人気ブログランキング | 話題のタグを見る

政治の根本とは?

ただ愛民の二字につきる。

 民を愛する手段とは利し害しない。成させて破らせない。生かして殺さない。与えて奪わない。楽しませて苦しませない。喜ばせて怒らせない。これが愛民の道である。国民を失業させないのは利を与えることである。農民に耕作の季節を誤らせないのは農事を完成したといえる。罪のない者を罰しないのはすなわち彼らを生かしたのであり、税金を軽くするのは国民に財を与えたのである。上の者が邸宅宮殿を壮大にしないのは民に楽をさせたのであり、官吏が廉潔で苛酷でなく、国民を紛擾させないのは民を喜ばせることである。

これを逆にすれば、民が家業を失うことになれば政治家が彼らを害したことになる。忙しいときに農民を駆使して種をまくとき、収穫の時を失わせるのは彼らの業務を敗ったのだ。無罪の人を誤って処刑するのは人を殺したことであり、税金を重くするのは彼らの財産を奪うことである。さかんに無用の建造物に税金を流すのは人々の力を疲れさせ苦しめることであり、腐敗した官吏が贈収賄を事とし、人々にきびしい規則尽くめで混乱させるのは彼らを怒らせる原因となる。それでは愛民というわけにはいかぬ。

                                                   太公望
(邑井操 遅咲きの人間学から)

政治の根本とは?_c0139575_2139661.jpg


参考

六韜
http://www.h3.dion.ne.jp/~china/book11.html


『六韜』は、呂尚秘伝の兵法書といわれます。
『六韜』は文韜、武韜、竜韜、虎韜、豹韜、犬韜の六篇から成ります。韜とは、もともとは弓や剣を入れておく袋を意味し、ここでは兵法の秘策という意味です。篇の名前は別に意味はなく、一冊の書物を内容によって6つに分けているだけです。
『六韜』は全巻を通じて、周文王もしくは武王と呂尚の問答で成り立っています。文王と武王がたずね、それに答えるかたちで呂尚が兵法の薀蓄をかたむけるという形式になっています。
しかし著者は呂尚ではなく、後世の兵家の誰かが書いたものとされています。
代表的な兵法書とされ、三略と並んで、よく「六韜三略」と称されます。また「虎の巻」の語源となった兵法書としても有名です。


文韜
【第一 文師篇】
文王が狩に出かけようとしたとき、史官の編が吉凶を占って「賢人を得ることができます」と言いました。そして文王は渭水の北で狩をしたところ、釣りをしている呂尚を見つけました。
文王「釣りを楽しんでおられるのですかな」
呂尚「私が釣りをしているのは、君子の楽しみに似ておるのです」
文王「ほほう、どこが似ているのですか」
呂尚「釣りには3つの意味があります。餌で魚を釣るのは、禄で人を召抱えるのに似ています。釣られた魚は死んでしまいますが、召しかかえられた人が命を投げ出して仕えるのに似ています。また小さな餌では小さな魚しか釣れませんが、低い官位ではつまらぬ人しか召抱えることができないことに似ています。このように釣りには深い道理が含まれているのです」
文王「その道理を教えてほしい」
呂尚「重臣の地位を餌にして人材を集めれば、どんな国でも取ることが出来ますし、諸侯の地位を餌にして人材を集めれば、天下でも取ることが出来ます。しかしどんなに人材を集めても、その心をつかんでいなければ、逃げられてしまいます」
文王「どうすれば人々の心をとらえて、天下を帰服させることが出来るのか」
呂尚「天下を君主ひとりの物とせず、これを万民と分かち合うことです。これを仁といいます。困っている人を助け、苦しんでいる人を救うことを徳といいます。人々と憂いも楽しみも同じくすることを義といいます。人間は生と利になびくので、これを保証してやるのは道です。これらに則った政治を行えば、おのずから天下の人々を帰服させることができるのです」
文王「おっしゃったことは天の声。謹んで承りました」
こうして文王は呂尚を自分の車に乗せて帰り、師として迎えたのである。

【第二 盈虚篇】
文王が呂尚にたずねた。
文王「天下の盛衰はなぜ起こるのだろうか。天運の移り変わりがそうさせるのであろうか」
呂尚「君主が愚かであれば、政治が乱れて国を危うくします。政治がうまくいかないかは君主の責任であって、天運とは関係がありません」
文王「古の賢君について教えてほしい」
呂尚「堯は奢侈品を身につけず、みだらな音楽を聴きませんでした。宮殿も庭も荒れていましたが、民を使役することは最小限でした。ひたすら自分の欲望を抑えて、無為の政治を行ったのです。
また法を守る官吏は昇進させ、清廉で民を愛する官吏には禄をはずんでやりました。民に対しても、孝子や慈父を顕彰し、農業につとめる者を励まし、善行は広く表彰しました。かくて堯は、民から太陽のように仰ぎ見られ、父母のように親しまれたのです

文王「素晴らしいものだ、賢君の政治というものは」

【第三 国務篇】
文王が呂尚にたずねた。
文王「国を治めるにあたって、もっとも大切なのは何か教えてほしい」
呂尚「民を愛すること、これに尽きます」
文王「民を愛することとは、どういうことか」
呂尚「民に有利なように取り計らい、生業が成り立つように配慮し、生かすことを心がけ、与えることを心がけ、楽しく暮らせるように配慮し、喜んで暮らせるようにしてやることであります」
文王「もう少し詳しく教えてくれないか」
呂尚「働き口を保証してやること、農繁期に使役に駆り出さないこと、罪のない者を殺さないこと、重い税金を課さないこと、王宮の造営に金をかけないこと、役人が清廉で民の生活にわずらわしい干渉をしないことであります。これがすなわち、民を愛するということになるのです」


政治の根本とは?_c0139575_21361295.jpg


このお話は「お上」の立場からではあるが、このようにしてこそ、リーダーの存在というものが認められ社会も美しくなるのである。

政治の根本とは?_c0139575_324722.jpg

政治の根本とは?_c0139575_331791.jpg


愚民化政策をやめよう!人を愚昧化させた「賢人」統治などいかさまだ!

シオン「イルミナティ」のファシズム=共産主義=全体主義はすでにソフトパワーを失い、腐臭を発している。

さあ、読み比べてみよう!

 飢えが引き起こす貧困と嫉妬と憎悪によって、われわれは群集を動かし、かれらの手を使ってわれらが行く手を阻む者すべてを掃討するであろう。(中略) この憎悪は、〝経済危機〟の効果で数倍もの火の手を挙げるだろう。経済危機たるや為替取引を中止させ、工業を停止させるだろう。われわれは、自分たちが熟知している隠密な方法を総動員し、すべてわれわれの手中にある金力の助けを借りて、大規模な経済危機を作り出し、それによって全ヨーロッパ諸国の労働者群集をいっせいにまとめて路上に放り出すだろう。これらの群集は、ただ単に無知であるがゆえに、揺籃時代から羨み妬んでいた連中を喜んで血祭りにあげ、連中の財産を略奪できるだろう。(中略) かくて人民は正しいものを罰し、不正なるものを許し、前にもまして、望んだことは何でも実現できると信じ込まされるのである。このような事態のおかげで、人民はあらゆる種類の安定をくつがえし一歩一歩混乱を生み出している。(プロトコール3より) 


加えるに、巧妙に仕組まれた学説と詭弁により、社会生活の制約やその他ありとあらゆる方便により、あるいは、ゴイムにはまるで解らない手段を動員して群集や個々人を支配する技術は、他の技術と相並んでわれらが支配の中枢である専門家がもともと手中にしていたものである。(中略)

われわれは、ゴイムを宗教的・人種的憎悪によって個人も国民も対立反目応報を繰り返すように仕組んだ。このことを過去二千年にわたって営々と積み重ねてきたので、手が付けられないほど劇しいものになっている。(中略)

すべての国家機構を動かす車輪はエンジンが駆動する。エンジンはわれらの手中にある。国家機構のエンジンとは・・金である。わが学識ある長老たちが創造した政治経済学は、長期にわたって資本に君主のような威信を与えてきた。
 資本、それが束縛なく相携えて力を発揮するには、存分に工業と商業の独占がはかられねばならぬ。そのことはすでに世界のあらゆる隅々で、見えざる手によって実践に移されていることであり、そのことは人民を圧迫する助けとなろう。(中略)

非難によって大衆を意気阻喪させること、抵抗心をかき立てるまじめな思考をさせないようにすること、心の力を空理空論の論争にそらさせること。 いつの時代でも世間の人民は、個人も同様であるが、言論と行動とを混同してきた。競技場で見ることに満足しているが、約束されたことが実行されているかどうかを考えてみようとする者はめったにいなくて、もっぱらショーを見るだけで満足している。

そこでわれわれは、人民の利益が進歩に向っていると声高く証明するショー団体を作るだろう。 われわれは、あらゆる問題について、リベラルな顔つきを装おって全政党に入り込み、聞き手が嫌になるほど喋り立てて、弁論に対する嫌悪を植え付けるだろう。 世論をわが方に引き寄せるには、あらゆる角度から意見続出させ、相反する説をいくつも並べ立て、ある期間、十分ゴイムの頭を迷路に迷い込ませて、一番いいのは政治上のことには何も意見をもたないことだと思い至らせなければならない。政治のことは一般大衆には解らない。なぜなら、大衆は自分たちを導く者を通じてしか理解できないからである。これが第一の秘訣である。統治に成功するのに必要な第二の秘訣は、次のことにかかっている。すなわち、広い範囲にわたり国民の欠点、習慣、情欲、市民生活の状態を増殖させ混沌に陥れ、その中にあっては自分がどこにいるのか見当がとれない有様にさせると、その結果、人民相互の理解ができなくなる。(プロトコール5より)

政治の根本とは?_c0139575_2382418.jpg

政治の根本とは?_c0139575_22205283.jpg

政治の根本とは?_c0139575_2215311.jpg

本当の光とは?

by oninomae | 2007-11-29 21:52  

<< 世界権力構造の秘密 Eusta... Simon Wiesentha... >>