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原発マフィア、誕生の物語 鬼塚英昭

http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/224.htmlからの抜粋

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第1章 原発マフィア、誕生の物語

「私はこれから原子力発電所、否、核兵器製造工場のことについて書くことにする。どうして、日本に核兵器製造工場が造られたのかを追求していく。私はこれらの工場をアメリカから持ち込んだ人間たちを追跡する。それらの人間たちが、普通の人間ではなく、マフィア的人間であることを読者のみなさんに説明する。彼らを”原発マフィア”と呼ぶことにする。」

「私たち日本人は、広島と長崎に原爆を落とされた唯一の民族なのに、また、彼らの罠にはまっているのだ。」

「私はまず、ヴィクター・ロスチャイルド[Nathaniel Mayer Victor Rothschild, 3rd Baron Rothschild, 1919-90]について書くことにする。どうしてか?彼こそが”原発マフィア”の中でも最も大きな力を持っていたからである。しかし、いかなる原爆の本を読んでも、日本を問わず、欧米においても、一行たりとも全くその姿を見せたことがない。彼は闇の中にほぼ完全に隠されている。しかし、彼こそが原子爆弾を、そして原子力発電所を創造した男なのである。

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「原子力爆弾を製造すべく、アメリカは『マンハッタン計画』を立てる。この計画は、1939年8月2日に、アルバート・アインシュタインがフランクリン・ルーズベルト大統領に書簡を送って、原爆製造にアメリカが着手するようになった、というのが現代史の定説とされている。しかしヴィクターこそが原爆製造の”主役”であることは全く知られていない。すべてが謎につつまれている。」

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「シラード(ハンガリー系ユダヤ人の物理学者レオ・シラード[Leo Szilard, 1898-1964])の妄想から原子爆弾のシナリオが生まれた。シラードはイギリス海軍に行き、原爆の特許を申請した。だが、陸軍は耳すら貸さなかった。しかし、イギリス海軍はシラードの特許イ申請を認めた。彼の特許は『最高機密』とされた。

「第二次世界大戦が始まった時、ヴィクターはMI5(英国軍事諜報部第五部)の危機管理官であった。」

「シラードの原爆製造の構想を誰よりも早く知ったヴィクターはチャーチルを動かし(チャーチルはロスチャイルド家の使用人であった)『チューブ・アロイズ計画(管用合金計画)[Tube Alloys]』を作らせた。この計画によって、偽装機関である『管用合金管理委員会』が生まれた。」

1941年10月、ヴィクターは管用合金管理委員会に入り、核兵器開発の全過程を監督した。ヴィクターの支配するインペリアル・ケミカルズ[Imperial Chemical Industries]が原爆製造の中心となった。また、同じくヴィクターの支配下にあったイギリス最大の兵器会社ヴィッカース[Vickers Limited]もこの委員会に加わった。チャーチルはこの委員会に巨額のポンドを与え続けた。」

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「しかし、ヴィクターはウラン235の抽出には、さらに巨額のポンドが必要であることを知る。そこで、彼は、サー・ジョージ・アンダーソン[Sir John Anderson, 1882-1958 だと思われる]に命じてチャーチルに事後承諾させ、この原爆計画をアメリカに売り込むことにした。」

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「『マンハッタン計画』の最高責任者はヘンリー・ステイムソン[Henry L. Stimson, 1867-1950]陸軍長官(実質は国防長官)であり、ロンドンにあるロスチャイルドを中心とする組織『ザ・オーダー』のアメリカでの最高の地位にあったのもステイムソンであった。」

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「この『マンハッタン計画』に使われた費用は財務省と連邦準備銀行から出された。このときの財務長官は、ヘンリー・モーゲンソー・ジュニア[Henry Morgenthau, Jr., 1891-1967]である。

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彼はロスチャイルドの血族である。 『マンハッタン計画[Manhattan Project]』とは、イギリスの原爆製造計画の場をアメリカに移しただけで、実質的には、ヴィクター・ロスチャイルドの意向通りに進められたのである。 (引用注:バーナード・バルーク[Bernard Baruch, 1870-1965]が代理人として取り仕切った」


「ヴィクターはケンブリッジ大学時代に『使徒会』なる秘密結社に入った。」

「この結社に入った殆どの学生はホモセクシュアルの関係にある。ヴィクターは(略)『ケンブリッジ五人組[Cambridge Five]』のホモ組織をつくり、そのリーダーとなった。ヴィクターは仲間の彼らをソ連のスパイに仕立てあげた。原爆の開発過程が具体的に進行していくにつれ、彼らはその機密情報オをソ連に流していった。ついに原爆が完成して、広島と長崎に落とされた後も、彼ら五人組は原爆の重要情報を流し続けた。この事実はマーガレット・サッチャーが首相の時代、ヴィクターの行状として明らかになる。」

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L-R) Cambridge spies: Anthony Blunt, Donald Duart Maclean, Guy Burgess and Kim Philby


「ヴィクターはどうして原爆情報をソ連に流し続けたのか。彼がソ連を支配していたからである。ニキータ・フルシチョフが首相を退任後、『フルシチョフ回想録』を書き残したが、
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その中で『スターリンがよく”ご主人様”という言葉を使っていた』と書いている。間違いなくヴィクター・ロスチャイルドを指している。」


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「第二次世界大戦でソ連は大打撃を受けた。そのなかで、原爆製造を進めて、1949年に完成させた。原爆の図面、諸々の機器、そしてウラニウム(当時ソ連は持っていなかった)をヴィクターが手配したのである。」

「ヴィクターはイギリス空軍の飛行機を乗りまわし、あらゆる国々でウラン探しを続けた。広島と長崎に原爆が落とされた後、当時のウラン鉱山の約80%がヴィクターの手に落ちていた。第二次大戦が終了すると、ヴィクターは、ウランの大量販売に乗り出すのである。」

「さて、ヴィクターは『原発マフィア』を準備したのである。アメリカとソ連に原爆(水爆)闘争をやらせると同時に、原子力発電を視野に入れたのである。」

「1949年9月3日、ソ連が原爆実験を成功させた。このニュースは、原爆から原子力空母、原子力潜水艦、原子力発電など、原子力と名のつくものなら何でも製造しよう、という情熱をアメリカ中に引き起こした。ヴィクター・ロスチャイルドの野望が見事に成し遂げられようとしていた。」

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「私たちに日本人は、大きな”平和利用”としての原子力、すなわち核分裂を考えているが、平和利用とは軍事産業の一分野なのである。どうして原子力発電にアメリカは力を入れるようになったのか。核分裂から電力を取り出して、工場や一般家庭に送電するのは二次的目標なのである。それは今日でも変わらない。真の目的はプルトニウムを大量生産し、原爆製造、そして水爆製造をするためであった。製造後に大量に出てくる劣化ウランで爆弾を造り、世界各地出の戦争を演出し、数十万、あるいは数百万単位で人々を殺害するためであった。」




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悪役

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救世主

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黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア―狭い日本に核プラントが54基も存在する理由 鬼塚 英昭【著】 成甲書房 (2011/05/30 出版)

詳細

ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマ…、日本人の命を、カネで売った日本人がいる!憤怒と慟哭で綴る原子力暗黒史。


序として 「原子力発電所」は「原爆工場」である
第1章 原発マフィア、誕生の物語
第2章 日本の原発マフィアたち
第3章 スリーマイル島事件の裏を読め
第4章 ウランを制する者が世界を支配する
第5章 かくて日本はアメリカに嵌められた
第6章 原子力ルネッサンスが世界を狂わす
第7章 日本は「核の冬の時代」に入った
終わりに 日本が悲劇を繰り返さないために

なぜ、こんな狭い日本列島に55基もの原子力発電所=核プラントが存在するのか?それはヴィクター・ロスチャイルド卿を頂点とした「原発マフィア」が「原子力の平和利用」の美名の下に全世界に原発を売りさばいたからである。ウラン鉱山の8割を支配するロスチャイルド金融財閥に巨万の富が転がり込む仕組みだからだ。そのお先棒を担いだ、「和製・原発マフィア」が、読売総裁の正力松太郎、風見鶏・中曽根康弘、そして田中角栄であり、角栄の隠し資産は娘の眞紀子に継承されている。そして彼ら利権屋の背後には、誰であろう、昭和天皇の了解が存在するのだ!


著者紹介

鬼塚英昭[オニズカヒデアキ]
ノンフィクション作家。1938年、大分県別府市生まれ、現在も同市に在住。国内外の膨大な史資料を縦横に駆使した問題作を次々に発表する。とりわけ、広島・長崎への原爆投下に至る核兵器問題はライフワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

by oninomae | 2011-05-26 21:44 | 放射能・ラジオハザード  

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