田母神空幕長論文問題を考える by 信太正道 + 田母神噴火中&アセア?
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田母神空幕長論文問題を考える 信太正道
今回の大騒動について、自衛隊員が懸賞論文に投稿した時期が悪いとか、事前に上司の判断を待つべきだったとか手続きを問題にする批判が多く見られます。しかし私は、歴史の未来に不安を感じています。
陸士・海兵を卒業した沢山の戦争体験者が自衛隊のエリートに再就職し、旧軍的なものに懐疑を持っておりました。 だが、防衛大学卒業生は少し違います。その典型例が田母神氏でしょう。
自衛隊は創立以来、税金泥棒としていじめられ、日陰者として扱われてきました。憲法9条2項違反の自衛隊は未だに軍隊として認められていません。皆さん、自衛隊員の劣等感、憲法9条2項に対する憎しみを想像することができますか?田母神氏はイラクでの空自での活動を違憲と判断した名古屋高裁の判決について「そんなの関係ねえ」と民主主義の基本である三権分立を嘲笑しました。彼の屈辱感の裏返しです。(引用注:さてはては、自衛隊の存在意義は認めている。が、単なる操られる駒やわざと戦争をさせようとする陰謀の先兵では何にもならないと思う)


9.11事件以降、自衛隊法第3条(自衛隊の任務)が改正されて、国土防衛及び公共の秩序維持以外に国際貢献が追加されました。自衛隊にとって夢の実現はもうすぐです。田母神解任はその矢先の事件でした。この結果、憲法9条2項の削除は数年遅れるでしょう。自衛隊員の憲法に対する憎しみは陰湿になり、激情化することは必至です。(引用注:まあ、独立できたら考えよう)
1929年の金融恐慌に端を発し、世界は軍縮に向かいました。「その反発」(「」は引用者)が5・15事件、2・26事件です。日本は15年戦争に突入しました。(引用注:計画通り「突入させられた」)
このような歴史認識のない戦後育ちの航空自衛隊のトップは「日本は美しい国だ。過去に悪いことをしたことはねえ」と大嘘をついて隊員の士気を上げようとしています。笑いものですね。嘘は一般隊員ですら、だまし通せるものではありません。(引用注:西洋植民地主義を知らず、知らせず、美化崇拝のみというのもいいかげんにばかばかしいが、日本も走狗として踊ってまねをした面については反省すべきであろう)
田母神様、戦後の日本には戦死者が一人もいません。何故だか解かりますか?戦死者がでれば、それだけ9条2項の改正が遅れるからです(引用注:イラクでの「戦死者」は隠されているようですが)。 その代わり、9条が改正されたら、戦死者はどんどん靖国に行ってもらいます。米軍は朝鮮で3万大、ベトナムで5フj大、イラクで4千大の戦死者を出しています。彼らは一大も戦死者を出さない日本の身勝手を恨んでいます。でも9条2項を改正せよと命令ができないのです。日本国憲法はマッカーサーが押しつけたというトラウマを待っているからです。だから彼らは日本人自らの手による改憲⇒「国民投票」での勝利を期待しているのです。(引用注:言うまでもなく、第三次世界大戦に参加させたくてしょうがないものたちがいる)
田母神様、貴方は部下を道連れにして名誉の戦死をしたいでしょうが、お止めなさい。一人で靖国にお入り下さい。


むかし ドイツのハーメルンの町で
笛吹きの 妖しい音につられて
多くの ねずみや 幼な子が
海に消えた という話が 残っている
五十年前の 日本で
国家の 吹き鳴らす笛に
多くの 若者から年寄り子どもまでもが
わだつみの果てに 消えていった
もう二度と 魔の笛の音に
踊らされては ならない
踊ってはならない
もう二度と・・・・・・
詩 藤城 高光

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自衛隊「指導者」たるもの「コミンテルンの陰謀」にとどまっていないで、「イルミナティ銀行家の陰謀」までちゃんと言って欲しいものだ。(そりゃ無理か。すぐ首だ) 言わなくても、正気は保っていて欲しい。
亡国の音が聞こえる今日この頃貼っておく。






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追記 2008.12.08
田母神さん、やめちゃったら抑圧がはずれて鬱憤が噴火中。
週刊現代に掲載された田母神発言は国民必読の発言だ 天木直人
http://www.amakiblog.com/archives/2008/12/08/ より
「・・・敗戦国の日本は、戦後63年を経た今でも、戦勝国のアメリカの意向に添って動かされています。その典型例が国防です。日本の防衛は、冷戦終結から十数年を経ても、アメリカが担っています。日本各地に米軍基地が点在し、在日米軍が駐留している・・・(しかし)アメリカはあくまでも自国の国益に基づいて行動する事を忘れてはなりません。たとえば日本を守るよりも中国と組むことのほうが国益になると判断すれば、日本は一夜にして見捨てられるでしょう。
実際、私はこの夏に訪米した際、米軍の高官に『尖閣諸島問題で日中が激突したらアメリカは同盟国として中国を攻撃してくれるのか』と質しました。すると案の定、曖昧にごまかされました・・・」
「・・・私は身をもって体験しましたが、正直言ってかなり大掛かりにボラれています。同機種でも他国より高く買わされている可能性もあります。換言すれば、日本国民の血税が不当にアメリカに吸い上げられているのです・・・」
「米軍の撤退がなければ日本は真の独立国ではない」
「・・・米軍基地の縮小の問題に関しても、既得権益を持つアメリカに対して、日本は何も言えないでいます。日本政府が毎年、米軍に出している2000億円以上の、いわゆる『思いやり予算』も、自衛隊に回せたらどれだけいいかと思いますが、それも言い出せない。沖縄の米海兵隊がグアムに移転すると決まれば、その移転に日本は多額のカネを払う・・・オバマ政権はアフガニスタン問題に熱心なので、今度は自衛隊がイラクより格段に危険なアフガニスタンに派遣させられる可能性もあります・・・
対米交渉を、アメリカの好き勝手にさせない方法が、一つだけあります。それは、交渉の中身を日本側がどんどんオープンにすることです。そうすれば日本の世論は『おかしいではないか』と反発する。国民が反発すれば、日本政府も一から十までアメリカの言いなりにはできません・・・」
さぞや鬱積が積もっていたことでしょう。
どんどん言いまくってやって下さい。
ただ、この怒りで日本をファシズムに巻き込まないで下さいね。そうなってしまえば誰かさんたちの思うつぼじゃないでしょうか?再び日支闘争計画にはまって以下のようにならないようにね。

予定どおり日本政府崩壊の危機進行中の模様。
by oninomae | 2008-12-07 15:42 | 歴史・歴史詐欺捏造