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ザ・エスタブリッシュメント by ゲイリー・アレン 3 チェスター・ワードの証言

●勇気ある愛国者チェスター・ワードの証言

ロックフェラー一族はCFRを使って何をしようとたくらんでいるのだろうか。

我々は今、CFRのメンバーでありながらこの組織の目的を知ってその活動に異を唱え、初めてCFRの実態を内部から告発する勇気をもった人物の証言を聞くことができる。この勇気ある人物とは、若くして海軍法務総監となりアメリカ海軍の指導者となったチェスター・ワード元海軍大将である。

その証言によれば、彼は"出世街道を行く人"として「名誉このうえない」CFRの会員になるよう誘われた。エスタブリッシュメントは明らかに、彼が他の多くの前任者と同様エスタブリッシュメントの聖域に招待されることを光栄と考え、個人的な野心を満たすためなら喜んでCFRの計画に協力するだろうと考えていた。インサイダーたちはワード大将の節度ある謹厳な性格をひどく見そこなっていたのである。まもなく彼はCFRの他のメンバーに公然と反対する口うるさい会員とみられるようになった。そしてロックフェラー一族はCFRの中で彼が果たすことを期待されたポストから彼を締め出すほど無作法なことはしなかったが、秘密の昼食会や政策背景説明会に彼の出席を求めることはなくなった。ワードの語るところに耳を傾けてみよう。

  CFRの政策に影響力をもっている多数派の目的は、一九二二年のCFR設立以来半世紀余りを経た今日も変わっていない。この組織が年四回発行している『フォリン・アフェアズ』という機関誌の五〇周年記念号の冒頭に掲載された基調報告は、CFR会員のキングマン・ブルースター・ジュニア[Kingman Brewster, Jr., 1919-88]が書いたもので.「我々の国家目的を顧みて」と題されている。

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ところがこの論文は、「我々の国家目的は国家を廃止することである」という共産主義者の信条をそのまま踏襲しているのである。実際に、彼はアメリカという国民国家を解体して世界政府をすみやかに実現しようと並々ならぬ情熱を傾けている彼によれば、アメリカがベトナムで負けたことにショックを受けて悩んでいる人はおよそ「一流人物」にはなれず、甘やかされて育った馬鹿者でしかない。そもそも「アメリカ第一」という言葉はCFRの辞書には存在せず、彼らは愛国的な言辞を弄する者に極度の不快感を示すのである。

CFRのメンバーはもちろんロックフェラーのロボットではない。多くの二次的な問題で意見が合わないということもあり得るだろう。しかしワードの証言によれば、我々の自由と国家の独立を「譲り渡したいという願望」は彼らの大部分に共通した心情のようである。

  内側からみるとCFRは確かに一部の会員や多くの非会員が考えているほど一枚岩の団結を誇っているわけではないが、大部分の会員は多かれ少なかれアメリカの主権と独立護り渡したいという願望にとりつかれており、特にこの心情は幾つかに分かれた派閥の指導者たちに顕著に認められる・・・。

ロックフェラー一族とCFRのメンバーたちがアメリカの主権を「譲り渡したいという願望」にとりつかれていることはまさに由々しい事態である。だが彼らは、我々を誰に譲り渡そうとしているのだろうか。この基本的な疑問に対して、ワード海軍大将はこう答えている--彼らの目的とするところは、アメリカの主権と国家の独立とを廃し、我々をこのうえなく強力で専制的な世界政府の支配下に譲り渡すことであるチェスター・ワードによれば、驚くべきことに、CFRの一六〇〇人のメンバーのうち約九五パーセントがこのような評議会の真の目的を知っており、しかもその目標を実現するために積極的に行動しているという。

これまで何世紀もの間、馬鹿正直な理想主義者たちはこの地上から貧困や無知、病気をなくすため、"人類の英知を結集した殿堂"ともいうべき世界政府の実現を夢みてきた。 現代の世界連邦主義者は、世界政府が根絶すべき諸悪のリストにさらに数ぺージを加え、地球規模の環境汚染と幾何級数的に増え続ける過剰人口を何とか抑制しなければならないと考えている。これらの問題がすべて杜会システムの改良だけで解決できると考えている世間知らずの空想家たちは、強力な世界政が誕生すれば何でもたちどころにうまくいくと楽観しがちである。

しかしながら、上のようなお人好しの理想主義者とは違って、抜け目ない合理主義者の典型というべきロックフェラーのような億万長者が世界政府に惹かれるのはなぜだろうか。

CFRの理想とする共産主義の世界政府は億万長者の富をも否定すると思い込んでいる人たちは、当然、彼らがそのような世界政府を支持するはずがないと考えるだろう。ところが彼らは現実にこの目標を掲げ、アメリカの内外で秘密の活動を展開しているのである。 

ということは、彼らが目ざしている世界政府は彼らの富を奪い去るものではなく、彼ら以外のすべての人間の富を奪いとるためにあることを意味していないだろうか。すべての国のすべての資本家と労働者を「ロックフェラー」(「」は引用者)世界帝国の支配下に置くことこそ、彼らが世界政府の実現をめざす真実の動機なのだ

読者は、ジョン・D・ロックフェラー一世が「競争は罪である」と公言したとおり、アメリカの石油を独占的に支配するために、ありとあらゆる邪悪た手段を使ったことを覚えているであろう。彼のやり方は確かに荒っぽかったが、その効果は抜群だった。あらゆる競争相手を叩き潰すか傘下に組み入れ、独占的支配を貫徹せよ、というのがロックフェラー家の哲学である。

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政治的な権力が経済的な富を守るだけでなく、さらに大きな富を生み出すために不可欠であることをいち早く悟ったジョン・D一世は、早くから政界工作に着手した。そして彼は議会の動向を左右するに十分なだけの専属議員を確保すると、彼らのサイフの紐を握りながら、すべてをスタンダード石油と一族の会杜のために有利になるように運ばせた。こうして彼は、国家的独占支配を実現するために政府そのものを支配下に置こうとしたのである。

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ゲイリー・アレン ロックフェラー帝国の陰謀(原著:1976) 第5章(原著でも第5章) ザ・エスタブリッシュメント p100-104より


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President George W. Bush walks with Mexico President Vicente Fox, left, and Canadian Prime Minister Paul Martin upon their arrival Wednesday, March 23, 2005, at the Bill Daniels Activity Center at Baylor University in Waco, Texas.

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我々はいま、とほうもない虚構の時代を生きているのだ
http://doujibar.ganriki.net/00mokuji.html


1億人が腰を抜かす「小泉改革商法」の本丸「郵政民営化」「金儲けのために郵便貯金350兆円を外資に転売するビジネス」 小野寺光一
http://archive.mag2.com/0000154606/20090212050718000.html


遠吠えだけの竹中平蔵氏とかんぽの宿新疑惑発覚 植草一秀
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-3543.html


町田氏の調査では、「かんぽの宿」収支は2007年度に5億円程度の赤字にまで急減したものが、日本郵政株式会社が発足したのちに迎えた新しい年度である2008年度に40-50億円の赤字に急拡大するとのことだ。

2008年度の赤字急拡大が極めて不自然であることが指摘された。2007年度の赤字急減を踏まえれば早期の黒字化も十分に考えられるのではないか。  

また、竹中氏は1月19日付産経新聞に「年間50億円の赤字」と記述したが、この数字を竹中氏がどのように入手したのかも明らかにされる必要がある。


また、日本郵政公社時代の資産売却に関する疑惑が拡大しているが、日本郵政公社時代から西川善文日本郵政社長が関係する三井住友銀行関係者が「天上がり」の形態で、日本郵政公社に出向ないし入社し、三井住友銀行関係の企業に有利な取り計らいをしてきた疑いも指摘された

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by oninomae | 2009-03-18 20:30 | イルミナティ  

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