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悪徳ローン会社は政府公認! by 菊川征司


差別撤廃と自由主義経済にかこつけた金融緩和が悲劇を生んだ!!

サブプライム・ローンを売っていたローン会社は、全米に非常に多く存在しますが、業者を取り締まる法律はどの州にもほとんどありませんでした。

ローン会社の中にはシティバンクのような大銀行の関連会社もあるのですが、ほとんどはブローカーのような存在で、契約を取ることだけに専念して、契約者が支払いができる能力があるかどうかなどはまったく気にしていません。

とくに固定金額の支払いではなくて、バルーンと呼ばれる年々支払い金額が増えていくローンなどは、最初の4~5年は何とか支払いができても、その後は契約者の月収よりも支払いが大きくなりますから、支払いが滞るのは目に見えていたのです。

お年寄りが詐欺事件に狙われるのは、日本もアメリカも変わらないようで、プライム・ローンの場合は55歳以上の契約者の率は14%ですが、サブプライムの場合は25%以上にのぽるのです。

実際にこの種の会社の各種のあくどい商法の実態が、色々と報道されています。明らかに詐欺としかいいようがない嘘の説明で、契約させているものが非常に多いのです。

そしてこの多くの悪徳ローン会杜の中で、ブッシュ政権と明らかなつながりがあるという会社が、テレビで報道されました。 (引用注:Ameriquest Mortgageでしょうか)

最初の2年間の支払いは安いものの3年目からはドンと金額が跳ね上がるローンなのに、この会社はその事実をまったく伝えず、いかにもそのままの金額が永遠に続くように思わせて、契約書にサインさせていたのです。

明らかな詐欺商法なのですが、そこの会長がブッシュ政権下でオランダ大使になっているのです(引用注:Roland E. Arnall, 1939-2008)。またブッシュはクリスマス直前の12月23日に19人の恩赦を発表しましたが、その中の1人に悪徳ローン会杜の経営者で2003年に有罪判決をくらった人物が含まれていたのです。

これなどはブッシュ政権と業界の太いつながりを示す一例と思われますし、ブッシュ政権は悪徳ローン会杜の取り締りを故意にしなかったのは確実なのです


悪徳ローン会社は政府公認! 

家の購入時のローンを提供するローン会社は、連邦政府の管轄というよりも州政府の管轄なので、全米50州すべての州政府が協力してこれ以上悪いローンが出回らないように、ローン会杜を規制しようとしたのです。しかし信じられないことにブッシュ政権は、そうした州の動きに対してストップを掛けているのです。

しかしそのブッシュたちに敢然と反旗を翻し、ワシントンポストに「犯罪の略奪的貸付業者のパートナー」の見出しで政府を告発する記事を投稿した勇気ある州知事がいました。この人物は州知事になる前は同州の司法長官としてその辣腕をふるい、ミスター・クリーンとあだ名されたほどやり手で、主にウォール街の犯罪に厳しかったのです。

そのブッシュたちの企みを糾弾した記事が、2008年の2月半ばにワシントンポストに掲載された直後のことです。その州知事のセックススキャンダルがFBIによってマスコミに流されてしまい、彼の政治生命は完全に終わってしまいました。

彼はまだ生きていますが、私の目から見ればケネディと同じで暗殺されたも同然です。

社会的に抹殺された彼はこれから一生の間家族からだけでなく、どこへ行っても変な眼で見られるのです。考えようによっては死ぬよりも辛いかもしれません。

この悲劇の男の名前はエリオット・スピッツァー[Eliot Laurence Spitzer, b.1959]といい、ニューヨーク州の知事でした。

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このセックススキャンダル事件はFBIの盗聴によって発覚したと報道されていましたが、彼が出入りしていたという高級デートクラブの他の客の名前はまったく出てこなくて捕まってもいません。"ナンバー9"と番号で呼ばれていたスピッツァーだけが狙い打ちにされたのは明らかです。

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この一件は、プロジェクトを推進している人にとって、まだまだ株価を下落させる(引用注:下落をより大きくしていく)必要があったので、あの時点でローン会社を取り締まられるわけにはいかなかったため、急遽引き起こされたとしか思えません。

つまり今回の金融危機は、自由経済を奉じる連銀議長グリーンスパンを盾にし、そして差別のない社会を目指す公民権法にかこつけた金融緩和が大きな要因です。

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金融業界を規制してきた法律を徐々に取り外し、規制のかからない独立のローン会社を野に放ち、膨大な数のサブプライム・ローンを契約させました。こうした一連の動きをブッシュたちが密かに主導していったのです。そこに金儲けには目のないウォール街の幹部たちが債権化・証券化して世界中に売りまくったことによって、世界中に危機が及ぶほど巨大化してしまった"人災"といえる事件なのです。 その根拠をこれから紹介します。

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続く


菊川征司 世界恐慌という仕組みを操るロックフェラー 第4章 経済編:八百長 p273-277より

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佐藤総務相が西川氏続投支持 「交代は民営化に反する」 【共同通信】 2009/06/13 20:42
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061301000731.html

佐藤勉総務相は13日夜、栃木県壬生町で講演し、西川善文日本郵政社長の進退問題に関し「社長を株主の国が追及して代えるのは郵政民営化の趣旨に若干反する。私は争い事が好きではない」と述べ、西川氏の続投を容認する考えを表明した。

佐藤氏は「西川氏を批判する鳩山邦夫前総務相の姿は非常に分かりやすかった」と、鳩山氏の問題提起に一定の理解を示した。ただ「政府の手助けを断ち切り独立しようと民営化した事業であることを忘れてはいけない」と述べ、民営化の象徴的な存在である西川氏の交代は望ましくないとの認識を強調した。


自民県連 渋い表情 鳩山総務相辞任 日本海新聞 2009年06月13日
http://www.nnn.co.jp/news/090613/20090613031.html

宿泊施設「かんぽの宿」のオリックス不動産への一括譲渡をめぐる鳩山総務相の一連の発言、対応について、自民党県連幹部は国民目線で考えれば、鳩山総務相の言っていることは当たっている。選挙を前に党員としては、首相うんぬんは言いたくない。板挟みだ」と渋い表情を浮かべる。


↑これが全国の実体。







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もう騙される国民なんていませんよ。  richard koshimizu
http://richardkoshimizu.at.webry.info/200906/article_12.html

http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/008/181/20/N000/000/001/124486551534416320453_momaira.JPG


騙されているかもしれませんがね。断末魔のふりをして、実はいつの間にか断末魔は各国政府です。


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by oninomae | 2009-06-14 07:18 | 金融詐欺  

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