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世界新秩序は緒につくのか by ジェームス・パーロフ 3 大宇宙連立政権

ウォール・ストリートの最大の合同

最終目標"大宇宙連立政権"

憲法改定論者が心に描く変更がそのまま行われるとすれば、わが国の運命はどうなるのか。合衆国が金融的に落ち込めば、一九二九年の大恐慌がそうであったように、おそらく地球全体をその渦中に巻き込むであろう。そうして結局は、世界的万能薬として単一政権下の世界新秩序が提案されよう。そしてこれによって自由世界諸国は共産主義国家に合体することになろう

ルーマニアからベトナムまでアメリカ外交官として行動したCFRメンバーは、共産主義と戦う諸国にいずれも連立政権を押しつけようと努めてきた。そうした連携は、結果として共産主義に落着くのを避けられなかった。共産主義者は出来た協定を絶えず破って悪用し、あらゆる権力を強奪したからである

アメリカ共産党の幹部でデーリー・ワーカー紙の編集者であったルーイス・ブデンツが、党と縁を切ったあと認めたように「連立政権は、共産主義者たちが提携に誘い込んだ人たちを虐殺するため、いつも彼らに利用される道具であった」(8)。 一極世界支配主義者が究極的に求めているものは、大宇宙連立政権である。


アメリカ-ソ連の合体

数十年のあいだCFRはソヴィエト連邦に対抗する地域同盟を唱えてきたが、それはソ連邦は結局は「国際共同体」に加えられるべきだという脚注付きであったその前に『フォーリン・アフェアーズ』の得意のテーマ、東西ヨーロッパの融合が先行するであろう。

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さきに不成功に終ったリース委員会[Reece Committee]について触れたが、この委員会の調査によって、支配階級組織の諸財団が世界政権および社会主義の促進に金を出していることがわかった。一九五三年の秋、リース委員会の調査部長ノーマン・ドッド[Norman Dodd, 1899-1987]がフォード財団理事長のH・ロウアン・ガイザー(CFRメンバー)から同財団本部に招かれた。ドッドの話では、ガイザーは彼にこう言った。

「ドッドさん、ここにいるわれわれ政策樹立レベルに身を置くものは、みんなOSS[Office of Strategic Services][訳注:第二次世界大戦中の戦略事務局でCIAの前身]ないしはヨーロッパ経済管理局のいずれかでホワイトハウスからの指令を受けた経験がある。ここでもわれわれはその指令の下に事業を行っている。それらの指令がどんなものであるか知りたいですか」。ドッドは知りたいと答えた。

ガイザーが言うには指令の内容は、われわれがソヴィエト連邦と気持ちよく合体できるように合衆国におけるわれわれの生活を変えるため、われわれの補助金交付力を使おうというものです(9)

驚いたドッドは、アメリカ国民を啓発するため、それを議会の委員会で今一度繰り返してもらえないかと頼んだ。ガイザーは言った。「それは決してしないつもりだ」と。

このことはCFRの一極世界支配主義と親共産主義が両立することを示すものである。アメリカ-ソ連の合体なくしては、単一世界政権はあり得ないのである。


合体の予兆

最近の出来事が、そのような合体を予示している。本書の初めのほうで述べたように、一九八七年二月にCFRの代表団がゴルバチョフおよび他のロシア指導者たちを訪ねた。これはソヴィエトの招待によるもので、CFRがクレムリン(ソヴィエト政府)で尊敬に値することを示す一つの尺度である。ファクツ・オン・ファイル誌が、CFR派遣団は「討議の詳細について率直に語ることを拒否した」と報じている(10)。

一方ゴルバチョフのほうは、グラスノチ[訳注:情報開放政策]と呼ばれる取るに足りない改革運動を派手に演じた。今日、何百万人もがソヴィエトのラーゲリ[訳注:ロシアの強制収容所]で坤吟しているが、ゴルバチョフが一人か二人の著名な異論主張者を解放したとき、アメリカの報道界はそれをまるで奴隷解放宣言[訳注:一八六三年一月一日にリンカーン大統領が発表した宣言]のごとくに受け取り、一方この独裁者がアフガニスタンで行っている虐殺は無視し続けた。アメリカ国民は、いわゆる新しく開かれたソヴィエト連邦を言いはやすメディアの誇大宣伝に埋もれている。ウラディミル・ポスナーのようなソヴィエト政府に雇われた宣伝者たちがアメリカの特派員のように、あたかも彼らの国の支配者を批判する自由があるかのようにテレビ視聴者に「ジャーナリスト」として紹介される。

いまやわれわれは、ソヴィエト連邦との和解に反対するものは戦争挑発者であり、ソヴィエト政府と正常な取引を結ぶことが新しい世界平和時代につながるだろう、と教えられる。われわれは繰り返し「ロシア人は結局われわれと同じような人たちだ」と注意されてきた-全くその通りではあるが。しかしソヴィエト人の生活様式はわれわれのとは紛れもなく異なっている。ソヴィエト連邦における経済的困難--この国では、一箱のミルクを買うのに一晩行列をつくらなければならない--はこの制度の欠陥のほんの片鱗にすぎない。同国は全体主義国家で市民の自由がない。言論および報道の自由に対する禁制があまりに大きいので、複写機を所有することさえ法に反する。出移民を望む者に対して有刺鉄線と機関銃が監視する。ソルジェニーツィンによると、六千万人以上の人間がソヴィエト奴隷労働キャンプで死んだという。これがアメリカ人がカップルを組みたいという類いの社会なのか。明らかにそうではない。われわれとしては、ドアをノックする音がすれば、覚めることのない悪夢へとわれわれを誘拐するため秘密警察がきたのではないかといぶかる必要もなく眠り続けられるほうがよい。それなのに一極世界支配主義者たちはソヴィエトとの合体を熱望するのである。

ジェームス・パーロフ 権力の影 外交評議会[CFR]とアメリカの衰退(原著:1988 訳書:1992.8) 第14章 世界新秩序は緒につくのか p314-318 より

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by oninomae | 2009-03-14 21:07 | NWO・番号付動物農場・警察国家  

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