない。


ロシアを先制核攻撃に追い込むノーベル平和賞オバマ By F. William Engdahl(F・ウィリアム・イングドール) 2011年12月1日

Why Moscow does not Trust Washington on Missile Defense. Towards a Pre-emptive Nuclear War? (http://engdahl.oilgeopolitics.net/)


幸せなことに文明世界にいる者の大半は、いよいよ先制(攻撃型)核戦争の発生の可能性が高まっており、そこに向けて我々が不可避的に行進していることに気付いていない。といっても、これはイランとイスラエルの話ではない。遠回しにBMD(弾道ミサイル防衛網)と名付けたもので、モスクワを窮地に追い込む決定をしたワシントンとペンタゴンの話である。

11月23日、通常は控え目なドミトリー・メドベージェフ大統領であるが、ロシアは、米国の弾道ミサイル防衛シールドの建設の進捗に対抗するため、EU国境(ポーランドとリトアニア間)に(おそらくは南のグルジア付近とNATO加盟国のトルコにも)ミサイルを配備する準備ができていると、世界に向けて明確な言葉で語った。 「ロシア連邦は、国の西と南に最新の兵器システムを配備する予定である。これは米国のミサイル防衛の欧州部分を破壊する目的で利用することが可能である」とロシアのテレビで発表した。

「その一段階として、カリーニングラードのイスカンデル・ミサイル・システムの配備がありうる」[1] これは戦域〔地域内・中距離〕の弾道ミサイル・システムである。イスカンデルの最新型(イスカンデールK型)の詳細は極秘扱いのままであるが、伝えられるところによると、2000kmの射程距離を持ち、巡航ミサイルを搭載し、7メートル以内の目標精度を備えている。

メドヴェージェフは、「即座に」カリーニングラードのレーダー・システム(襲来するミサイルを警報するシステム)を戦闘準備態勢にするようロシア国防省に命じたと述べた。また、6年以内(2018年まで)に実戦配備できるように、ロシアの戦略核ミサイル戦力の標的範囲を拡張すること、ロシアの核兵器を米国・NATOの防衛網を突き破ることのできる新型の弾頭で配備し直すことを求めた。そして、発表されたとおりに米国が動くならば、ロシアは新STARTミサイル削減条約から抜けるとも脅した。

それからメドヴェージェフは、「戦略的に攻撃の意味を持つ武器と、防御の意味を持つ武器には、本質的なつながりがあることを考えれば、新START条約からロシアが撤退する条件が生じる可能性がある」と述べ、「防衛用」のミサイルと「攻撃用」のミサイルの避けがたい関係のことを正しく指摘している。[2]

このロシアの大統領は、気取った表現をしたり、控え目に話したりはしなかった。「私は(米国の盾の)指揮命令システムを、必要とあらば、確実に破壊できる手段を開発するように軍に命じた」「その手段は、適切であり、効果的であり、低コストである」とメドヴェージェフは述べた。

ロシアは、米国のBMD(地球規模の盾)には、核バランスの安定を崩す意図があり、新たな軍拡競争を誘発する危険性があることを、繰り返し警告してきた。メドヴェージェフによると、ワシントンは、ロシアの懸念を深刻に受け止めるどころか、BMD開発を「加速」させてきたという。[3]

ペンタゴンが対ロシア軍事包囲圧力を増していることに、メドヴェージェフが対抗手段を取ると脅したのは、これが初のことではない。それは米国のBMDの脅威が初めて世界に認知されることになった2008年11月にさかのぼるが、メドヴェージェフはロシア国民向けのテレビ演説でこう述べた。

近年、我々が直面せざるをえなかったことに関して追加したいと思う。それは何か。それは世界的なミサイル防衛システムの構築である。ロシアを包囲する軍事基地の設置である。とめどないNATOの拡張である。その他、これと同種のロシアに対する「プレゼント」である。こうしたことから、彼らは我々の強さを試したがっているだけだと信じるに足る十分な理由がある。[4]

この威嚇は、オバマ政権がポーランドとチェコ共和国にBMD[Ballistic Missile Defence]を配備する決定を破棄するという和解策(今となっては詐欺だったことが明らかになっている)を提案してから数ヶ月後になされたものである。

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ロシアは、カリーニングラードに、イスカンデール・対BMDミサイルを配備すると脅している。


今回の場合、ワシントンは、熱核爆弾の脅しあい(チキン・ゲーム)にとどまるつもりであることをただちに合図した。もはや米露関係の「リセット」に関する美辞麗句はない。オバマ政権のNSC(国家安全保障会議)の広報担当は「我々は、ヨーロッパ向けの配備計画を制限したり変更するつもりはまったくない」と宣告した。

米国政府は、ミサイル防衛施設はイランの核兵器の発射の可能性(これはまったく信憑性がないことだ)の脅威に対抗しているという本当とは思えない議論を主張し続けている。世界に配備されている米国とイスラエルのBMD設備、イランの核運搬(発射)能力の実態をあわせて考えると、ヨーロッパをイランが核ミサイルで攻撃する危険性は、最も公平な言い方をしても、ゼロに近い。

2日前の11月21日、ワシントンはモスクワに小さなニンジンを放り投げた。米国のエレン・トーシャー軍縮担当国務次官は、ワシントンは、燃料を使い果たした後のミサイルの速度に関する情報を提供する準備ができていると言った。この情報は、VBO(燃焼速度)と呼ばれるが、どのように標的を狙うかと決めるときの参考になる。[5]

これは米国・NATOのミサイルが絶対にロシアに向けて使用されることがないように、全面的に実戦レベルのパートナーシップを要求しているモスクワにとって、真剣な譲歩と解釈できるものではないことは明らかだった。そもそも、ワシントンの嘘つきと約束破棄の経歴を考えれば、その速度が真実だという保証は何もない。

10月前半のブリュッセルでのNATO国防相会議の後、NATO事務総長のアナス・フォー・ラスムセンは、「NATOヨーロッパ・ミサイル防衛計画」(という名目になっている)について「2018年には完全に実戦配備される予定である」と述べた。

ちょうどスペインも米国管理下のミサイル計画に参加する計画を表明し、ルーマニア、ポーランド、オランダ、トルコに加わることになった。これらの諸国は、それぞれの領土内にミサイル防衛網の主要構成部分を今後配備することに同意している。[6]

ロシアの懸念は、ワシントンがミサイル防衛システムを全体的に劇的に改善したことから生じている。それはロシアを全方位から包囲する地球規模のBMDシステムの様相を帯びつつある。


完全支配(フル・スペクトラム・ドミナンス)

ワシントンのミサイル防衛の「盾(シールド)」が前回マスコミで話題になったのはオバマ政権初期の2009年9月だった。そのとき、オバマ大統領は、ポーランドとチェコ共和国へのミサイル迎撃ミサイルと米国の特殊レーダーの挑発的な配備を格下げすることを申し出た。これは、ブッシュ・プーチン時代の緊張関係からの米露関係の「リセット」だとヒラリー・クリントンがおどけて呼んだものに道を開くための明確な戦術だった。だが、世界に一つ存在する核戦争の潜在的ライバルを、信頼できるミサイル防衛で包囲するという米国の戦略目標が変わったわけではなかった。

その当時、オバマは、チェコ共和国に精巧なレーダーを配備し、ポーランドにABM(弾道弾迎撃ミサイル)を配備するというブッシュ政権の計画を米国は変えようとしていると発表していた。そのニュースは、モスクワでは大きな譲歩として歓迎された。[7]

だが、明らかにその後の情勢を見ると、将来のロシアの核攻撃を完全に無力化させるミサイルの盾の計画を米国が捨て去ったというにはほど遠く、米国はもっと効果的な地球規模のシステム(その実現可能性はそうこうしているうちにも証明されていた)を選んだだけだったことがわかる。

ポーランド国民を安心させるため、オバマ政権は、ポーランドに米国のパトリオット・ミサイルを提供することにも同意した。ポーランドの外務大臣は、その当時も現在も、ラデク・シコルスキである。シコルスキは、アメリカ・エンタープライズ研究所(有名なネオコン・タカ派のシンクタンク)の常駐研究員、また、新大西洋イニシアティブ(旧共産圏の東欧諸国をできるだけ多くNATOに引きずり込むプロジェクト)の常任理事として、2002年から2005年までワシントンに滞在していた。モスクワがポーランドに米国のミサイルを配備することを友好的に解釈できなかったのも無理からぬことである。それは今日でも同じだ。

2011年5月、オバマ政権は、ポーランドに提供する予定のミサイルは、新型レイセオン(RTN)SM-3ミサイル防衛システムで構成され、ポーランドのレジコヴォ軍事基地に配備されると発表した。先の地図を参照してもらうとわかるが、この基地は、ロシアの飛び地カリーニングラード(ロシア本土とつながっていない珍しい土地で、バルト海とリトアニアに隣接している)から約50マイルの距離にある。これは、1961年のキューバ危機のときよりも米国のミサイルをロシアに近づけることになる。キューバ危機のとき、ソ連の主要な核施設を狙い、ワシントンはトルコの拠点にICBMを設置した。[8]

新型レイセオンSM-3ミサイルは、短距離から中距離の弾道ミサイルの迎撃を目的としたイージス弾道ミサイル防衛網の構成要素である。SM-3のキネティック弾頭は、来襲する弾道ミサイルを地球の大気圏外で迎撃する。ロッキード・マーティンの海洋システム・センサー部門は、イージスBMD兵器システムを開発した。SM-3は、レイセオン・ミサイル・システムに由来する。

ポーランドのSM-3ミサイル配備は、ロシアの核能力を包囲する世界的な蜘蛛の巣の一部にすぎない。ペンタゴンの公式な軍事戦略は完全支配(フル・スペクトラム・ドミナンス)と呼ばれていることを忘れてはならない。宇宙全体を何もかも支配するという意味である。今年9月に米国とルーマニア(NATOの新規加盟国の一つ)は、ルーマニアのDeveselu空軍基地に米国管理下のミサイル防衛システム(SM-3ミサイルを使用)を配備する協定を締結した。

それと同時にワシントンは、トルコ東南部マラティヤ州Kuluncak地区の高い山の頂上に、精巧なミサイル追跡レーダーを設置する協定を、NATO加盟国のトルコと締結している。ペンタゴンは、そのレーダーはイランに向いていると主張しているが、地図を見ると、ロシアの主要な核施設(ロシア海軍の黒海艦隊の大部分が駐留するセヴァストポリなど)が簡単にカバーできる焦点方向であり、あるいは重要なクラスノダールのレーダー施設に向けられることがわかる。 [9] マラティヤのレーダーは、「イラン」の弾道ミサイルを迎撃するイージス艦戦闘システムを備えた米国の艦船にデータを送る。ロシアの軍事専門家によると、そのレーダー(最大2000キロメートルの範囲が対象)の主な狙いの1つは、南コーカサス、中央アジアの一部、ロシア南部の上空の監視・制御になるだろうという。特にロシアの発射実験で試験的な距離で飛ぶミサイルを追跡することである。[10]

さらに、米国が管理するBMD配備には、今や、ロシアのセヴァストポリ海軍基地に近い黒海に海上発射の「イージス」システムを配備することも含まれており、黒海とカスピ海地域に中距離ミサイルを配備する可能性も含まれている。[11]

しかし、米国ペンタゴンのヨーロッパBMS配備は、地球規模の巨大な蜘蛛の巣の一部にすぎない。米国は、アラスカのフォート・グリーリー・ミサイル場とカリフォルニアのバンデンバーグ空軍基地に、地上発射のBMDミサイル迎撃施設を設置した。 そして、ペンタゴンはハワイの太平洋ミサイル試射場に2つのミサイル発射基地を開設したばかりである。それに加え、日本の海上自衛隊は公式に米国のミサイル防衛局と提携し、日本の海軍艦船にSM-3レイセオン・ミサイルを配備する、いわゆるイージスBMDシステムを開発することになった。[12] これにより、米国は、中国、ロシア極東部、朝鮮半島を攻撃できる太平洋の足場を得たことになる。イランの脅威に対抗するにしては、ずいぶんと遠くはなれた奇妙な方法である

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米国のミサイル防衛の起源

潜在的な敵の弾道ミサイル攻撃に対抗して地球規模の「防衛」ネットワークを築くという米国の計画が始まったのは、1983年3月23日のことである。当時のロナルド・レーガン大統領は「スターウォーズ」という名称で知られているが、正式にはSDI(戦略防衛構想)と呼ばれる計画を提案した。

ソ連のIMEMO(世界経済国際関係研究所)の元経済学部長は、1994年にモスクワで著者(W・イングドール)との私的な夕食の席で、何十億ドルもの規模の米国のスターウォーズ計画に遅れを取らずついていくために、ロシアには莫大な財政負担がかかっていたこと、それが結果的にワルシャワ条約機構の経済崩壊、1990年のドイツ再統一につながったのだと述べた。アフガニスタンでの敗北に加え、米国が1986年にサウジアラビアの石油を世界の市場に洪水のように流し込んだことで石油収入が急減したため、ソ連の軍事経済はペースを維持することができなくなり、ワルシャワ条約機構の諸国の全域では大規模な民衆の反乱の一歩手前になっていた。[13]

今回の米国のBMD配備には、軍事戦略家が「核優位」と呼ぶものを米国が築くという文脈であるが、ロシアを屈服させる狙いがある。


核優位 ~考えられないことを考える~

1991年のソ連崩壊以来、ソ連時代の軍事力は大幅な縮小に耐え忍んできたが、ロシアはねばり強く戦略核抑止力の中核部分にしがみついてきた。それがロシアとの関係を考えるときに、ワシントンが躊躇するところである。

ロシアが上海協力機構の中央アジアのパートナー諸国(とくに中国)と軍事的・経済的な協力を深めていく可能性は、ワシントンをかなり苛立たせてきた。そうした戦略的な協力関係は、ますます中国とロシアにとって死活問題になってきている。中国の核戦力は、ロシアのようには戦略的になっていない。

ペンタゴンが目指しているものは、ソ連が1950年代に大陸間弾道ミサイルを開発した時以来、ペンタゴンが夢見てきたものである。兵器の専門家は、それを「核優位」と呼ぶ。素人の言葉に翻訳すると「核優位」とは、均衡した核戦力を持つ2国のうち、どちらか一方が未熟なものであっても相手の核攻撃能力を大きく損なう弾道ミサイル迎撃システムを配備することができ、その状態で全面核攻撃を行なえば、核戦争に勝つことができるという意味である。

「核優位」の軍事戦略的な暗黒面の意味としては、相殺できるだけの妥当なBMD対ミサイル防衛を持たない側にとっては、相手側がBMDミサイルやレーダー施設を新設するたびに自国の安全保障が崩れていくのを目の当たりにすることになり、機を逸する前に、先制して核攻撃(あるいは他の破滅的な攻撃方法)を仕掛けなければならないというプレッシャーが増大するということである。

単純に言えば、ワシントンが主張するようにBMDが「防御的」であるわけがない。BMDは攻撃的であり、極限まで不安定化をもたらす。さらに言えば、ペンタゴンにBMD設備を設置する許可を与えたことで、米国の強大な軍事力の安全保障の傘を買ったと勘違いしている幸せな諸国は、自国の領土を、一段と現実性を帯びてきた米露の核対決の戦場として差し出したことに気付くことになる。

ロバート・バウマン[Robert M. Bowman]博士(米空軍退役中佐、スターウォーズ計画と嘲笑された1980年代のレーガン大統領のBMD政策を担当)は、現在、国防総省ミサイル防衛局という組織で進められているワシントンの弾道ミサイル「防衛」の本質をこう記している。

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レーガン政権と父ブッシュ政権では、戦略防衛構想組織(SDIO)だった。クリントン政権では、弾道ミサイル防衛組織(BMDO)になった。今、子ブッシュは、ミサイル防衛局(MDA)とし、以前ならば「黒色プログラム」だけの特権だった監査や監督を受けない自由を与えた。早めに議会が行動しなければ、この新たな独立組織は実質的に無制限の予算を手に入れ、国民と議会に監視されることなくそれを武器に費やすことになり、実際に宇宙に配備されるまで我々は何も知らなかったということになりかねない。そうなると、理論的には、宇宙の戦士たちは、地球上のいかなる標的であろうと警告なしに破壊することができるようになり、世界を支配することになる。こうした新しいスーパー兵器が、アメリカ国民に安全をもたらすだろうか? まず、そんなことはないだろう。[14]

冷戦の時代には、ワルシャワ条約機構とNATOの双方が相互に相手を全滅させることができる能力を持つことで、軍事戦略家がMAD(相互確証破壊。マッドは狂っているという意味も)と名付けた核の膠着状態がもたらされていた。

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これ自体が恐ろしい発想であるが、変な話、現在、米国がヨーロッパ、アジア、世界中に容赦なくBMDを推進することで確保しようとしている米国の一方的な核優位と比べると、まだ安定的だった。

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MADは、どちら側にも決定的な優位がなく、互いに相手を全滅しうるという見込みに基づいていた。それにより核戦争は「考えられない」世界になっていた。だが、その後、米国は核戦争の可能性を「考えられる」状態にしようとしてきた

バウマン中佐は、著者の電話インタビューで、ミサイル防衛のことを「第一撃(先制攻撃)を完成させるミッシング・リンク(失われた環)」と表現した。[15]

実際には米国が絶対的な支配を握っていながらも、「ヨーロッパ」のBMD配備という見せかけでワシントンはNATOの背後に隠れている。最近、ロシアのNATO大使ドミトリー・ロゴジンは、米国のBMDのヨーロッパ部分を、「メイド・イン・USAのミサイル防衛の傘」を隠すためのイチジクの葉だと形容し、「ヨーロッパのNATO加盟国には、押すためのボタンもなければ、ボタンを押す指さえなくなる」と述べている。[16]

盾(シールド)はロシアに向けられたものではないという確証をロシアが米国に求め続けている理由はここにある。非常に心配なことに、現在までのところ、ワシントンは断固として拒絶している。世界平和の維持を託されているはずのワシントンの人々は気が狂ったのだろうか?

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いずれにしても、ワシントンが厳粛なる国際的な武器協定を破棄し、不法に世界規模のミサイル防衛の設置を進めてきたことは事実である。モスクワや北京にとっては、それだけで十分に、米国の約束(条約さえも)はそれが書かれた紙の価値すらないと考える根拠になる

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(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)



原文

Why Moscow does not Trust Washington on Missile Defense. Towards a Pre-emptive Nuclear War?(Global Research)


脚注

[1] David M. Herszenhorn, Russia Elevates Warning About U.S. Missile-Defense Plan in Europe, The New York Times, November 23, 2011.

[2] Ibid.

[3] Ibid.

[4] Misha, Medvedev: Russia will Deploy Iskanders in Kaliningrad to Neutralize New US Missile Threat, Misha’s Russian Blog, December 30, 2008.

[5] RIA Novosti, US ready to provide Russia with missile shield details, Moscow, November 21, 2011, accessed in http://en.rian.ru/russia/20111121/168883920.html.

[6] RIA Novosti, NATO's missile defense program to be fully operational in 2018 – Rasmussen, 5 October, 2011, accessed in http://en.rian.ru/world/20111005/167417252.html.

[7] CNN, U.S. scraps missile defense shield plans, September 17, 2009, accessed in http://edition.cnn.com/2009/WORLD/americas/09/17/united.states.missile.shield/index.html

[8] Kenneth Repoza, Obama's Cold War? Raytheon Missiles On Russia's Border By 2018, Forbes, September 15, 2011, accessed in http://www.forbes.com/sites/kenrapoza/2011/09/15/obamas-cold-war-raytheon-missiles-on-russias-border-by-2018/

[9] Missile Defense Agency, News and Resources various press releases and program descriptions, accessed in http://www.mda.mil/news/news.html

[10] Sergey Sargsyan, Turkey in the US Missile Defense System: Primary Assessment and Possible Prospects, 13 October, 2011, Center for Political Studies, “Noravank” Foundation, accessed in http://noravank.am/eng/articles/detail.php?ELEMENT_ID=6051

[11] Ibid.

[12] Missile Defense Agency, op. cit.

[13] F. William Engdahl, Full Spectrum Dominance: Totalitarian Democracy in the New World Order, Wiesbaden, 2010, edition.engdahl, p. 145.

[14] Robert Bowman, cited in F. William Engdahl, op.cit., p. 161.

[15] Ibid., p. 162

[16] RIA Novosti, Nato Is Figleaf, November 1, 2011.

by oninomae | 2011-12-06 06:57 | 戦争詐欺・紛争  

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