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報道管制 by ジェームス・パーロフ 2 新聞・雑誌・電波支配の構造


新聞・雑誌支配の構造

今アメリカで活動しているのは、支配階級組織側の報道である。かつてニューヨーク・タイムズ紙の編集者ジョン・スウィントン[John Swinton, 1829-1901]が言ったように、「アメリカには、田舎町の小新聞を除けば、他から支配されない新聞などというものはない」。

参考:John Swinton on the independence of the press
http://www.constitution.org/pub/swinton_press.htm



そのニューヨーク・タイムズ紙自体が、一八九六年にJ・P・モルガン[John Pierpont Morgan,1837-1913]、ロスチャイルドの代理人オーガスト・ベルモント[August Belmont, Jr., 1853-1924]、クーン・ロエブ社のジェイコブ・シフ[Jacob Henry Schiff, 1847-1920]の援助でアルフレッド・オクス[Alfred Ochs, German Jewish immigrant]が買ったものである。

その後オクスの娘婿アーサー・ヘイズ・サルズバーガー[Arthur Hays Sulzberger, 1891-1961](CFRメンバー)に引き継がれ、それからオルヴィール・E・ドライフーズ[Orvil Eugene Dryfoos , 1912-63]に、最後は現[1988]発行人のアーサー・オクス・サルズバーガー[Arthur Ochs Sulzberger, b.1926](CFRメンバー)へと渡った。(引用注:1992年以降はさらに、Arthur Ochs Sulzberger, Jr.へ引き継がれている)

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The publishers of The New York Times, from left to right: Adolph S. Ochs (who ran the newspaper from 1896 to 1935); Arthur Hays Sulzberger (1935–61); Orvil E. Dryfoos (1961–63); Arthur Ochs Sulzberger (1963–92); and Arthur Ochs Sulzberger Jr. (1992–present).

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同紙はいつでも動員できる報道陣に多数のCFRメンバーを抱えており、そのなかにはハーバード・L・マシューズ[Herbert Lionel Matthews, 1900-77]、ハリソン・ソールズベリ[Harrison Evans Salisbury, 1908-93]、レスター・マーケル[Lester Markel]などがいる。現在では執行編集者マックス・フランケル[Max Frankel, b.1930]、論説欄編集者ジャック・ローゼンソール[Jack Rosenthal]、論説欄副編集者レスリー・ゲルブ[Leslie Howard Gelb, b.1937]および副主筆陣のジェームズ・L・グリーンフィールド[James L. Greenfield]、ウォーレン・ホージ[Warren McClamroch Hoge, b.1941]、ジョン・M・リー[John M. Lee]らが、全員CFRに属している。

同紙の友好的ライバル、ワシントン・ポスト紙は、一九三三年にユージーン・マイヤー[Eugene Meyer, 1875-1959]が買ったものである。

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バーナード・バルーク[Bernard Baruch、バルーク, 1870-1965]の事業仲間で連邦準備制度理事会理事のマイヤーは一九二九年にCFRに入会した。マイヤーはワシントン・ポスト紙支配の手始めに、まず編集者の尻を叩いてアメリカのソヴィエト連邦承認支持を拒否させた(4)。

現在[1988]同紙は、マイヤーの娘キャサリーン・グレイハム[Katharine Graham, 1917-2001](CFRメンバー)が経営している。

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(引用注:Donald E. Graham, b.1945が、現在のCEO)

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主筆のレナード・ダウニー・ジュニア[Leonard Downie, Jr., b.1942]、論説欄編集者メグ・グリーンフィールド[Meg Greenfield, 1930-99]、論説欄副編集者スティーヴン・S・ローゼンフェルド[Stephen S. Rosenfeld]らはすべてCFRメンバーである。


ワシントン・ポスト社はニューズウィーク誌も所有する。同誌は週刊誌『ツデー』の後身で、特にニューディールと実業界を支援するためエイヴリル・ハリマンによって創刊された。ニューズウィーク誌の編集長リチャード・M・スミスと編集者メイナード・パーカーは、多数の寄稿者を持ちながらも、いずれもCFRに属している。ニューズウィーク誌とワシントン・ポスト紙の両杜はCFRに資金を寄付している。

タイム誌は、ニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙が持っているのと同じような競争関係を、ニューズウィーク誌とのあいだに持っている。彼らはその観点で対抗するのではなく、読者をめぐって競い合う。

タイム誌はヘンリー・ルース[Henry Robinson Luce, 1898-1967](CFR-太平洋問題調査会-大西洋連合のメンバー)の創刊によるもので、彼はドワイト・モロー[Dwight Morrow, 1873-1931]とトマス・ラモント[Thomas Lamont, 1870 -1948](共にモルガンのパートナーでありCFRメンバー)、ハーヴェイ・ファイアストーン[Harvey Samuel Firestone, 1868-1938](CFRメンバー)、E・ローランド・ハリマン[E. Roland Harriman, 1895-1978](CFRメンバー)といった人たちの融資で、出版業者として身を起こした。


タイム誌の長年の編集長はヘドリー・ドノヴァン[Hedley Donovan, 1914-90](日米欧三極委員会メンバー、CFR理事、フォード財団と力ーネギー国際平和財団の理事で、最後はジミー・カーター大統領特別補佐官)であった。現[1988]編集長ヘンリー・グルンウォールド[Henry Grunwald, 1922-2005]はタイム社の主筆ヘンリー・マラーと並んでCFRに所属している。(現在はJohn Hueyらしい)


タイム社はまたピープル誌、ライフ誌、フォーチュン誌、マネー誌、スポーツ・イラストレイテッド誌を発行しており、重役会には何人かのCFRメンバーを擁している。


電波支配の構造

CFRはまた主要テレビ・ネットワークとも繋がっている。

長年CBS放送の取締役会議長を勤めたウィリアム・S・ぺーリー[William Samuel Paley, 1901-90]は、現議長のトマス・H・ワイマン[Thomas H. Wyman, 1929-2003]と同様CFRに所属していたし、さらに取締役会メンバー十四名中十二名が一九八七年度の評議会名簿に載っている。(引用注:現在の議長[Chairman]は、Leslie Moonves, b.1948)

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CBSのニュース司会者ダン・ラザー[Dan Rather, b.1931]はCFRに加入している。CBSは日米欧委員会の財政を援け、CBS財団はCFRに資金を寄付している。

NBC放送は通信機メーカーRCAの子会社で、前経営者はデイヴィッド・サーノフ[David Sarnoff, 1891-1971](CFR会員)であった。

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サーノフはクーン・ロエブ社や他のロスチャイルド関連金融会社から資金援助を得ていた。その後を継いだのは息子のロバート[Robert W. Sarnoff, 1918-97]で、 彼はポール・ワーバーグの娘でジェイコブ・シフの曽孫にあたるフェリシア・シフ・ワーバーグ[Felicia Schiff Warburg Sarnoff]と結婚した。

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RCAの現取締役会議長ソーントン・ブラッドショー[Thornton F. Bradshaw1917-88]は、他の何人かの取締役とともにCFRメンバーである。CFRは何年にもわたって、その名簿に多数のNBC報道人を網羅しており、マーヴィン・カルブ[Marvin L. Kalb, b.1930]、ジョン・チャンセラー[John William Chancellor, 1927-96]、ガリック・アトリー[Garrick Utley, b.1939]、アーヴィング・R・レヴァイン[Irving Raskin Levine, 1922-2009]などの名が見える。 (引用注:現在のNBC UniversalのCEOは、Jeffrey Zucker, b.1965。 NBC Newsのpresidentは、Steve Capus, b.1963)


ABC放送の取締役会およびニュース報道部にもCFR所属人物がみられ、テッド・コッペル[Ted Koppel, b.1940]やデイヴィッド・ブリンクリー[David McClure Brinkley, 1920-2003]が含まれる。

CFRはさらにまた、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ロサンゼルス・タイムズ紙、AP通信情報サービス、公共テレビ放送システムその他有力ニュース源とも結びついている。CFRの一九八七年度年報には、メンバー中二百六十二名が「ジャーナリスト、通信員、報道機関役職員」であると述べられている。

これは何を意味するのか。CFRのメンバーであるということはそれ自体は別にどうこう言うことではない。しかしながら、おびただしい数のCFRメンバーが情報発信機関の舵取りに集められているとなれば、その編集方針、ニュース観点、人選などのすべてがCFRの特色を代表する一極世界支配主義的、親社会主義的思考を反映することになるのはほとんど疑いのないところである。


ジェームス・パーロフ 権力の影(原著 1988、 馬野周二訳 1992.8) 第12章 報道管制 p281-284より


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by oninomae | 2009-06-06 02:44 | 政治詐欺・政治紛争  

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