プルサーマル導入でも世論誘導?
プルサーマル導入でも世論誘導? 九電、揺らぐ信頼性 2011年07月30日更新
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2008625.article.html
動員問題など一連の不祥事を謝罪する山元春義九電副社長=県庁
玄海原発3号機のプルサーマル導入に関する県主催公開討論会(2005年)で、九州電力による“世論誘導”の実態が29日、明らかになった。県が「判断材料」と位置づけた討論会は動員が半数を占め、国内初のプルサーマル同意を後押しした可能性も浮上。 県は「影響はなかった」と今回の問題と県の判断の関係を否定するが、討論会の信頼性は大きく揺らいでいる。
県は05年2月の九電主催、10月の経産省主催で「安全性について理解が深まったとは言い難い」(古川康知事)として、12月に安全性に絞った討論会を唐津市で開催した。専門家6人が議論を展開、会場から18人が質問したが、九電は動員要請の際、「自主的な発言」を呼び掛けたことも新たに明らかにしており、会場の雰囲気づくりにも関与した疑いが出てきた。
討論会後、古川知事は「理解が深まったという印象を受けた。判断の一つになる」と語っていた。その後、同意に向けた動きが加速。06年2月に「安全性は確保される」と表明し、3月末の経産相来県で同意した。
しかし、討論会の正当性への疑問は県議会でも06、07年に指摘されていた。宮崎泰茂議員は「九電と関連企業の職員がいっぱいいたじゃないか」などと動員を批判していたが、古川知事は可能性を認めつつ、検証は不可能とした。 会場で実施したアンケート結果についても担当本部長は「県民の理解が進んだかの指標には用いていない。参考資料」と答えた。
この日、山元春義副社長の報告と謝罪を受けた牟田香副知事は九電の組織風土を批判したが、「壇上の議論を聞いて判断しており、県の判断に全く影響はなかった」と断言し、討論会のやり直しには否定的な考えを示した。
山元副社長は会談後、今後のプルサーマルについて「しっかり(県民の)理解を得て、継続できると思っている。安全は大丈夫」と早くも続行を宣言した。
動員問題などの調査結果を報告する山元春義九電副社長=県庁
一方、県議会の原子力安全対策等特別委員会は4日に真部利応九電社長を参考人招致し、追及する構え。木原奉文委員長は「いかなる理由があっても言語道断だ。九電から納得いく説明がないと再稼働についての議論はできない」と強調した。
関連
玄海原発・再稼働めぐり激しい応酬 県議会特別委 2011年07月02日更新
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1970820.article.html
厳しい表情で議員の質問を聞く古川康知事(右)と牟田香副知事=県議会
経産相来県後、初めての玄海原発再稼働問題の論議の場となった1日の県議会特別委員会。古川康知事は「大臣の言葉で疑問点はクリアできた」と運転再開に前向きな姿勢を重ねて示したが、議員は「安全対策は不十分」と追及。県幹部が答弁に詰まる場面もあり、慎重姿勢から再稼働へじわりと動く知事を前に、激しいやり取りが続いた。
これまで県は、国に安全性をただす立場だったが、「安全性を理解」したことで一転、議会の疑問に答え、理解を求める立場に変わった。
質問に立った議員は緊急安全対策で想定した緊急時の冷却について、タービン動補助給水が故障した場合、核燃料を冷やす手段がなくなる点を問題視した。
県幹部は「九州電力は信頼性が高いシステムと説明している」と答えたのに対し、「福島の教訓は多重防護だったはず。電源車を1年後に配備する予定なら、それを待ってからでも遅くない」と迫った。執行部は答えに詰まり、「保安院に再確認する」と苦しい答弁でその場をしのいだ。
事前に通告していた玄海原発の使用済み燃料の量についても答えられず、知事が委員長に休憩を求め、九電に確認を急ぐ場面も。たじろぐ執行部の様子に、詰め掛けた約100人の傍聴人からも不満の声が上がった。
集まった大勢の傍聴者。ビデオカメラで議会の様子を撮影する人の姿も=県議会
千葉県柏市から佐賀市に子ども2人と転入した主婦藤澤佳代子さん(44)は「知事の判断条件に、なぜ『県民』が入っていないのか。県は自分たちが安全性について説明できないのに、再稼働ありきで進めている姿に疑問を感じた」と語った。
古川知事が緊急安全対策に理解を示した今、再稼働容認への最後の大きなハードルは県議会の理解。ただ、今回は賛否を問うような議案はない。11日に再び特別委員会が開かれる予定だが、古川知事は「議論は深まっていると思うが、こうなれば理解を得られたというものはない。最後は総合的に判断するとしか言えない」と言葉を濁した。
佐賀知事が九電のやらせ誘発か 玄海原発の説明番組で 2011/07/30 19:39 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011073001000447.html
九州電力のやらせメール問題で、記者会見する佐賀県の古川康知事=30日午後、佐賀県庁
九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の説明番組をめぐる「やらせメール」問題で、同県の古川康知事は30日、番組放送数日前に九電の当時の副社長らと面会し「原発の再稼働を容認する意見を出すことが必要だ」と、番組にやらせ投稿を促すような発言をしていたことを明らかにした。
記者会見した古川知事は「やらせを指示する意図はなかった。たくさんの人に番組を見てほしいと思って言ったが、軽率だった」と釈明。
6月21日、副社長退任のあいさつのため副社長らが知事公舎を訪問した際、知事は「経済界には容認の声もあると聞くが表に出てこない。この機会に出すことも必要だ」と発言したという。
佐賀県議会>議員一覧
http://www.pref.saga.lg.jp/web/at-contents/gikai/iinkai.html
発覚は氷山の一角
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/30/chunichi-jul-30/
小出裕章・京都大原子炉実験所助教(原子核工学)の話
原子力行政は、「原子力村」の中で、政府、自治体、電力会社がグルになってずっとやってきた。九州電力に続いて発覚した今回のやらせ問題も、何の驚きもない。逆に、ようやく今になって原子力行政の「常識」が問題視されるようになったということに驚く。わたし自身、何度も、原発政策を進める自治体でのシンポジウムで、多くの人が動員され参加するのを見てきた。今回明らかになった問題は氷山の一角にすぎない。
焼却も、土へのすき込みも許されない稲わら 原発事故で生じた新種の放射性廃棄物が列島を埋め尽くす
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/tepco-nuclear-disaster/11072901.htm
放射性廃棄物と言えば、これまでは原発など核関連施設や実験施設・医療施設なから出る低レベル放射能性廃棄物と、使用済み核燃料に代表される高レベル放射性廃棄物に限られていた。いずれも、とりあえずは閉じ込められた空間の中にあり、人間の生活圏への直接的脅威とはならなかった。前者の最終処分については、一定期間地中に閉じこめておく方法が講じられてきた。後者の最終最終処分については、人間界から隔絶するために地下深くに埋める地層処分が考えられている。
ところが、東電福島原発事故で広大な地域のいたるところに飛散、降下した放射性物質のために、震災で生じた大量のがれき、浄水残土や下水汚泥やその焼却灰、除染のためにはがされた表土、規制値以上の放射性物質を含む農畜水産物・食品、除染の目的で植えられたヒマワリやナタネ・・・など、恐らくはすべては知り得ないほどのモノが新たな放射性廃棄物に付け加わった。このような低レベルとも、高レベルとも分類できない大量の放射性廃棄物について、既成の処分方法があるはずがない。それにもかかわらず、放置するか、処分方法を誤れば、広範な環境を汚し、人間の生活圏が脅かされる。
とりわけ牛肉のセシウム汚染で明らかになった稲わらの汚染、それを給餌することで排出される牛の糞尿の汚染は、食品安全の問題を超えた、ほとんど解決不能にも見える環境問題を提起するだろう。毎年大量に発生する稲わらは、焼却されるか、そのまま、あるいは家畜の糞尿とともに堆肥化されて農地にすきこまれるか、牛の餌とされるかしてきた。しかし、餌としての利用はもちろん、セシウムの大気、土中への放出を考えれば、焼却も、すき込みも許されない。出続ける家畜の糞尿も土に返すわけにはいかず、行き場を失う。こんな事態が長引けば、農村空間全体が、これらの放射性廃棄物で埋めつくされ、警戒区域、避難区域と同様な人の住めない場所になってしまう。
しかし、政府も、識者も、多くの一般国民も、ことの重大さに気付いているようには見えない。(引用注:政府は、棺桶政策ですから) 今は、なにをおいても、すべての人々の知恵を結集、この膨大な放射性廃棄物の処分方法を確立すべきときではないか。日本列島が放射性廃棄物で埋め尽くされるというのは、もはや原発依存社会の遠い将来の話ではない。現在の現実になりつつある。これは、何んとしても防がねばならないだろう。
プルトニウムはどうなった?
http://satehate.exblog.jp/16077096
腐葉土の1万1000ベクレルは大丈夫か?
http://takedanet.com/2011/07/11_bdcf.html
これは何度でも繰り返しておきます
かれらはいかに世界を支配しているか By Henry Makow Ph.D.
http://satehate.exblog.jp/8078264/
プロトコールで、その著者は、私はその著者はサバティアンのライオネル・ロスチャイルド[Lionel Nathan de Rothschild (1808.11.22–1879.6.3) ]であったと疑っているが、彼らの目標を以下のように記している: 「衝突紛争、憎悪、 不和抗争 、飢餓、疾病の接種、欠乏困窮によって、すべての者たちを疲労困憊させること。非ユダヤ人達が、われわれの金と権力にすがる以外、ほかに逃げ出す道を見いだせなくなるまで。 」 ( プロトコール10 )
[そして] 「 ...我々が、障害なしに、世界のすべての政府権力を吸収して、1つの超政府を形成することを可能にする。 」 (プロトコール5 )
「その時、いったい誰が疑うであろうか?これらの人々はみな、何世紀にも渡って何びとも推測すらしなかった政治的計画に従って、我々によって踊らされていたことを。」
by oninomae | 2011-07-30 21:44 | 放射能・ラジオハザード