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麻薬とマインドコントロールの歴史 1


この名作を広めたい

9-3.麻薬とマインドコントロールの歴史 紫霄閣(ししょうかく)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~shishoukaku/090301gwi/gwi093drug.html

体と心を麻痺させるものとして、麻薬とマインドコントロールは表裏一体である。またこれらは今まで述べてきた政治・経済面とも、後に述べる医薬分野とも不可分の関係にあり、『かの勢力』にとっては極めて重要な分野である。 

従って『かの勢力』は過去も現在も、この分野を最も重要視している。換言すれば、この分野を知ることは歴史の深層の核心に迫るということである。
それ故に、この分野に関して正確な情報は極めて得にくく、それを得ようとすることは非常な危険を伴う。

前述のジョン・コールマン博士は、その大きな危険を冒しながらこの分野の調査を進めている。彼の次の著書は、この分野に関する正しい情報を提供する数少ない本の一つと考えられる。

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【『三百人委員会 (Conspirator's Hierarchy: The Story of THE COMMOTTEE OF 300)』 Dr.John Coleman(1992) 邦訳は歴史修正学会訳・太田龍解説(1994) 徳間書店】

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(この時点ではこれですかね)

本節ではこの本の内容を参考にしながら、17世紀の麻薬貿易から垣間見ていく。彼らはこの分野を通して莫大な資金を稼ぎ、勢力を拡大していった。彼らの情け容赦ないその所行から、その思想の一端を伺うことができる。


9-3-1.麻薬貿易は英国の国家政策(17世紀以降)

9-2-1節(229頁)で、1649年のピューリタン革命は『かの勢力』の英国乗っとり戦略の一環であることを述べた。

彼らはさらに1714年、彼らの古巣であるドイツ・ハノーバー家から英国王としてジョージ1世を呼び寄せ、乗っ取りの完成を見る。

なお後の1917年(大正6年)に、ジョージ5世は王室名を現在の『ウィンザー家』に改称した。この乗っ取り作業と併行して、彼らは麻薬貿易を英国の国策とするよう誘導していった。この英国の国策は今日も何ら変わってはいない。

その歴史は1600年の英国東インド会社(BEIC:British East India Company<9-6>)設立に始まる。フランスもオランダも1604年までに同様の東インド会社を設立したが、これらはBEICの子分的存在であった。

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BEICは単なる会社ではなかった。政府機能も軍隊も有する、独立国家としての機能を持つ武装機関であった。彼らは紳士的英国人の仮面を被って、インド、中国をまず攻略していった。その後南米にも大々的な投資を行っている。

麻薬を使用して侵略された国々は全てボロボロになっていった。BEICの300人評議会は麻薬貿易による強大な資金力をベースに、1740年代以降、世界の中で隠然たる力を発揮するようになる。米国もその中に取り込まれていく。


9-3-2.インド繊維産業の破壊とインド・ベンガル産アヘンの独占(17世紀)

インドのベンガル産アヘンは最高の純度があり、高価なものであった。また当時のインドは綿製品の輸出で潤っており、アヘンを安売りする必要もなかった。

このベンガル産アヘンを独占するため英国と米国は結託した。米国の南部農場で綿花を大量に生産し、それを北英の奴隷工場に持ち込み、安価な綿製品を大量に市場に供給したのであった。北英の奴隷工場で働いていたのは英国の下層階級であった。

この安価な綿製品のためにインドの綿製品産業は壊滅する。このため、インドはベンガル産アヘンを増産し、BEICに廉価で販売せざるを得なかった。こうして1683年にベンガル産アヘンの最初の船荷が英国に到着した。

ここである奇妙な実験が行われた。下層階級である英国の民衆に対し麻薬中毒化の実験が行われたのである。しかし英国の民衆は健全性を残しており、またアヘンにはなじまなかった。民衆は麻薬を断固拒否し、この実験は全面的失敗に終わった。

インドは中国にもベンガル産アヘンを輸出した。インド側も中国側も実権は英国人の仮面を被った『かの勢力』が握っていた。さらにBEICは1775年~1818年の印英マラータ戦争[maratha war]を起こし、全インドの植民地化を完了させていった。

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1877年(明治10年)~1947年(昭和22年)、英国女王がインド国王を兼務する。

英国、即ち『かの勢力』が支配した18世紀~19世紀に、インドは飢餓の地獄と化した。約3200万人の人々が餓死したと言われている。


9-3-3.中国内陸伝道団 (17世紀~18世紀)

中国侵略の先兵隊は、キリスト教の仮面を被った伝道団であった。彼らの本来の目的はアヘンの伝道と販売促進であった。中国南部の民衆は体質的にアヘンになじみやすいこともあって、彼らは、苦力(クーリー)と呼ばれる中国人労働者のアヘン中毒化に大成功した。

これに危機感を感じた清国は1729年に最初のアヘン喫煙禁止令を発した。これから、清国とBEICとの長い闘いが始まった。この戦いは1840年~19842年のアヘン戦争で決着を見る。この決着をもって、中国は『かの勢力』に屈服したのである。

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9-2-6節(238頁)で述べたように、日本の幕府はこの情報を得て警戒していた。惜しまれるのはそれが『元寇』当時のような国全体の意志統一に繋がっていかなかったことである。

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これは今日の状況と酷似している。今日声高に叫ばれる『自由競争』『大競争時代』というスローガンは一種のマインドコントロールであり、人々が心を一つにするのを妨げているのである
 

9-3-4.アヘン戦争以降の、中国におけるアヘン (1842年~)

日本の歴史教育ではアヘン戦争以降、中国での麻薬がどうなったかは一切教えない。あたかもアヘン戦争終了以降、中国からアヘンが消えてしまったかの如くである。

英国に屈した中国の歴代政府は英国に協力する方向に政策を変更した。これは毛沢東時代も継続し、現在に至っている。1997年に発効予定の香港返還協定でも、英国側の権利は留保されている。

中国経済は香港経済、即ちアヘン貿易に大きく依存しており、これなくしては国家が成り立たないのである

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9-2-9節(238頁)で米国が蒋介石を見捨て、中共を支援した理由の一端がお分かりになっただろうか。

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民主主義も共産主義も『かの勢力』が生み出したものである。彼らにとって標的相手がどちらの主義を取ろうが全く関係はない。利用できるものを使い、使えないものは切り捨てるだけである。

20世紀初頭、英国富豪の中国アヘンからの収入は米国のディヴィッド・ロックフェラーを上回っていたという。


9-3-5.ブタ貿易。アヘン常用者の米国への輸出(19世紀)

ブタとは苦力(クーリー)と呼ばれる、中国、インドの労働者のことである。彼らが、中国、インドの民衆を人間とは見ていないことを象徴する言葉である。

ブタ貿易には2種類あった。中国の苦力の米国への輸出と、インドの苦力の南アへの輸出である。ここでは前者につれて触れておく。

中国の苦力(クーリー)たちは米国に輸送され、ハリマン鉄道の延線工事に従事した。輸送は1846年まで続き、苦力の数は延べ12万人、内11万5千人がアヘン常用者であった。目的は生アヘンの北米への密輸と労働力提供であった。

工事終了後苦力は帰国せず、米国に定着し社会問題化する。場所は主にサンフランシスコ、ロスアンゼルス、バンクーバー、ポートランド等であった。

また1875年頃にサンフランシスコでアヘン供給同盟が設立され、12万九千人のアヘン常用者が誕生したという。仕掛けたのは英国であり、その背後には『かの勢力』がいた。


9-3-6.日本に対するアヘン中毒化工作(1930年代)

『かの勢力』は当然日本にもアヘンを仕掛けてきた。中心的工作機関は太平洋問題調査会(IRP,新渡戸稲造会長)であった。

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しかし日本人社会は健全性を残していたのと、アヘンにはあまりなじまなかったため失敗に終わったという。日本人には覚醒剤がなじむようであり、今日要注意である。

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続く


参照

「自由」の女神:解説編 2012=ZIONAZI策動
http://satehate.exblog.jp/8573837

ユダヤ資本の帝国主義 by Henry Makow Ph.D.
http://satehate.exblog.jp/12030247

ロスチャイルド一族、日本をとる。 by Clifford Shack
http://satehate.exblog.jp/7983092

自己弱体化 3 「壊される日本」1
http://satehate.exblog.jp/7273658

アジア秘儀に由来するシオ二ズム
http://satehate.exblog.jp/12515875

アメリ力に渡ったフリーメーソン&ブナイ・ブリスの創設 + 通貨を取り戻せ!
http://satehate.exblog.jp/12525216

英国東インド会社によるアヘン貿易の真相 by ユースタス・マリンズ
http://satehate.exblog.jp/8777131

イギリス東インド会社の忠実な召使いだったトマス・マルサスの『人口論』 by ジョン・コールマン
http://satehate.exblog.jp/8770049

『グローバル2000』 は、経済と疫病という二正面作戦だ。 by ジョン・コールマン
http://satehate.exblog.jp/8790674

by oninomae | 2009-12-24 00:43 | バイオハザード・医療  

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