放射性物質という「小さい虫」
http://blogs.dion.ne.jp/tanpopo0817/archives/10066419.html
国際原子力機関が、福島第一原発から40キロ離れた飯館村の土壌から2000万ベクレルの放射線物資を検出した。ただし、報道では半減期の短いヨウ素131であるとし、いかにもすぐに消えてなくなるというような印象を与えている。
ところが、文部科学省が24日に発表した内容では、飯館村の雑草からヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルを検出している。(引用注:たぶん、土1キロ当たり)つまり発表されていないが、セシウム137にも同じくらい汚染されているはずだ。1週間で10倍にも跳ね上がっている、福島原発からの放射能漏れが続いている証拠でもある。
食品基準法で決められた指数は、ヨウ素が2000ベクレル、セシウムが500ベクレル。
先日、飯館村の酪農家が言っていたが、「牛は雑草を食べることはないから大丈夫」などという認識はとんでもない結果を生むだろう。
(引用注:この図の数値は、大気中の測定値)
なぜなら、雑草だけではなく、干草にも同じだけの放射性物資が含まれているからだ。飯館村では、今後数十年間は酪農ができない。飯館村は封鎖して植林すべきだ。
もし、飯館村が今後も酪農を続けるような事になれば、あのチェルノブイリで起きた人体実験と同じことが起きるだろう。
途中参照:チェルノブイリ原発事故によるベラルーシでの遺伝的影響 ゲンナジー・ラズューク,佐藤幸男*,ドミトリ・ニコラエフ,イリーナ・ノビコワ
こうした酪農家たちから、政府が牛乳や肉を買い上げる、そして大手食品メーカーに渡し、牛乳はバターやチーズと言った乳製品、肉は缶詰やレトルト食品に混ぜる。そうすることで、全体の被爆値を下げる。
そして政府やアメリカ、IAEAなどから依頼された機関が、今のように定期的に次々とやってきて、住民を治療するでもなく、ただ数値を測って記録するためだけにやってくる。
そして、この地区でどれだけ病人が発生したか、またこの地区の食品によってどれだけ被爆したかを検証する。今ではなく、人類の将来に役立てるためといって。
初めは広島で、そして世界各地で放射能が及ぼす作用について検証が行われてきた。
―以下「チェルノブイリ報告」広河隆一 岩波新書(1991/04/19 出版)より抜書きさせていただきます―
(西ベルリンの放射能検査所で)より抜粋
―乳製品も肉も、汚染もひどいものは、しばらくたってから缶詰になったり加工されたりして市場に出てくるということがあるので、まだまだ危険な状態が続くと思います―
(壊滅するする農業)より抜粋
「大企業の場合、汚染のひどい物と低い物を混ぜ合わせて、平均値を低く抑えるといったことが可能なのです。そこに売っている農家は知らぬ顔です―
―堆肥の中では放射能は特に濃縮される―
農場の牛の牛皮のところに行った。すると一度に針が振り切れて放射線検知器が壊れてしまったのである。
そのあまりにもすざまじい汚染に、ついてきた軍の係官もすっかり驚いてしまったという。
5月8日、ミュンヘンで舗装された道路の計測が行われた。すると1平方メートル当たり1万5000ベクレルというとんでもない値が出た。
「それにもかかわらず、その日政府は公式に、もう危険はなくなったんだ、子供たちも外に出て遊んでもかまわない。何を食べてもかまわない、もう大丈夫だ、という安全宣言を出したのです」
―引用一度中断―
ここに1万5000ベクレル(ヨウ素)という放射能汚染について、とんでもない数値であると書かれている。とすると、飯館村のヨウ素2000万ベクレルという数値がどのような数値であるか、私には想像もつかない。 (引用注:医療法による放射線管理区域の定義の一つに、「放射性同位元素によって表面汚染密度がアルファ線を放出しない 同位元素の場合 4 Bq/cm2 [=4万 Bq/m2] を超えるか、もしくは超えるおそれのある場所」というのがあります)
ところが、この飯館村はそのほとんどが政府の避難地域には指定されていない。それゆえ酪農家たちは不安ながらも「そのうちまたでできるのではないか」という希望を持っている。
飯館村の菅野町長は「国から対処を変えなくていいと説明を受けている」と言っている。菅政権はこれほど汚染された村に対し、例によって「大丈夫だ」と繰り返している。
第85代 厚生大臣 内閣 第1次橋本内閣 任期 1996年1月11日 - 1996年11月7日
人為的な人間淘汰の時代 1952 – 2009 by David Rothscum 4
飯館村6000人のうち、3000人が自主避難していたが、最近は村に戻る人が増え、4000人まで回復しているという。
私が政府にいたならば、気の毒だがまず住民を避難させ、そして立ち入り禁止区域とする。
酪農は絶対に無理である。
これほど放射能によって汚染された農場が、世界のどこかにあるだろうか?
それゆえIAEAが放射線検査を繰り返している。IAEAは政府に対し、避難勧告するように促したとされている。ところが、菅、枝野、仙石ら政権にいる人間たちは、この村の一部を自主避難地域に指定しただけで、住むことさえ黙認しているわけだ。
私には飯館村の住民と(そこから生まれる食品によって)国民を殺そうとしているとしか考えられない。
また、政府の試算では飯館村のほかにも、川俣町の東半分、そしていわき市の北東部の一部などが高濃度の汚染地域であると見られている。
私は日本政府に対し、飯館村の住民をただちに避難させることを要求する。
首相官邸に抗議のメールを送り、飯館村だけではなく、その周辺地域の放射線測定と対策を打ち出すように求める。
飯館村の現実は村民だけの問題ではない、この問題を放置しておけば国はますますつけあがり、放射線汚染問題を放置するであろう。
それは日本の死を意味する。
※PS:首相官邸に対し、飯館村の住民を早急に避難させようにメールを送りました。また、飯館村の農産品も出荷しないよう求めました。忙しくて対応できないということであれば、日本人が不幸になるのではやく辞めてほしいともつけ加えておきました。
政府は原発周辺のプルトニウムしか測らず、またしても国民を欺くつもりである 2011年04月01日
http://blogs.dion.ne.jp/tanpopo0817/archives/10067296.html
さて、3月の19日に首相官邸などにプルトニウムとウランの漏洩量の公開を求めていました。
その後、政府からの回答がないまま、枝野官房長官は27日、福島原発周辺の土壌にプルトニウムがないかどうか調査急ぐと言った。
私が情報公開を求めてから一週間が経っていた。
なんと、その間、最も毒性が強いプルトニウムの漏洩量を量っていなかったらしい。理由は、東電が計測器を持っていなかったから。
日本国民の皆さん、これが個人でやったことなら私も許せる部分もあると思います。一人では何もできないから。
しかし事故から2週間も経って、「猛毒のプルトニウムについては測っていなせんでした」などという言い訳が許されるものだろうか。
その影響によって、これから死んでいく子供達はどうなるのだ。誰が責任を取るのか。
地上で最も有害な元素であると、世界中の科学者たちが認めているのに、「ヨウ素の半減期は8日」という言葉ばかり繰り返しているこれら政府の人間を、私たち有権者は許してよいものだろうか。
江戸時代なら切腹は100%間違いない。
だが、彼らは今度は自民党と結託して、大連立を目指している。そして、韓国を竹島問題でわざと炊き付け、ただでさえ瀕死の状態にある国家をますます危機に追いやっている。
菅らに政権担当能力はない。
菅になって日本がどれだけ悪くなってっしまったか、自身が暴力団にパー券を買ってもらった問題さえうやむやにして、災害を口実に政権の延命を画策しているだけだ。
もちろん、菅のあとに仙石が収まればもっと酷いことになるかもしれない。仙石ならヒットラークラスの悪政もやりきるだろう。
全共闘のリーダーであったこの二人が、日本をチェルノブイリ時代のソ連に変えてしまったのだ。
最も毒性の強い元素、酸化プルトニウムが私たち日本人の周りを漂っている。
そして菅、枝野、仙石らは計測しない。やっても原発周辺だけである。マスコミにプルトニウムは重いから飛ばないなどと、国民が知らないのをよいことに、恐るべき嘘をついている。
私たちが測ることができないことをしっているからだ。
プルトニウムという悪魔の微粒子が、今後3年から数世紀に亘って、日本人を苦しめ、どん底に突き落とす。
今はその潜伏期間である。
誰かがプルトニウムとウランの汚染量を調べていかなければならないだろう。
(IAEAはおそらく計測していると思われるが。そして日本政府も、国民に知らせず、秘かに測っているかもしれない。特に、首相官邸周辺だけは念入りにね)
それにしても、プルトニウムを大量に扱っている東電に測定器がないとはどういことだ。それだけでも許されないし、もし、津波で流されたのならば、その日、または翌日である12日に、国内の別の原発から持ってくればよかっただけではないか。
そんなことは5秒も考えれば思いつくだろう。
++
ウラニウムはどうなったのでしょうかネ?
また、関東・東海地震に向けて、何を考えているのだろう?2011年7月26日が満期だとすると、7.7や7.11などが心配になってくる。
(蛇足:爆発したので、もしウランやプルトニウムが入っているなら、粉塵化している。もちろん、ヨウ素やセシウムは揮発性が高いのでどんどん飛んでいく。総合的に見て、安全などと言えるわけがない)
関連
劣化ウランが大量虐殺の武器として意図されている証拠 by David Rothscum
科学(理科)がよくわからない場合は、以下も参照
IARC発がん性リスク一覧
Group1 ヒトに対する発癌性が認められる(Carcinogenic)、化学物質、混合物、環境 より
中性子線 (Neutrons)
プルトニウム239と放射壊変物のエアロゾル (Plutonium-239 and its decay products , as aerosols)
放射性ヨウ素(131Iを含む)被曝 (Radioiodines, short-lived isotopes, including iodine-131, (exposure during childhood))
α線放射核種の内部被曝 (Radionuclides, a-particle-emitting, internally deposited)
β線放射核種の内部被曝 (Radionuclides, b-particle-emitting, internally deposited
ラジウム224と放射壊変物 (Radium-224 and its decay products)
ラジウム226と放射壊変物 (Radium-226 and its decay products)
ラジウム228と放射壊変物 (Radium-228 and its decay products)
ラドン222と放射壊変物 (Radon-222 and its decay products)
他は略(蛇足:ラドン温泉とは、ラドン222の濃度が74ベクレル/リットル以上のものを指し、ラジウムが1億分の1グラム[10 ng]/リットル以上含まれるのがラジウム温泉である。)
・・・これまでに欧州で実施された複数の疫学調査の基礎データを見直し、さらにこれらを統合解析した結果、100Bq/m3レベルという比較的低いラドン濃度環境においても肺がんのリスクが有意に高い。しかも、その線量-効果関係は例えば図1に示すように、閥値無しで直線的な関係にあるという衝撃的な結果が明らかになってきた(ref. Darby2004)。統いて発表された北米の統合解析においても、100 Bq/m3レベルにおいて肺がん゛リスクの有意な値が報告されている(ref. Krewski2005、これも参照)。(注:これらが「完全に」正しいかどうかはわかりませんが、超微量のところ以外は信用出来そうです)
阪神淡路大震災の前後にはサリン事件も起こった。
神経ガスによるマインドコントロール 1 松本サリン事件
神経ガスによるマインドコントロール 3 地下鉄「サリン」事件
石井紘基暗殺事件の直前に菅直人は情報を売った張本人ではないかとの疑念が有る。
万博が開かれる。(2ページ目)
リリリンと電話が鳴り、人類滅亡の準備が整う。(3ページ目)
スーツケースを持ったセールスマンが世界中でウイルスを散布し始める。(4ページ目)
東電福島原発が廃炉へ しかしどうやって 日本が負う100年の十字架
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/tepco-nuclear-disaster/11040101.htm
東電が福島第一原発1〜4号機の廃炉を決めたそうである。政府は5号機、6号機も廃炉にせよと言っているそうである。当然ではあるが、通常の場合でさえ安全な廃炉の技術は未確立だ。まして、めちゃめちゃに壊れた事故機の廃炉など、どうしたらできるのだろうか。
読売新聞からそっくり引用すると次のとおりだ。
「◆短期的課題
目の前にある最大の課題は、高濃度の放射能に汚染された大量の水処理だ。作業用トンネル(トレンチ)にたまっている汚染水だけで、計約1万3000トン。このほか、量は不明だが、タービン建屋の地下にある大量の汚染水も除去しなくてはならない。
汚染水を除去できれば、原子炉本来の効率的な冷却機能復活への道が開ける。しかし、現状では汚染水に阻まれ、原子炉の制御機器を動かす外部電源ケーブルすら敷設できていない。
内部の放射線が強すぎて機器の修理ができなかったり、汚染水の排水ができなかったりして、電源が回復しないといった事態も想定される。漏えいが続くと、一時的な保管場所にしている外部タンクでは間に合わなくなる。関係者から「新たな貯蔵場所を、早急に確保しなければならない」という意見が出ているのには、こうした背景がある。
汚染水を除去できたとして、同原発からの放射性物質の大量放出を止め、安全な状態に持ち込むには、原子炉を「冷温停止」と呼ばれる段階にする必要がある。杉山憲一郎・北大教授は「外部電源で本来の冷却装置を動かし、水を循環させることができれば、1~2日で冷温停止に導ける」と話す。廃炉に向け、核燃料をさらに冷やして取り出せる状態にするには、さらに数年はかかりそうだ。
一方、仮設ポンプで炉心に水を送り続ける現状が続くと事態はより深刻になる。海老沢徹・元京都大原子炉実験所助教授は「核燃料は少しずつ冷えていくが、冷温停止には少なくとも数か月を要するだろう」と、推測する。このシナリオだと、水の注入量は増え、汚染水も増える。
◆長期的課題
最終的な廃炉には、数十年の時間がかかる。国内の商用原発として、初めて廃炉作業に入った茨城県の日本原子力発電東海発電所では、1998年の営業運転終了後、2021年までかけて段階的に進めている。
廃炉は、燃料を取り出し、放射線量の低減を待つ。この間、発電機など汚染の少ない設備を先に解体、最後に原子炉の鋼鉄容器などを切断し地下深くに埋める。現在は熱交換器などの撤去作業中だ。
しかし、原子炉や建屋が破損した福島第一原発の例では、こうした通常の手順通りに解体できるか疑問だ。松浦祥次郎・元原子力安全委員長は「今回は汚染低減作業に非常に手間がかかる。廃炉は恐らく20~30年では終わらない」と語る。」
福島第一原発、廃炉は数十年がかり 読売新聞 3月31日
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110331-OYT1T00177.htm
松浦祥次郎が言うように、「廃炉は恐らく20~30年では終わらない」というのが本当のところであろう。「目の前にある最大の課題」さえ片付くかどうか見通せない現状では、ひょっとして、それ上の時間をかけても廃炉は不可能ということになりかねない。
実際、チェルノブイリでは、25年を経た今も、いつ廃炉作業に着手できるかさえ分からない状況だ(放射能が日本に拡散 ”Nature News”の記事の要約紹介の追補)。石棺をかぶせたものの、放射能はなお漏れ続け、放射能を帯びた大量の冷却廃水も吐きだし続けている。計画どおりにいっても、完了は2065年だ。4基もの事故機の廃炉がこれより早くなるとは考えられない。その間、ずっと放射能漏れの脅威にさらされることになる。原発の絶対的安全性を強調、多くの反対にもかかわらずこれを推進してきた政治家、企業家、大学教授が、今なお大きな顔をしてテレビで吹きまくるとは何事か。彼らは、おのれが犯した罪の大きさに全然気づいていないようだ。廃炉を決めたとはいえ、日本は100年も十字架を背負わねばならないかもしれないのだ。
今年のエイプリルフールがあるとすれば、これだ。
キーワード: 放射能 奇形 がん 癌 白血病 甲状腺腫瘍 被爆 ホロコースト
by oninomae | 2011-04-01 22:28 | 放射能・ラジオハザード