原爆投下は予告されていた by 黒木雄司

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まえがき

毎年八月六日、広島原爆忌の来るたびに、午前八時に下番してすぐ寝ついた私を、午前八時三十二分に田中候補生が起こしに来て、「班長殿、いま広島に原子爆弾が投下されたとニューディリー放送が放送しました。八時十五分に投下されたそうです」といったのを、いつも思い出す。(二五三頁)

このニューディリー放送では原爆に関連して、まず昭和二十年六月一日、スチムソン委員会が全会一致で日本に原子爆弾投下を米国大統領に勧告したこと(一五八頁)。次に七月十五日、世界で初めての原子爆弾核爆発の実験成功のこと(二一四頁)。

さらに八月三日、原子爆弾第一号として八月六日広島に投下することが決定し、投下後どうなるか詳しい予告を三日はもちろん、四日も五日も毎日つづけて朝と昼と晩の三回延べ九回の予告放送をし、長崎原爆投下も二日前から同様に毎日三回ずつ原爆投下とその影響などを予告してきた。

この一連のニューディリー放送にもとづいて第五航空情報連隊情報室長芦田大尉は第五航空情報連隊長に六月一日以降そのつど、詳細に報告され、連隊長もさらに上部に上部にと報告されていた模様だったが、どうも大本営まで報告が上申されていなかったのではないだろうか。どこかのところで握りつぶされたのだろう。 だれが握りつぶしたのか腹が立ってならぬ。

(中略)

この記録は私が現在の中華人民共和国南部の広東において、昭和二十年三月十一日付で野戦高射砲第五十五大隊第二中隊より転属し、第五航空情報連隊情報室に勤務、情報室解散の昭和二十年八月二十一日までの約五ヵ月間の日々を記録したものである。したがって人物名、場所名などはすべて実名実在のものである。

(中略)

私もようやく今年は数え年でいうと古稀となり、老の仲間に入ってゆくので、惚けないうちにと書くこととした。書いているうちに先ほども書いたように、原爆に関する報告をだれが握りつぶしたのか。なぜもっと早く終戦に持ってゆけなかったかということをいろいろと考えさせられる。とにかく人の殺し合いという戦争は人類の史上にはもうあってはならない。


平成四年七月   黒木雄司

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六月二日(月)晴後曇午後七時
こちらはニューディリー、ニューディリーでございます。信ずべき情報によりますと、アメリカのスチムソン委員会は、全会一致で日本への原子爆弾投下を大統領に、ワシントン時間の六月一日午前九時、勧告書を提出しました。また別の情報によれば、米艦載機約六十機が南九州地区の航空基地を主体して空襲し、銃爆撃を致しました。繰り返し申し上げます。

六月四日(水)曇午後三時
こちらはニューディリー、ニューディリーでございます。信ずべき情報によりますと、先般、スチムソン委員会においては、原爆投下勧告を米大統領に進言しましたが、軍内部において軍独自に実験してみる必要が急遽発生したため、本日、実験準備命令が出されました。実験部隊、実験場所は公表されておりません。繰り返し申し上げます。

七月十六日(月)雨午後十時
こちらはニューディリー、ニューディリーでございます。信ずべき情報によりますと、本日(七月十六日)も米軍P51百機は、前日に引きつづき東海地方の各都市を空襲し銃爆撃致しました。また別の情報では昨日(七月十五日)、米国ニューメキシコ州アラモゴードで、世界最初の原子核爆発の実験に成功致しました。繰り返し申し上げます。

七月二十七日(金)晴午前九時
こちらはニューディリー、ニューディリーでございます。信ずべき情報によりますと、先般来、ドイッ国ベルリン市郊外のポツダムで行なわれていた米英支三国合同会議の結果、昨日(七月二十六日)、米国トルーマン、英国チャーチル、支那蒋介石の米英支三国首脳は、日本に対し無条件降伏を要求するポツダム宣言を発表しました。繰り返し申し上げます。

八月三日(金)晴午前八時
こちらはニューディリー、ニューディリーでございます。信ずべき情報によりますと、米軍は来る八月六日、原子爆弾投下第一号として広島を計画した模様です。
原子爆弾とは原子核が破裂するものであって、核の破裂にともない高熱を発し、すべてのものは焼き払われることでしょう。繰り返し申し上げます。

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黒木雄司 原爆投下は予告されていた 第五航空情報連隊情報室勤務者の記録 より


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フランキーな世界支配者配下の日本の支配人たち。彼らが握りつぶしただろう。

詳細な解明は以下の本「原爆の秘密」を読まれたい。

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参照

原爆の秘密 by 鬼塚英昭 を原爆ホロコースト真実の書として推す。
http://satehate.exblog.jp/9318506/


白洲次郎のプリンシプルとは? by 鬼塚英昭 原爆ホロコーストへの道
http://satehate.exblog.jp/9332877/


国民とは私たちのことではない~支配者の本音 by 苫米地英人
http://satehate.exblog.jp/9348106/

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by oninomae | 2008-08-03 01:31 | ホロコースト  

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