強毒性インフルエンザ

B.フルフォードさんが「アメリカで新型生物兵器が完成しました」という記事を書いています。
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2007/08/post-20.html
インフルエンザの怖い話が書いてありますね。

c0139575_21134926.jpg

c0139575_23513366.jpg


そこで、強毒性インフルエンザ<合成>についてちょっと考えてみました。

基礎情報として、東京大学医科学研究所ウイルス感染分野河岡研究室(教授・河岡義裕博士)で行われた、スペイン風邪インフルエンザ合成とサルに対する臨床実験 (Nature. 2007 Jan 18;445(7125):319-23.) をご紹介します。

論文題名

 Aberrant innate immune response in lethal infection of macaques with the 1918 influenza virus.

 1918年型インフルエンザ・ウイルスのマカク族サルに対する致死的感染における無軌道な生得的免疫応答


要約 (試訳)

 1918年のインフルエンザの世界的流行は、異常にきびしいもので、世界中でおよそ5000万(訳注:この数は正確にはわからない。2000万-1億の間位をとったのであろう)の死をもたらした。 1918年のウイルスはまた、マイス(ネズミ)に対して強度の病原性を示し、複数の研究によって、マイスに対するこの有毒な表現型の複遺伝子起源が確認された。 しかしながら、1918年のウイルスについてのこれらの初期の特徴付けは、霊長類における病原(潜在)能力についての疑問に答えるものではなかった。

  ここに、私たちは、1918年のウイルスが、マカク属カニクイザルモデルに対して、高度に病原性の呼吸器感染をもたらしたこと、 また重症の場合、急性(激しい)呼吸窮迫と致命的な結果をもたらしたことを示す。さらに、感染動物は 抗ウィルス性応答の制御困難によって特徴付けられた、防御に不十分であった免疫応答を始めた。このことは、非定型的な宿主の生得的な免疫反応が致死率に寄付するかもしれないことを暗示している。

  鳥のH5N1インフルエンザ・ウイルスに対して実証されたような、インフルエンザ・ウイルスが宿主の免疫応答を変調する能力は、有毒なインフルエンザ・ウイルスによって共有される特徴であるかもしれない。
                                                  要約は以上


インフルエンザ・ウイルスの毒性発現機構と「作り方」については
http://www.growingenius.com/research400.htm
を参照して下さい。

「インフルエンザウイルス病原性獲得のメカニズム」 より一部抜粋

トリインフルエンザウイルスは、その病原性により、二種類にわかれる。

強毒株は、脳を含む様々な臓器で増殖し、鶏を殺すが、弱毒株は呼吸器と腸管のみで増殖し鶏を殺さない。

私達は、分子生物学的、生化学的に両ウイルスを比較し、トリインフルエンザウイルスの病原性は、ウイルスのレセプター結合HA蛋白質が宿主由来蛋白質分解酵素により開裂活性化される部分のアミノ酸配列とその近傍の糖鎖の有無により決定されることを明らかにした。
さらに、強毒株のHA蛋白質を開裂活性化する宿主蛋白質分解酵素が全身臓器に存在するフリン及びPC6であることを同定しそれ故、強毒株は、全身感染を惹起し、個体を死に至らしめることを解明した。
一方、弱毒株のHAはこれらの酵素では開裂されず、呼吸器及び腸管に局在する酵素によってのみ開裂活性化されるため、ウイルスも局所感染しか起こせないことを明らかにした。

自然界においても、HA開裂部位のアミノ酸とその近傍の糖鎖の変異により、トリインフルエンザウイルスが強い病原性を獲得し、大流行を起こすことを実証した。この知見は、現在、米国農業省において、トリインフルエンザ防疫の指標として成文化されている。さらに、この研究成果は、1997年香港において世界を震撼させたトリインフルエンザウイルスがトリのみならずヒトに対しても強い病原性を発揮し、6名もの犠牲者を出した分子生物学的根拠となった。

 私達は、さらに、インフルエンザウイルス表面に存在するNA蛋白質に変異が起こることにより、全身に存在するプラスミノーゲンがNAに結合するようになり、プラスミノーゲンを介してHAが開裂活性化され、ウイルスは、全身感染を起こす強毒株に変化することを見いだした。この発見は、これまでに誰も想像しなかった全く新しい事象で、ウイルス感染論における新たな概念を生んだ。現在、動物モデルでこの概念の検証を行っている。

c0139575_2113285.jpg

                      作り方

++

強毒性インフルエンザは自然界でも発生しますが、人工的にも(いわゆるリヴァース・ジェネティクスで)わりと簡単に作れることがわかります。

また、強毒性ウイルスは基本的に我々の免疫機構攪乱機能を有しているのです。

こういった知識を悪用する人がいるとは、全く困りますね。

参考

人工合成で究めるインフルエンザウイルス
http://www.tepco.co.jp/custom/illume/scope/no36/no36-j.html#a


c0139575_2365874.jpg


「顔」見知りを狙い撃ちするウイルスたち
http://www.seikagaku.co.jp/glyco/09.html


c0139575_23143058.gif


新型インフルエンザに対応するためのタンパク質立体構造データベースを全世界に公開
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2006/060120/index.html


c0139575_22452722.jpg


c0139575_22541225.jpg


Neuraminidase Structure DB
http://protein.gsc.riken.jp/jp/Research/index_na.html


関連参考

「エイズ=遺伝子兵器」の暴露
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/aids_genocide3.html

c0139575_014997.jpg


c0139575_02492.gif


仕組まれた恐怖―エイズは生物兵器だった!? 永井 明 (単行本 - 1986/11)

悪魔の遺伝子操作―エイズは誰が何の目的でつくったのか ヤコブ ゼーガル、リリー ゼーガル、Jacob Segal、 Lilli Segal (単行本 - 1992/10)

関連年表
http://www.bekkoame.ne.jp/ro/gg9342/gomi/study/OoA.html


エイズ・ミステリー アラン,Jr. キャントウェル、Alan,Jr. Cantwell、 結城山 和夫 (単行本 - 1993/6)

エイズの陰謀―彼らはゲイの身体にいったい何を入れたのか? アラン,Jr. キャントウェル、Alan,Jr. Cantwell、 磯貝 宏 (- - 1993/11/5)

暴露 エイズウイルスは細菌兵器だった ゲイリー・L. グラム、Gary L. Glum、 林 督元 (単行本 - 1997/10)

現代に生きるナチスの人類絶滅計画
http://alternativereport1.seesaa.net/article/49428415.html


湾岸戦争は人類大虐殺(ホロコースト)の実験だった―真実が報道されない日本人に本書を捧げる ドナルド・S. マッカルバニー 加賀 昭彦 (単行本(ソフトカバー) - 1997/12)

湾岸戦争疾病群(GWI)とその隠蔽 (上記本のデジタル版)

Emerging Viruses: AIDS And Ebola : Nature, Accident or Intentional? Leonard G. Horowitz (ハードカバー - 1996/4)


c0139575_20142288.jpg

c0139575_2015151.jpg



追記 (2007.10.8)

H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスが変異、人への感染力増強
http://jp.epochtimes.com/jp/2007/10/html/d27222.html


--------------------------------------------------------------------------------
 【大紀元日本10月8日】米ウィスコンシン州マジソン大学分校のウイルス学者・河岡義裕教授の研究チームは、「パブリック・ライブラリ・オブ・サイエンス」の学報で、H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスの一部たんぱく質が変異したことを突き止めた研究報告を発表した。変異したウイルスは、人類及び哺乳類動物への感染力が強くなり、しかも、この新型のウイルスはすでにアフリカおよび欧州大陸の広い範囲で発見されているという。

 ウイルスの環境適応力が増強、低温増殖が可能に

 報告によると、鳥類の体温はおおよそ41℃である。一方、人体の体温は約37℃、鼻および咽喉部の温度が33℃しかないため、鳥インフルエンザ・ウイルスの生存・増殖には適していない。しかし、変異したウイルスは低温に対する適応力が高くなったため、人体の上部呼吸道で生存・増殖が容易になり、より人体に感染しやすくなった

 河岡教授は、変異したウイルスは咳やくしゃみによって、人と家禽、人と人の間での感染が広げやすくなったと指摘した。

 アフリカと欧州の広域で、変異したH5N1型ウイルス見つかる

 報告では、アフリカおよび欧州で採取したすべてのサンプルから、変異したH5N1型ウイルスが検出されたという。

 H5N1型ウイルスは2005年に中国の青海湖地域で、初めて大規模な野生鳥類感染死亡事件を起こした。変異したウイルスはこの地域から渡り鳥を通じて、欧州およびアフリカへ渡った可能性があるとみられている。

 河岡教授は「現在、アフリカと欧州で流行しているのは、すべて同じ変異株である」とし、「変異したウイルスの形は1997年の同種ウイルス比べて、より哺乳類のウイルスに近くなり、人類の間で感染を起こすウイルスになる可能性がかなり高くなった」と指摘した。

 H5N1型ウイルスは、胎盤を通過して胎児に感染

 「希望の声」国際ラジオ放送の報道によると、米コロンビア大学および北京大学の共同研究で、H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスは、胎盤を通過して母親から胎児に感染することができる。この研究結果は英医学専門誌「The Lancet」の最新号に発表された。同研究では、H5N1ウイルスは呼吸器の感染を起こすだけではなく、その他の器官、免疫系および血液細胞にも感染することができるという

 北京大学研究センターは、鳥インフルエンザの感染により死亡した妊婦(24)の組織サンプルを分析した結果、4か月目の胎児は母親と同型の鳥インフルエンザ・ウイルスに感染していることが分かった。研究チームは、この妊婦と同じ原因で死亡した男性(35)の組織サンプルを分析した結果、死者の肺からウイルスの遺伝子を発見したほか、気管、リンパ腺、胃腸系、脳、肝臓、血液細胞、胎盤などからも同じウイルスの遺伝子を見つけた。

 WHOの統計によると、1997年以降、329人が高病原性鳥インフルエンザH5N1型ウイルスに感染しており、その内の201人が死亡し、感染者の60%を占めているという。また、最多死者数が出ているのはインドネシアの86人で、中国にも現在まで16人が鳥インフルエンザに感染して死亡しているという。

 今のところ、鳥インフルエンザに感染した人のほとんどが家禽によるもので、人から人への感染はわずかであると報告されている。科学者は、ウイルスの変異により、ますます人から人へ感染しやすくなっており、最終的に1918年に起きたスペイン風邪(感染者6億人で、死者4千万~5千万人に及んだ)のような世界大流行になることを懸念している
 
(翻訳/編集・余靜)


NBI対談 第5回 with 河岡義裕
http://www.nbi.ne.jp/talk5.html


昭和53年 北海道大学獣医学部卒業、獣医師免許取得
昭和55年 同大学院修士課程修了
鳥取大学農学部獣医微生物学講座助手
昭和58年 獣医学博士(北海道大学)取得
St. Jude Children's Research Hospital, Tennessee, Postdoctoral fellow.
昭和60年 同 Assistant Member (助教授研究員)
平成元年 同 Associate Member (準教授研究員)
平成8年 同 Member (教授研究員)

平成9年 ウイスコンシン大学獣医学部教授
平成11年 東京大学医科学研究所 細菌感染研究部教授
平成12年 東京大学医科学研究所 感染・免疫部門
ウイルス感染研究分野教授
現在に至る

Proc Natl Acad Sci U S A. 2000 May 23;97(11):6108-13.
A DNA transfection system for generation of influenza A virus from eight plasmids.
Hoffmann E, Neumann G, Kawaoka Y, Hobom G, Webster RG.
Department of Virology and Molecular Biology, St. Jude Children's Research Hospital, 332 North Lauderdale, Memphis, TN 38105-2794, USA.

We have developed an eight-plasmid DNA transfection system for the rescue of infectious influenza A virus from cloned cDNA. In this plasmid-based expression system, viral cDNA is inserted between the RNA polymerase I (pol I) promoter and terminator sequences. This entire pol I transcription unit is flanked by an RNA polymerase II (pol II) promoter and a polyadenylation site. The orientation of the two transcription units allows the synthesis of negative-sense viral RNA and positive-sense mRNA from one viral cDNA template. This pol I-pol II system starts with the initiation of transcription of the two cellular RNA polymerase enzymes from their own promoters, presumably in different compartments of the nucleus. The interaction of all molecules derived from the cellular and viral transcription and translation machinery results in the generation of infectious influenza A virus. The utility of this system is proved by the recovery of the two influenza A viruses: A/WSN/33 (H1N1) and A/Teal/HK/W312/97 (H6N1). Seventy-two hours after the transfection of eight expression plasmids into cocultured 293T and MDCK cells, the virus yield in the supernatant of the transfected cells was between 2 x 10(5) and 2 x 10(7) infectious viruses per milliliter. We also used this eight-plasmid system for the generation of single and quadruple reassortant viruses between A/Teal/HK/W312/97 (H6N1) and A/WSN/33 (H1N1). Because the pol I-pol II system facilitates the design and recovery of both recombinant and reassortant influenza A viruses, it may also be applicable to the recovery of other RNA viruses entirely from cloned cDNA.

PMID: 10801978 [PubMed - indexed for MEDLINE]

この人、ほんとのところは何者なんだろう?


他方、W (R) Deagle氏という人物については「博士」にしては、論文が見あたらないので??ではあります。兵器開発では特許なんでしょうが、博士をとったときの論文が見つからないのは変ですね。

追記 (2007.10.14)

検疫所最新ニュース(2007年) 鳥インフルエンザ流行状況(厚生労働省・検疫所 平成19年10月9日)
http://www.forth.go.jp/tourist/topics/topics07-10.html#05


c0139575_9531244.gif

[PR]

# by oninomae | 2007-09-08 23:07 | バイオハザード・病原体