涙のカタルシス 哲学と魔術の秘密 たんぽぽ日記
http://blogs.dion.ne.jp/tanpopo0817/archives/10222162.html
カバラの魔術と言えば、何か陰謀的、または別の人にとって見れば逆に高貴なものと考えられている。私たちが若い頃は、魔術とは悪しきものであり、せいぜいアニメの、夢の中の物語に過ぎなかった。
それが、たとえば魔法使いサリーが唱える呪文、「テクマクマヤコン」と言う呪文が、カバラの「テトラグラマトン」をもじった、ユダヤ人の神の名であるなどということは思いも拠らなかった。



こうして私たち日本人は、アニメショーンという魔術に魅入られてしまい、いつの間にかハレルヤを歌わされているように、気づかないまま、神ヤハウエの名を賛美しているのである。

それもユダヤ神秘主義、カバラがいかに日本まで汚染してしまったかの表れなのである。
こうしたカバラの専門家であるとされる、大沼忠弘氏によれば、
いずれ死後に果たさなければならない魂の浄化過程であり、魔法とは、それを死後ではなく生前に済ませてしまおうとする一種の死の訓練なのです

「実践カバラ 自己探求の旅」大沼忠弘 人文書院より引用
こうした態度は哲学者、つまりソクラテスなどとまったく同じものだ。
本当に哲学にたずわっている限りの人々は、ただひたすらに死ぬこと、そして死んだ状態にあること、以外の何事も実践しないのだが、このことに恐らくは他の人々は気づいていないのだ。
このような事柄においては、哲学者は他の人々とは際立って異なり、できるだけ魂を肉体との交わりから開放するものであることは、明らかだね。
哲学者の魂は肉体を最高度に侮蔑し、肉体から逃亡し、まったく自分だけに成ろうと努力するのではないか。
我々が肉体を持ち、われわれの魂がこのような悪と混合されている限りは、われわれははわれわれが望むあの真実をけっして充分に獲得することはできないだろうからだ。
すべての戦争は財貨の獲得のために起こるのだが、われわれが財貨を獲得せねばならないのは、肉体のため、奴隷となって肉体の世話をしなければならないからである。
それなら浄化(カタルシス)とは、この議論の中で先ほど語られたように、魂をできるだけ切り離すこと、そして、魂を肉体のあらゆる部分から自分自身へととり集め、自分自身として凝集するように習慣づけること、そして、現在においても将来においても、足枷のごときものである肉体から開放されて、魂ができるだけ自分自身で単独に生きるように習慣づけることではなかろうか。

「パイドン」 プラトン著 岩波文庫より引用
文中、プラトンがソクラテスに言わせている文言は、やはり一見、高尚なもののように感じる。
だが、こうした思想が、悪しきグノーシス主義となり、古代から中世を経て、近代、そして現代まで、政治世界に強大な影響力を及ぼしてきたのだ。
グノーシスでは、人間の肉体は悪魔の器であるとされるので、人間の生殖行為を特に穢れたものとみなし、究極的には、人類の滅亡を求めている。―肉体がすべて滅び、魂だけになることを望んでいる―
こうした見解が世界中にはびこれば、人類は瞬く間に滅亡してしまうだろう。
そして、その危険が迫っているのが今なのである。西洋だけではなく、日本を含めた全世界の政治家たちが、こうした哲学的思考に染められ、国民の生命をないがしろにしているのだ。
そうした意味から、アメリカの指導者であったジョージ・ブッシュも、または現在、世界から最大級の非難を浴びているカダフィやシリアのアサド大統領も、まったく同罪であって、人間を殺していることに変わりはない。
それは彼らのよく使う言葉、「これは私心ではない」によく現れており、つまり、世界の政治家たちは、私心ではなく、哲学的使命に燃えることにより、殺人である戦争でさえ、―魂の肉体からの分離―、という、彼らの最も敬愛する神の目的の共同作業者、真の「選ばれし者」としての使命を見出しているわけだ。
こうした思考を政治家に持たせることによって、犯罪であるはずの殺人が、政治家にとっては、世界で最も聖なる仕事へと変化してしまうのだ。
菅内閣が、地震による被災者や、放射線被害を受けている人々の救済に熱心でないのもそのためであろう。
浜田氏には失望したが、政治家である限り、当たり前の行動であって、期待していた私が愚かだった。
アメリカの世界戦略を構築するCSISで、たっぷりと哲学的思考を植えつけられてきたのだろう。小泉の進次郎も在籍したというから、この小僧も、いずれ親父と同じように、日本社会の解体作業を進めることだろう。イケメン政治家だからといって騙されてはいけません。(特に女性の方々は、国会での前原や玄葉を見ればよく分かるが、イケメン政治家ほど態度が悪く、気取ってる。つまり国をよくすることより、自身の見栄えをを気にしてカッコつけている)
肉体が悪であるという思想は、釈迦も同じ立場ではあるが、西洋と東洋では、その事態に対する対処の仕方が全く違っている。
すなわち、仏教的思想においては肉体は欲望に満ちた悪しきものではあるが、他者を殺してまで、肉体から魂を引き離すという作業を奨励しない。むしろそうした殺人という犯罪からは、離れるべきであると考えている。 (ただし、釈迦後の仏教には、魔術的な思想が入り込んでしまったが、それが密教である)
それに対し、西洋の哲学や魔術では、他人の肉体を破壊し、積極的に魂の分離を促進することが善であるとみなされている。
ソクラテスは、すべての戦争は財貨の獲得のために起こると言っているが、確かにそれも戦争の理由の一つではあるが、プラトン主義に満たされた現在の政治家たちの真の目的は、哲学的善行という理論に裏打ちされた確固たる信念に基づく、人類の間引きである。
それはまた、彼らの敬愛する女神ガイアを、人間という、悪しき肉体によって大地を痛めつける者どもから、救済するという至高の目的を持つ。
かつてペルセポネは、

冥界の神ハデスに誘拐され、冥界へと連れ去られた。


しかし女神の開放を求める人々により、ペルセポネは、一定の期間は冥界に置かれるが、期限がやってくれば冥界から開放される。


このお話が現代では白雪姫となって伝えられているが、

ペルセポネが死んでしまうのは、実は人間の増殖によって大地が疲弊してしまうことを意味しているのであり、人間の濫用によって痛めつけられている女神を、人間から救済するいう目的を持った団体こそ、フリーメイソンなどと呼ばれてきた、秘密結社の目的であるのだ。
哲学的なカタルシスによって、地表から人類を消滅させ、地表をブリーチして女神を救い出す存在、それが物語に登場する、白馬にまたがった王子様、すなわちプリンスと呼ばれ偽装された、救世主なのである。





―時間の都合により続く―



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