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メシア思想とタルムードがマルクス主義の源流 by モルデカイ・モーゼ

マルクス主義成立過程の種明かし by モルデカイ・モーゼ
http://satehate.exblog.jp/10648240/
 より続く


メシア思想とタルムードがマルクス主義の源流

さて、ここにはユダヤ的思考の最も大切な二つの要素が含まれている。

一つは、メシア思想の基本パターンである。選民たるユダヤ民族が、異教徒との葛藤に勝利を収め、至福千年王国を建設するという終末論である。 

これが唯物史観の原型である。選民とはプロレタリアートであり、異教徒がブルジョアジーである。これこそユダヤ的思考法の二元論の原型である。これに宗教的倫理観が加味されるので、善悪二元論と呼ばれるわけである。

ロシアから亡命した哲学者ベルジャーエフはすでに、マルクス主義は出発点において黙示録的性格を有すると分析していたのであった。また、日本では鈴木成高氏がその著書「歴史的国家の理念」において「唯物史観はその最後の帰結においてプロレタリア独裁を想定し、歴史の弁証法的発展を止揚することによって、一種のエスカトロギー終末論に陥っているといわなければならないのである。発展的力学の論理はそこにおいて停止し、階級対立の消滅、国家の解消とともに歴史もまた終止する。それは、ユダヤ的終末観とその外形において極めて酷似するものがあることを思わせる。すなわち、プロレタリアートは神の選民に該当し、ブルジョアは異邦人に該当する。歴史はエホバの代りに、同じく人間意志と能力を超越した、経済的必然によって支配されるのである」と述べ、かなり刻明に本質を突いている。日本では恐らく唯一人の仮設論者であろう。

さてもう一つの要素たるものは、ユダヤの民法ともいわれるタルムード[Talmud]の思想である。 これはユダヤ人たるもの、生まれてから死ぬまで信念としているものである。

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          (Schottenstein Edition of the Talmud)

タルムードは五、六世紀ごろ完成された実に彪大な法であるが、また日本では戦後いろいろのユダヤ人、日本人によって紹介されているようであるが、不思議なことに、何故かこの最も肝心なところが紹介されていないようである。

肝心なところというのは、「シュルハンアルクノショッツェンハミツバッド第三百四十八条」である。すなわち「非ユダヤ人の所有する財産は本来ユダヤ人に属するものなれど一時彼等に預けてあるだけである。故に何等の遠慮もなくこれら財産をユダヤ人の手に収むるも可なり」とするものである。 

これの意味するところは大別して二つある。一つは、「一時預けてあるものであるから、何時なん時でも代償を払わずに取り返して然るべきものである」ということであり、もう一つは「ユダヤ人の財産は故なく非ユダヤ人に奪われたものである」ということになる

前者がレヴィーのマルクスヘの手紙の骨子となっているものである。つまり、私有財産の奪取という思想はここから来ているのである。

さらにもう一つの後者の解釈はマルクスの大作「資本論」の根本思想をなしているものなのである。つまり、「ユダヤ人の財産は故なく非ユダヤ人に奪われたものである」からかの有名な剰余価値説が生まれているわけであり、「搾取」とマルクスが強調するものである。

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(こんにちはー、「社会的弱小勢力でしかないイルミナティなどという狂信的宗教組織」のプロレタリアートですが、よろしく郵便貯金ちょうだいな。銀行のお金も、農協のお金も、年金も、保険もみんなちょうだいな)


宗教的呪縛力こそマルクス主義の本質

短絡的なマルクス主義の論理的飛躍は、本来なら日本のインテリ層が見ぬけないはずはないと思う。しかるに何故、そのような論理的飛躍があるにも拘らず、これだけの信者を集められるのかという問題である。

これは宗教的呪縛力としか説明できない性質のものである。マルクス主義の真の素顔は宗教ということである。日本共産党の態度を見ればこのことはすぐわかると思う。科学といいながら、実際は決して経験科学の実証を受け入れようとしない態度がしばしば見受けられよう。

さてここで、共産主義者のいう、科学的社会主義の「科学」という形容詞がどこから出たかということである。以上説明した如きマルクス主義が何故「科学」といわれるのか、この答もこの際明らかにしておこう。これは、レヴィー等の熱烈な民族主義グループが宣伝のため吹聴したものである。唯物史観のいう「社会の必然的な発展法則」ということを強調するためである。人間の意識から独立した物質的、客観的条件により歴史は動かされる。しかも一定の法則に従って一定の方向性をもって動くと、これを弁証法的唯物論を社会へ応用した唯物史観であると宣伝しているわけである。虚構の大きさ故に、かえって多くの人々は自己陶酔に陥るのであろう。アカデミックな真塾な態度と宗教的呪縛力の奇妙な混合といえよう。

以上のようなことから、日本で行なわれているマルクス主義論争は不毛の論争といわねばならない。もっとも、日本のインテリ層は恐らくマルクス主義の成立過程をご存知なかったのだろうから、無理もないことかも知れない。

完全な虚構論理であれば、共産主義の矛盾を衝くのは易しい。虚構を現実に無理にあてはめようとするのであるから、すべてその矛盾は露見する。だが、それでもなお現在もマルクス主義が生きつづけるのかということを解明しなければならないだろう。

もっとも、このような虚構論理を科学と誤認させるだけの根拠はあるにはある。それは「絶対的貧困化」という仮設である。物質的、経済的にこれより悪くなることはないところまで行きつけば、社会は根本的に変革されるという仮説は説得力があろう。複雑なメカニズムをもつ人間社会である。設備や機械の如く古くなったからそっくりとりかえるというわけにはいかない。しかしそれでも、絶対的貧困化の必然性を説けば人間社会の変革に対しても説得力をもとう。このマルクスの考えは、ものの見事に図に当たったのである


唯物史観に従えば共産党は「賃下げ」運動をすべきだ
 
共産主護者は、何かというとすぐ「マルクスはこういっている」とマルクスやレーニンの原典から答を出すといわれている。訓詁学的アプローチの好きな彼らがその深みにはまることになるのは当然であろう。自分の頭で考えていない。自分の頭で考えていれば訓詁学的態度に陥ることはない。

しかし彼等がもう少し注意深いアプローチをとっていれば、「共産党宣言」「経済学批判」「資本論」というマルクスの原典の発表順序に気をとめるであろう。結論が先に出されその説明が後につづくということは仮説ではないのか。また日常の「闘争」においては、もし唯物史観に真に忠実ならば、絶対的貧困化へ向かってこそ革命のチャンスは生まれるのであるから、「賃下げ」運動をしなければならないはずである。しかし日本共産党はかつて「賃下げ」を褐げたことは一度もないようである。こんな簡単な矛盾にどうして気がつかないのか。答があるとすれば、善玉・悪玉論のしからしめるところとしかいいようがない。 (引用注:今の日本に、賃下げ運動をしている人たちが大勢います。財界、「自由民主」党、「公明」党、「民主」党に多いのはなぜでしょう?偉大なる勘違い[いや、フールか?]民族なのでしょうか?)


唯物論、観念論における二者択一を強制

しかし最も根本的な問題は、二元論により唯物論と観念論の二者択一を強制されることである。マルクス主義の教科書はこの点から入門させるようにしているのを常とする。

結果として唯物論を否応なしに選択させられ、これをすべての土台として考えさせられる。しかも二極分化を強制する。つまり、如何なる時でも中間というものの存在を認めない。

元来、哲学的には唯物論と観念論は二者択一云々の問題ではない。原点においてすでに二元論的思考に陥っているわけである。当然の帰結として唯物論絶対優先ということに導かれる。

その結果、社会的存在が意識を決定するというテーゼをつくる。したがって、戦争も革命も物質的、経済的要因によってのみ引き起こされるものであるという絶対論に導かれる。

これがマルクス主義の最も肝要な点であることである。原点からしてこの調子だから、以後経験科学の実証など考えたくもなくなるのであろう。また、こういう盲目的な二者択一を強制できるのは宗教的呪縛力以外にはありえないということも真理であろう。

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       ブッシュは巻物スクロール・オブ・ブッシュを授けられた
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               (オバマは試されるのだそうです
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「社会的弱小勢力でしかないイルミナティなどという狂信的宗教組織」のボスの子分の弟子のプロレタリアート本流ですが、がんばりますんで、よろしく。

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モルデカイ・モーゼ(久保田政男訳) あるユダヤ人の懺悔 日本人に謝りたい[1979.12] 5 マルクス主義はユダヤ民族解放の虚構仮設 pp.145-150 より

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参考

Satanic Verses Of The Jewish Talmud  Real Jew News
http://www.realjewnews.com/?p=156


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Kill Civilians? The Talmud Tells Me So  Real Jew News
http://www.realjewnews.com/?p=120


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引用注:ご存じかと思いますが、Brother Nathanael Kapnerさんはロシア正教に改宗したユダヤ人です。

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こういう人たちの言論活動のお陰で、世の中の真相がよくわかる気がします。

by oninomae | 2009-01-19 21:10 | イルミナティ

 

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