アレイスター・クロウリー:彼の物語、彼のエリート繋がりと遺産 by VC 1

アレイスター・クロウリー:彼の物語、彼のエリート繋がりと遺産 by VC その1

「偉大な獣666」と呼ばれて大いに喜び、そして「歴史上の最も邪悪な男」とのあだ名を出版社によって付けられた男は、演劇のオカルト主義者以上のものであった:アレイスター・クロウリー[Aleister Crowley, 1875-1947]は、20世紀と21世紀の最も影響力のある運動の一つの中心にいる。彼はまた、英国諜報機関MI-5と協力・連動さえして、世界で最も強力な人物たちの一部との関係を持っていた。この記事では、オカルト主義者アレイスター・クロウリーの生涯と作品について説明し、そして、セレマの伝播を促進する世界のエリートと彼の関係を調べる。

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彼は20世紀の最も影響力のあるオカルト主義者であると考えられ、そしてBBCによって第73回「すべての時代の最も偉大な英国人」として認識されているが、ほとんどの人々は、アレイスター・クロウリーのことをかつて聞いたことがない。英国のオカルト主義者、神秘主義者、そして儀式の魔術師は、いくつかのサークル(オカルト主義者、芸能人、有名人など)内では信じられないほど一般的であるが、平均的な人には全く知られていない。

そして、なぜ彼が知られるべきか? 彼は何を達成したのか?

簡単に言えば、彼は20世紀の間に西洋文明を一掃だろう根本的な哲学的変化を予示した。セレマの哲学を設立し、 新しいイオンの到来を宣言することによって、クロウリーは、21世紀の主要な哲学的指針を策定したばかりではなく、彼はそれを促進するイルミニストの動力装置の一部であった。

クロウリーの性的儀式、黒魔術(彼は娯楽の種類からそれを区別するため「magic」の末尾に文字 「k」を導入)における薬物の消費と生かじり故に、彼の一生の間、クロウリーは論評記事によって中傷されまた大量に批判された。

しかしながら、機密解除文書は、その後、「偉大な獣666」は二重生活を送ったことを明らかにした:クロウリーは明らかに英国政府との関係を維持し、そして英国の諜報機関及びアメリカ政府の高位メンバーと協力連携していた。

OTO-彼が普及させた秘密結社-は、その階層内に、その時代の最も影響力のある人々の一部を保持していた。彼らは順繰りに、その主な哲学:セレマの発展を促進するために彼らの権力を使用した。
(蛇足:東京の有り様も見えるようではないカネ。「宝塚」もだが)


彼の青年期

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若いクロウリー


クロウリーは、富裕で宗教的な家庭に生まれた。彼の両親は、排他的同一教会員、プリマス同胞と呼ばれるキリスト教宗派の保守派の一部であった。彼の父親、彼の宗派の巡回説教師は、特に敬虔であり、そして毎日朝食後妻と息子に詩篇からの章を読んだと言われていた。 1

クロウリーは、彼の父親との良好な関係を維持した一方で、彼を「獣」―彼が後に自分の生涯のあだ名として採用した名―として説明する彼の母親を嫌悪した。

11歳の時、父親を肺がんで失った後、クロウリーは家族の財産を継承し、ケンブリッジのトリニティカレッジで英文学を学びに行った。クロウリーが自分のキリスト教の背景を放棄し、そして反逆さえ始めたのは、これらの学年の間である。

彼は真剣に聖書に疑問を呈し、近所の女の子や売春婦との性的活動に参加し、そしてオカルティズムに強い興味を発達させた。

彼の自己肯定に向けてのもう一つ別の象徴的テップは、エドワード·アレクサ​​ンダーからアレイスターへの彼の名前の変更であった。

彼の名前の変更の背後にある理由を説明する彼の自叙伝からの抜粋は次のとおりである:

「長年にわたり、私はアリックと呼​​ばれることをひどく嫌っていた。一部はその単語の不快な音と視覚ゆえに、一部にはそれは母が私をそう呼んでいた名前だったゆえに。エドワードは私に合っていないように思われ、そして呼称のテッドまたはネッドはもっと不適切でさえあった。アレキサンダーは長すぎた、そしてサンディーは亜麻色の髪とそばかすを示唆した。私はいくつかの本や他で読んでいた。有名になるために最も好ましい名前は、ジェレミー·テイラー[Jeremy Taylor]のように: 6歩格の末尾に、強強格に続く強弱弱格から成るものであったことが。アレイスター・クロウリーは、これらの条件を満たしたし、アレイスターはアレキサンダーのゲール語形である。これを採用することは、私のロマンチックな理想を満足させるだろう。凶悪なスペル、アレイスター[ALEISTER]は、よく知られているべき従兄弟グレゴールによって、正しい形式であると示唆された。いずれにせよ、ALAISDAIRは非常に悪い強弱弱格になる。これらの理由から、私は私の現在のペンネームを自分に課した-私は、自分が有名になるプロセスを促進していることを確かだと感じると言うことはできない。私は疑いなくそうするべきだった。いかなる名前を私が選ぼうとも。」 2


おそらく彼の若者時代のクロウリーの最も重要な経験は、彼の同性愛の関係だった。それは、彼の後の伝記作家ローレンス・スーチンによれば、「内在的な神との出会い」に彼を導いた。これは彼に、オカルト主義、秘密結社、そして何より具体的に彼が後に性魔術と呼ぶものに対する大きな関心を引き起こした。


秘密結社

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魔術師王位の象徴を着るクロウリー


彼の20代後半、クロウリーは、多くの密教グループに参加した。そこでは、彼は賞賛され高位に昇るか、あるいは軽蔑され追放されるかどちらかであった。

アーサー・E・ウェイト[Arthur E. Waite, 1857-1942]の『The Book of Black Magic and of Pacts』に触発され、クロウリーは、「偉大なる白色同胞団」として知られる黄金の夜明けヘルメティック教団に1898年に入会した。 この秘密結社は、その会員内に、エリートと社会の非常に影響力のあるメンバーたちを保持していた。そこで彼は儀礼的魔法と儀式的な薬の使用に案内された。

1899年に、彼はOld George Pickingilの魔女(13人)集会の一員なったと報告されている。しかしながら、彼は、彼の無責任な態度と彼の同性愛性向(それはその時代には、魔女に取ってさえ衝撃的だった)の結果として長くは歓迎されなかった。彼の集会の女性祭司は、後に彼のことを「心の汚い、悪意を持った、そして悪質な小さな怪物!」として説明した。3

クロウリーはまた、いくつかのロッジに参加し、いくつかのメーソンの位階を取得し、高位のフリーメーソンとなった。彼の自叙伝で、クロウリーはメキシコのスコティッシュ·ライトで第33(最後の)位階を達成したことを記述した:

「ドン・ジーザス・メディナ、無敵艦隊の名声の偉大な公爵の子孫にしてスコットランド儀礼フリーメーソンの最高首長の一人。私のカバラ的知識は、現在の基準では既に深遠であったので、彼は、私が彼の授与する力で最高のイニシエーションに値すると考えた;私の限られた滞在の観点から特別な力が得られ、そして私は急速に押し通されて、私がその国を去る前に、第33、そして最後の位階に認められた。」 4


著名な作家でフリーメーソンであるジョン・ヤーカーの助けを借りて、クロウリーは3°を含む他のフリーメーソンの位階を取得した。フランスでは、アングロサクソンロッジNo. 343によって、変則的な不規則な「Cerneau」スコティッシュ・ライト儀礼の33°及びメンフィス/ ミスライム儀礼Misraimの儀礼の90°/ 95°を取得。 5

その認識が一般的にメーソンの正当性のための標準と考えられている英国連合グランドロッジによると、しかしながら、これらのメーソン団体はいずれも正会員ではなく、そして彼は決して公式のフリーメーソンとは見なされていなかった。


「法の書」、セレマとホルスのイオン

1904年、クロウリーと彼の新しい妻ローズは彼らの新婚旅行のためにエジプトを訪れた。 彼が彼の最も有名な本、彼の人生の礎となるだろうLiber Legis、『法の書』を書いたのは、この旅行中であった。

彼自身の説明によると、クロウリーの妻がカイロの博物館に彼を連れて行った。そこで、彼女が彼にAnkh-ef-en-Khonsuの石碑(それは後に啓示の石碑として崇敬されるだろう)として知られている七世紀BCE遺体安置所の石碑を彼に示した。

クロウリーは、その展示の番号:666、ヨハネの黙示録で獣の数に愕然とした。

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啓示の石碑、展示番号666。


彼らのエジプト滞在中で後に、クロウリーとローズは、一つの魔法儀式に参加した。その間に、Aiwasssという名の存在から一つのメッセージを受け取ったと彼は主張した。この交信の結果として、クロウリーは法の書-人類の未来に革命をもたらすだろうと彼が信じた神秘的なテクスト-の最初の3つの章を書いた。

「それは、その中でクロウリーが、新しい宗教、ホルスの時代の司祭王子となる新しいイオンの到来を宣言した。 彼は人類と太陽霊的な力の間の関係を定式化する運命にあった。その間に、ホルス神がこの地球上の意識の進化に対して、次の2000年間、中心的な位置を占めるだろう。(...) クロウリーが彼自身の守護天使であると理解したAiwazからのメッセージは、彼を確信させた。彼の人生の使命は、オシリスの時代とその瀕死の付属物、キリスト教の信仰にとどめの一撃を与え、そして廃墟の上に、セレマ-ギリシア語で「意志」の法に基づく新しい宗教を構築することであると。」 6

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法の書の表紙


「騙されたのだ!ニュイの現れ。天国のトモダチの除幕式。
すべての男と女は星である。すべての総体は無限であり、違いはあらず。
私を助けて!おー、テーベの戦士殿、人間の子供たちの前、私の除幕式には!」

- 法の書の冒頭の短詩


「彼の熟達者たちにより、法の書は、宇宙的範囲のオカルト公式を含むものとして記述された。『公然と表明された何ものか、これまでかつて単一のテクストに織り込まれたカバラ的暗号文の最も複雑な織物のベールに包まれた何ものか』。クロウリーは言った、それはただ『自動書記』の作品であったのではなく、超人的な力と知識、何らかの地球外の超越的起源の知性、『彼に対しその後明示するだろう本当の隠されたマスターの一人』からの明確なメッセージであった」 7  (訳注:「神憑り病」の一種でしょうか)

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クロウリーによるAiwassの描写

クロウリーの弟子ケネス·グラント[Kenneth Grant, 1924-2011]によると、象徴主義の言語を理解するための能力を有する人は誰でも、「イオンの精神の要約の精度に圧倒されるだろう」。 8

言い換えれば、聖書が過去2千年間、西洋文明を支配したのと同じ方法では、セレマは、次の2000年の精神を​​説明するだろう。

「ホルスのイオンでは、宗教への二元的なアプローチは、自分自身の外部にある神の現在の概念の廃止によって超越されるだろう。その二つは統合されるだろう。 人間は、もはや異教におけるように、外部要因として、あるいはキリスト教におけるように、意識の内部状態として、神を崇拝しないだろうが、しかし、神と彼の同一性を自覚するだろう。」(訳注:この前者のような、「キリスト教徒」はとても多いと思いますが、後者なら仏教的で違和感はない。また、前者も自然が神なら神道的で違和感はない) ホルスの新しいイオンは、男性と女性の極性の統合に基づいて、『物質は二元的ではなく精神と一体であるという古いグノーシス主義の考えの理解の中で』、テンプル騎士団とイルミナティの両性具有的バフォメットによって象徴された、物質の神格化で最高潮に達する、精液と恍惚の魔法的使用を伴うだろう。」 9   (訳注:「バフォメット主義」は一神教の中でのアンチテーゼとしての病気だと思う。それこそ、さっさと統合したら?)

法の書は、3つの主要な哲学的ア​​イデアを中心に展開するセレマの基礎となった。

1 – あなたの意志すること(したいこと)をなせ、これが法の全てとならねばならない。
2 - 愛は法なり、意志の下の愛が。
3 - すべての男、すべての女は星である。

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一筆書き六芒星、セレマの主な象徴


「Do What Thou Wilt」は「あなたの意志することをなせ」を意味する、したがって、即座の満足と喜びのための利己的な探求を記述していることが広く信じられている。 しかしながら、哲学の入会者たちはこの公準の記述に同意しない。彼らはそれが形而上学的レベルで解釈されることを意図していると信じるからである。セレマは「意志」に対するギリシャ語である。この哲学の主目的は、倫理的あるいは道徳的障壁にかかわらず、「より高い呼びかけ」あるいは人生の目的として記述されている、人の真の意志の実現である。

「正しい行いの基準」はない。倫理はたわごとである。各々の星は、それ自身の軌道上を行く必要がある。「道徳原理」と地獄に堕ちる、そのような事はない。 10


クロウリーは、彼の新しく設立したたA. ' にこれらの教えを組み込んだ。

A.’ (Argenteum Astrumまたは銀星)、すでにない黄金の夜明け団の後継者であることを意図した魔法教団。

彼の教団に関心を生み出すために、クロウリーはまた、科学的イルミニズム(アダムワイスハウプトのイルミナティ教団から借りた用語)誌『The Equinox』を出版した。彼はそこで密教的儀式や技法を公表した。

彼の晩年の『Book of Lies』と題する作品は、Ordo Templi Orienti (OTO)のリーダー、テオドール・ロイス[Theodor Reuss, 1879–1958]の注目を浴びた。ロイスはすぐに、クロウリーを入会させ、OTOのグランドマスターとした。このような認証に与えられた理由は:彼の性的魔術の知識。


OTOと性魔術

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OTOの 「偉大なバフォメット」として知られているクロウリー


OTOの魔法的イニシエーションのシステムは、最も内側の領域において、性魔術の教えのセットを有している。人はこの教団の頭字語がかなり男根的であることを観察さえするかもしれない。セックス魔術は、性行為あるいはそれが呼び覚ますエネルギー、情熱や覚醒の使用である。それはその先端として、非性的な世界における意志あるいは魔法的欲望に焦点をあてる。それは「生命力」そして「クンダリーニ」と同一視されている。

東アジアのタントラ学派に触発された性的技法の儀式的な使用を通じて、入会者は、より霊性の高い領域に到達するために性的エネルギーの巨大な潜在力を使用することができる。

「その教団は、古代エジプトおよびヘルメス的伝統だけでなく、自然のすべての秘密、フリーメイソン団のすべての象徴表現、そして宗教のすべてのシステムへの鍵であるテンプル騎士団の偉大な秘密、性の魔法を再発見してきた。」 11


「西暦2000年までに、すべてのイルミネーションという結果をもたらすだろうオカルトの力」を発動するために、クロウリーは、彼の使命は、「性的抑圧から世界を治療する」ことであると確信するようになった。彼の目標を達成するために、彼は性的行動のあらゆる細部を研究し、そしてすべての性的な衝動を合理的意識の領域に連れて行くことを決意した。この目的のため、彼はハシシ、コカイン、そしてアヘンを含めて、意識の変容状態を実験した。

クロウリーは最終的に、彼はそれを最も強力な処方であると考えたため、教団の最高位階の一つとしてOTOに同性愛者のセックスの魔術の実践を(抗議なしに)導入するだろう。 12

クロウリーが、元祖テンプラーたちがソドミーや女性との乱交パーティーを実践していたことに対する非難が事実に基づいていたが、彼らの中傷者によって理解されなかったと感じたことは明らかである。

クロウリーはまた彼と一緒に一連の「売春婦」保持した:これらのうち最もよく知られているのがLeah Hirsig、いわゆる 「トートの猿」であった。彼らは一緒に、飲み会、麻薬、性的魔法に耽るだろう。クロウリーは「魔術的子」(ロマン·ポランスキーのローズマリーの赤ちゃんを参照)を作るために、これらの女性の何名かと複数回の試行を行ったと信じられている。伝えられるところでは、どれもうまくいかなかった。1929年に出版した『ムーンチャイルド』と呼ばれる本の中で、彼は代わりに彼の試みをフィクション化した。

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アレイスター・クロウリーによる『ムーンチャイルド』のカバー


セレマでは、売春婦がバビロン、グレートマザー、黙示録の憎むべきものの母と同一視されている。クロウリーと彼の信奉者たちはしばしば、真似事をし、この概念を使って実験するだろう。

続く

参考文献

1 Lawrence Sutin, “Do What Thou Wilt: A Life of Aleister Crowley
2 Aleister Crowley, The Confessions of Aleister Crowley: An Autohagiography
3 Rosemary Ellen Guiley, The Encyclopedia of Witches and Witchcraft
4 Op. Cit. Crowley
5 Op. Cit Sutin
6 Peter Tompkins, The Magic of Obelisks
7 Ibid.
8 Op Cit. Thompson
9 Ibid.
10 Aleister Crowley, The Old and New Commentaries to Liber AL
11 Theodor Reuss, Oriflamme


元記事は

Aleister Crowley: His Story, His Elite Ties and His Legacy
http://vigilantcitizen.com/hidden-knowledge/aleister-crowley-his-story-his-elite-ties-and-his-legacy/


関連

Roman Polanski’s “Rosemary’s Baby” and the Dark Side of Hollywood by VC Feb 26th, 2011
http://vigilantcitizen.com/moviesandtv/roman-polanskis-rosemarys-baby-and-the-dark-side-of-hollywood/

ダイアナ王女の死と記念碑:オカルト的意味 By Vigilant
http://satehate.exblog.jp/15178665/




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by oninomae | 2014-01-19 19:35 | 魔術=詐欺とイルミナティ  

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