「ユダヤ教」とカバラについて by 小石泉
http://www.geocities.co.jp/technopolis-Mars/5614/ju11.html
ルネッサンスはユダヤ思想の産物
中世の崩壊を招いたルネッサンスはギリシャ・ローマのヒューマニズムの回復と言われていた。しかし、我々はもう一度このルネッサンスをユダヤ思想との係わりにおいて再評価すぺきであると思う。
四世紀末ロ-マ帝国は東西に分裂し、間もなく西ローマ帝国は東から来たフン族の影響によって移動してきた西ゴート族に圧迫されて移動し始めたゲルマン民族によって、大混乱に陥り、それを静めるために雇ったゲルマンの傭兵隊長オドアケルによってAD四七六年滅ぽされてしまった。その後、ゲルマン民族による群推雄割拠の時代を迦えるが、その中心として君臨したのがローマのカトリック教会であった。ローマ・カトリックがあの様な権力を振るう事が出来たのは強力な帝国が無かったからである。
一方、東ローマ帝国はフン族にもゲルマンにも影響されなかった。 ここにはギリシャの思想、とりわけ古代宗教、魔術、幾何学などの思想体系が熟成されていた(この思想体系全体を『古代秘儀の知識』Esoteric Knowledgeと呼んでいる)。
後世ビザンチン時代と呼ばれるようになった文化の発達したこの東ローマ帝国もやがて一四五三年、イスラムによって滅ぽされてしまう。この時、古くエジプトのアレキサンドリヤの図書館に起源を持つ蔵書(これは世界史上最大の図書館の一つであったがAD三八九年カトリック司教テオフィロスによって破壊された。その時持ち出されたものであろう)はイタリヤに移送された。もちろん同時に多くの『古代の秘儀』の知識を持つ学者や知識人も移動した。
さらにスペインではフェルナンド[Fernando II]とイサベラ[Isabel I de Castilla]が結婚してスペインを完全なキリスト教国にしようと夢想したことによって、一四九三年(引用注:一四九二)ユダヤ人の追放命令が出た。ユダヤ人たちは主にオランダとイタリヤに逃げた。
この二つの民族移動と思想の流入がイタリヤにおいてルネッサンスの大きなファクターとなったのである。もともとビザンチンもスペインもその繁栄にユダヤ人の果たしていた役割は大きかった。実際、ユダヤ人は味方にしておくとその国は繁栄し、敵に回すとその国は衰える。これは聖書で予言されている神の祝福の原則である。これはユダヤ人が謀るというよりまさに必然的になって行くのである。
しかし、今日、世界支配を目指している一部ユダヤ人を同じレベルにして考えるべきではない。私は普通のユダヤ人と陰謀のユダヤ人をまったく別の言葉で呼ぶべきであると思う。 後者をコンスビラシー・ジュウとかウルトラ・ジュウとか。不思議なことにこれらのユダヤ人は中世暗黒時代の迫害や虐殺の嵐の中でも、宮廷ユダヤ人として自分の同砲の苦難もどこ吹く風、豪奢を極めた生活をしていたし、第二次世界大戦とナチス迫害のヨーロッパで、だれも手を触れる事のない豪邸に住んでいたのである。かと言って両者がまったく無関係であるとも言えないのだが・・・。
オランダ(引用注:イタリア)に逃げたユダヤ人によってフィレンツ・ルネッサンスが開かれた。ここから書く事をよく覚えてほしい。オランダとイタリヤの『古代の秘儀』の知識が「ロレーヌとガイスの家」に流れて行った。ロレーヌ地方の枢機卿チャールス・ガイス(又はギース)はマリー・ガイスの兄弟で、このマリー・ガイスがスコットランドのチャールス五世と結婚して生まれたのがメアリー女王[Mary Stuart, 1542-87]である。
表面的には熱心なカトリック教徒を装いながら、「ガイスとロレーヌの家」は『古代秘儀の知識』をスコットランドに拡げて行った。これを強力に助けたのがサー・ウイリアム・シンクレア[Sir William Sinclair]とスコットランドのフランス大使でありグラスゴーの大司教であったジェームス・バートン[James Burton]である。
『古代秘儀の知識』はアイルランドの前にイングランドに広まった。 ウエールズの著名な人物サー・ジョン・ディー[John Dee, 1527-1609] が『古代秘儀』を学ぶセンターを創設した。
ジョン・ディーはメアリの後を継いだエリザベス女王一世の宮廷占星術師であり、有能な魔術師、医者、哲学者、錬金術師、カパリスト、数学者、科学者であり外交の密使であった。
この典型的なルネッサンス人こそ、現代の「思索的なフリーメーソン」の土台である。彼は大陸の著名な大学で幾何学を教えた。サー・ジョン・ディーはプラトーの「宇宙の偉大な建築家」と言うアイデァを認識し、神聖な幾何学がこの「宇宙の偉大な建築家」の意思を知るための方法であると語った。ヘンリー・ビリングレーのユークリッドの著書の翻訳の序文に、ディーはプラトーを『神のようなプラトー』と呼んでいる。
*この「宇宙の偉大な建築家」と言う言葉はフリーメーソンやエホパの証人のラッセルが好んで用いる彼等の神の事でそれはソロモンの神殿の建築家ヒラムの事であり、それはまたルシファーの事であり、それはサタンの事であると言う事を前の本に書いた。
*ここに言う魔術とは日本で言う手品の進歩したものではなく、悪魔礼拝を伴うオカルト宗教である。また、幾何学、錬金術もほとんど同じである。
サー・ジョン・ディーはまた、エノキアン・マジックと呼ばれる魔術の創設者と信じられている。このエノキアン・マジックはフリーメーソンの最重要結社であるゴールデン・ドーンという結社と深く結び付いている。その名の由来は旧約聖書の創世記に出てくるエノクという人物から来ている。 AD一世紀のユダヤ人の歴史家ヨセフスはユダヤ人の一部がエノクを太陽神として信じていると書いている。エノクとはヘプル語で、高く上げられた者、又は教育された者という意味である(簡単に教師とも言う)。
創世記5:23~24には、「エノクの年は合わせて三六五歳であった。エノクは神とともに歩み、神が取られたのでいなくなった」と書かれているので、そこから三六五を太陽歴と合わせ、エノクだけが死なないで天に行ったと言うところから神にするのであろうか。実は旧約聖書には偽書とか外典とか呼ばれるものがあって、その中にエノク書と言うのがある。これが極めてオカルトチックなもので恐らくそこにこれらの発想の源泉があるのであろう。それは聖書とは何の関係もない空想物語である(この事については後述する)。
サージョン・ディーは、自分はイスラエルのダン部族の末裔だと信じていた(早い話が今日的な意味でユダヤ人)。さらにブルータスとも関係しトロイ人でもあった。その上さらにアーサー王の伝説とも堅く結ばれていると信じていた。こうなってくると勝手にやってくれと言いたくなるのだが、この男がエリザベスー世の後見人であり、エリザベスー世はアーサー王の末裔であり、ダン部族が建てたトロイ人の子孫で世界を支配する使命を帯びていると信じていたのだからただごとではない。 (引用注:ロンドンは「ニュー・トロイ」だった)
ディーはこのような信仰を女王に吹き込み、導いていたのだとフランシス・イエーツ[Frances Amelia Yates, 1899-1981]は彼の著書『アストラエア[Astraea : The Imperial Theme in the Sixteenth Century]』に書いている。
ディーは宇宙的な宗教のヴィジョンを持っていた。 そしてその影響下に当時のヨーロッパのクリスチャン(と呼んでいいとはおもえないが)の多くがカパリストとなりユダヤ教に改宗した。 (引用注:で、なんだか訳のわからない「ユダヤ人」が増えた)
またエールの伯爵(ロパート・ダッドリー[Robert Dudley, 1st Earl of Leicester, 1532-88])と
その隠し子フランシス・ベーコン[Francis Bacon]に深い影響を与えた。
ピューリタンと言われ詩人であったエドモンド・スペンサー[Edmund Spenser]も彼の下に教えられたカバリストでありネオ・プラトニストである。
一六〇三年、ロレーヌのガイス家の子孫がイングランドの王ジェームスとなった。またディーの高弟ロバート・フラッドとフランンシス・ベーコンが薔薇十字団のチャンネルを通じて『古代秘儀の知識』を広めた。そしてジョーン・パレンタイン・アンドレアが薔薇十字団を守るためにロッジを創設する。このロッジがフリーメーソンに引き継がれて行く。
ここまで来ると読者は、ユダヤ教がまったく変質していることが明僚になった事であろう。 旧約聖書の片言隻句を取り上げて、主にプラトー、アリストテレスらのギリシャ哲学、古代エジプト、バビロニアの宗教、占星術、魔術などをミックスした極めてオカルト的な宗教に、それだけは馬鹿に強烈な選民意識を合わせたものがカバラ、変質したユダヤ教なのである。 (引用注:人が変わっても、こういった「伝統」というものは連綿と続いていると思います)
関連
イルミナティはNWOを進めるために米国を作り出した By Henry Makow, Ph.D.
http://satehate.exblog.jp/14301764/
黒い貴族 デーヴィッド・アイク「最大の秘密」よりの抜粋
http://satehate.exblog.jp/8022382/
チャーチル-ハリマン一族は血族である。
・・・ハリマン一族として、パメラがブラザーフッドの「民主主義」陣営を代表し、他方では、ハリマンの側近でビジネスパートナーであるブッシュ一族が「共和主義」陣営を代表する。
両者ともに、他のすべての国々と同様合衆国が 1党国家であることを確実にするため、同じご主人様に仕えている。
アジア秘儀に由来するシオ二ズム
http://satehate.exblog.jp/12515875
ゴードン卿はロンドン塔から解放された後、カバラ主義ユダヤ教に改宗し、名もイスラエル・べン・アフラハム[Yisrael bar Avraham Gordon]という名に改めてオランダに再びその姿を現わした。
別の人間になりかわったゴードン卿は、ルイ十六世末期のフランスで活動し、フランス人の魔術師やフリーメーソンの手先であったメスマー[Franz Anton Mesmer, 1733-1815]とともにマリー・アントワネットの中心的オカルト・アドバイザーとなった。
アメリ力に渡ったフリーメーソン&ブナイ・ブリスの創設 + 通貨を取り戻せ!
http://satehate.exblog.jp/12525216
アメリ力解体の目論みと秘密結社
http://satehate.exblog.jp/12535374
連邦解体の陰謀 + 人類解体の陰謀
http://satehate.exblog.jp/12549288
「911」にこだわる菅直人政権とマスゴミ:メディアの真実 2010-07-24 15:45
http://quasimoto.exblog.jp/12994814
いずれにせよ、先週の「龍馬伝」で、若い野心家グラバーが同じイギリス人に「もうすぐイギリスに征服されることも知らずに、日本人とは馬鹿な国民だ」と話す場面があったが、今の日本人も似たようなものでしょうナ。
かつて、そして現在まで常に、2つの一般的類型のユダヤ人達がいた
http://satehate.exblog.jp/8011960/
これも参照
イスタンブールのとあるFreemasonry(秘密結社)で見つかった1582年印刷のDouai Rheim 新訳聖書の原本。恐らく13世紀の異端尋問を受けた隠れマラーノたちがキリスト教への復讐を誓ってゾハールを参考に何らかの手が加えられたと個人的には考えている。
8.8 in JAPAN JUST NOW! march 11 1239am CST- YELLOWSTONE ALERT!
http://www.youtube.com/watch?v=0EzNRm-_ejA&feature=player_embedded
風知草:「原発への警鐘」再び=山田孝男
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/
先週、浜岡原発を止めてもらいたいと書いたが、止まる気配はない。あらためて警鐘を鳴らさなければならない。そう考えていた折、30年来、原発への警鐘を打ち鳴らし続けてきた経済評論家、内橋克人(かつと)(78)の話を聞く機会を得た。
神戸新聞の経済記者からフリーに転じて44年。モノづくりの現場を歩いた豊富な取材経験に基づき、経済技術大国・日本の過信と、現代資本主義の人間疎外を鋭く問う評論活動に定評がある。NHKテレビ「クローズアップ現代」で登場回数最多の常連解説者と言ったほうが通りがいいだろうか。
この人は米スリーマイル島原発事故(79年)後の84年、週刊現代の連載ルポをベースに講談社から「日本エネルギー戦争の現場」を出版した。どのくらい読まれたか記録がないが、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)直後に「原発への警鐘」と改題して文庫化。これは5万3000部売れた。
やがて地球温暖化防止と原発ルネサンスの20年が訪れ、労作は忘れられる。が、3・11を経て先週、一部復刻版「日本の原発、どこで間違えたのか」(朝日新聞出版)が出た。福島第1原発ルポに始まり、このままでは亡国に至ると結ぶ原著には予言書の趣がある。
内橋はこう言っている。原発安全神話には根拠がない。原発推進の是非が国会やメディアを通じ、文字通り国民的議論に付されたためしがない。あくなき利益追求という経済構造に支配されているのが実態だ。その危うさを問うべき学者も、メディアも、利益構造の中に埋没している。その現実が、地震と津波であらわになったというのが内橋の確信である。
原発は維持拡大か、縮小廃止か。世論は割れている。毎日新聞の調査(18日朝刊)では「原発依存は、やむを得ない」が40%。「原発は減らすべきだ」が41%で「全廃すべきだ」は13%だった。「原発は今後どうしたらよいか」と聞いた朝日新聞の調査(同)では、「増やす」5%、「現状程度」51%、「減らす」30%、「やめる」11%という分布になった。 (引用注:「世論調査」はもともと
日本は二つの領域に分断された。引き続き原発依存型の経済成長と繁栄を求める人々の日本と、今度という今度はそこから脱却しなければならないと考える人々の日本に。
この亀裂を埋め、まとめるのは政府の役割のはずだが、国策の根幹に斬り込む議論を寡聞にして知らない。福島の制御と三陸の復興に忙殺されているのは分かるが、首都圏や東海地方に第2撃の巨大地震が来ないと言えるか。来てもマグニチュード7程度という中央防災会議の想定内と言えるか。
内橋は、「原発への警鐘」の終盤で、第二次大戦の敗因を分析した戦争史家の文章から以下を引用している。
「有利な情報に耳を傾け、不利な情報は無視する(日本政府固有の)悪癖に由来するが、日本的な意思決定方式の欠陥を暴露したものであろう。会して議せず、議して決せず……。意思決定が遅く、一度決定すると容易に変更できない。変化の激しい戦争には最悪の方式で、常に手遅れを繰り返し、ついに命取りになった……」
日本には現在、54基の原発があり、総電力供給量の3割を賄っている。2030年までに14基増やし、原発依存率を5割にあげるという政府のエネルギー基本計画は妥当か。大胆な議論に期待する。(敬称略)(毎週月曜日掲載)
++
原子炉は黒魔術です
by oninomae | 2011-04-28 00:01 | 魔術=詐欺とイルミナティ