人類のゆくえ 訳者あとがき by 林陽 4
アメリ力が計画ずくの内戦を通して新世界秩序に組み入れられ、一〇に分割されるとき、世界を一〇に分割する、新世界秩序の本格的計画が始動するだろう。一九七三年九月一七日にローマ・クラブが世界のパワー・エリートたちに提出した秘密報告書によれば、世界は次の十王国に分けられることになっている。 (6)”Regionalized and Adaptive Model of the Global World System. Report on the Progress in the Strategy for Survival of the Club of Roma”, by Mihajlo Mesarovic & Eduard Pestel.
一.北米(カナダ・合衆国)
二.西ヨーロッパ(二五か国)
三.日本(わが国だけ一か国になっている)
四.残る発展市場経済圏(オーストラリアほか六か国)
五.東ヨーロッパ(八か国)
六.ラテンアメリカ(二八か国)
七.北アフリ力・中東(二一か国)
八.中央アフリ力(四三か国)
九.南アジア・東南アジア(一六か国)
十.中央アジア(中国ほか五か国)
(この図は、現在では、1はメキシコを含むなどある程度変更されているでしょう。3は?)
ここにおいて、黙示録の「十王国」の予言は成就するだろう。だが、予言によれば、その期間は「一時(いっとき)」とごく短い。続けて黙示録は、新世界秩序がまだ完成をみないうちに世界的反乱を招き、崩壊すると予告する(一四から一八節)。
読者は、陰謀情報の研究に当たっては、聖書の予言をも並行して調べる必要があるだろう。黙示録には、世界政府による恐怖支配が崩れ去ったあとに何が起こるかということも示されているからだ。
二一世紀に始まる偽りの新世界秩序に国を売り渡そうとの動きは、日本でも進行しつつあるように思える。
アメリ力においては、ブランチ・ダビディアン虐殺事件、ロサンゼルス暴動、オクラホマシティーの連邦ビル爆破など、計画的に作り出された(ブッシュのいう)「混沌」を通して、ますます警察国家への地固めが進められている。
同じく日本でも、「オウム事件」(「」は引用者)を通して「破防法」の団体適用が初めて決定された。これらの事件は、はたして無関係なのだろうか。オウムも、ブランチ・ダビディアンも、新世界秩序による一つの実験だったのかもしれないのだ。
われわれが新世界秩序に組み込まれるとき、思想・信条までも取締まる破防法は、やがて罪なき反新世界秩序運動家、特に聖書の予言に精通する保守的クリスチャンの集会にまで適用される可能性は十分にある。オウムはそのための布石だったのかもしれないのである。アメリ力に今起こりつつあることは、やがて日本にも起こりうることを心に留めて、本書を日本への警告として読んでいただきたいと思う。
ロゴは正直
一九九五年一二月 林陽
超暴露 人類のゆくえ 訳者あとがき(林陽) 1996.1 p311-313より
by oninomae | 2009-06-24 20:58 | イルミナティ