世界政府への道 by ゲイリー・アレン 1 世界政府の実現を画策する数々の陰謀組織

また、しばらく、30年以上前の著作で絶版中にもかかわらず今なお新しいゲイリー・アレンの基本重要文献をアップしていきたいと思います。

では、

ロックフェラー帝国の陰謀PART-2 第7章(原著でも第7章) 世界政府への道  から

我々は、諸君が好むと好まざるとにかかわらず、世界政府をつくるであろう。諸君の同意が得られればそれで良し。さもなくば征服あるのみだ。 (ジェームズ・ワールブルク)

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●国連は「ロックフェラー」一族の巨大な宣伝機関である (「」は引用者)

ロックフェラー一族とCFRのメンバーに代表される世界のエスタブリッシュメントは、今や"新しい世界秩序"の確立をめざして着々と体制を整えている。地球上のあらゆる民族と国家を廃し、すべての人間とその富とを彼らが支配する唯一の世界政府の管理下に置こうとする計画は、これまでのところ彼らの予定通り進められてきたことはほぼ間違いない。しかしながら地球規模の超国家を実現しようと望むことと、それを実際に実現することとは全く別の間題である。はたしてロックフェラー一族は世界の小羊たち、地上の雌牛たちを駆りあつめて、どのように彼らの世界政府という動物牧場に囲い込もうとしているのだろうか。

ロックフェラー一族は、世界政府への道のりが決して一様ではなく、あたかも人間の心が希望や恐れ、野心や貧欲、無知の諸相を示すように、さまざまな局面をもっていることを熟知している。そうであってみれば、彼らはこの壮大な計画を実現するにあたって、ただひとつの事柄に彼らの財産と手腕をすべて傾注するようなことはせず、最終目標に到るあらゆる可能な道を探り、考えつく限りのあらゆる手段を使ってその道筋を切り開いてきたことは言うまでもない。

今日、世界政府の実現を目標として掲げる組織や運動体、出版物、行動計画などをすべて取り上げ、それらの完全な一覧表を作ろうとすれば、おそらくその厚さはロサンジェルスの電話帳にも匹敵する膨大なものとなるだろう。そしてこのリストに載せられた軍団はロックフェラー一族とCFRのメンバーの指揮に従っておのおのの道を進撃しているところであるが、本書で扱うことができるのは全体の見通しと比較的重要な幾つかの道筋だけである。

世界政府をめざす動きの中で最もわかりやすいものは、一九四五年にロックフェラー・インサイダー・グループが設立した国際連合である。第二次世界大戦の終結後ただちにつくられたこの組織は、第一次大戦後に設けられた国際連盟の経験をふまえて、世界政府の基盤をさらに拡大強化することが狙いであった。

世界の民衆が大戦に疲れ切って心から平和を求める、ちょうどその頃あいを見計らって二度にわたり設立された国連の真の目的は、理想として掲げられた美しい言葉の中にはなく、各国の主権を制限し、国際機関の権限を拡大して、この機関を背後から操る彼らの決定に各国の民衆を従わせるところにある。

そのことは、敗戦国の日本が国連加盟を認められ、今や第二の国連資金拠出国になっているにもかかわらず、その実力にふさわしい地位と発言権を認められず、かつての植民地諸国が欧米や中ソの立場を脅かす決定をさせないようにしている。

国連は参加することに意義があって、大国以外の諸国の意志がその決定に反映されるところではない。 ひところ盛んに東西問題を論議し、国連軍の創設に意欲的であった彼らは、南北問題が国連の中心議題になり始めるやマスメディアに沈黙をうながした

彼らはなかなか本心を明かそうとしないが、国連はあくまでも世界政府のイメージと必要性を一般大衆に訴えかけ、これらの人々の圧力で各国の主権を段階的に放棄させていくための大がかりな宣伝機関である。 このためにロックフェラー一族が国連ビルを提供し、毎年数百万ドルの資金をつぎ込んだとしても、それは安いものである。国連の職員にCFRの左翼関係者を次々と送り込み、西側諸国の金でこれらの人々を養って、各国の左傾化を推進できるとすれば、なおさら結構なことだ。たとえ国連の評判が多少悪くなったとしても、これに替わる組織を別に用意しておけばよい。


●世界政府の実現を画策する数々の陰謀組織

国連ほど派手ではないが、ロックフェラーCFRグループが資金を提供し、直接または間接的に世界政府のための基礎づくりを進めている組織は以下のとおりである。

・アトランティック・ユニオン
・世界連邦協会
・日米欧三極委員会
・アメリカ円卓会議
・アメリカ賢人会議
・アメリカ国民委員会
・国民計画協会
・外交問題委員会
・経済開発委員会
・国際開発市民委員会
・アメリカン・フレンド・サービス委員会
・国際連合のためのアメリカン・アソシエーション
・アーデン・ハウス・グループ
・チャタム・ハウス
・外交政策研究センター
・行動科学研究センター
・国際教育研究所
・世界秩序研究所
・世界平和評議会
・世界政府連合

上に列挙した組織はアメリカと西側諸国の独立を世界政府に譲り渡そうと画策している組織のほんの一部にすぎないが、読者は、これらの名前を半分でも知っておられたろうか。もしそうであれば、読者はすでに世界の億万長者たちが準備している"ローマヘの道"についてかなり情報を得ていることになる。

しかし、これらの名前をほとんど知らないか、わずかに五本指で数え挙げるだけであれば、読者はもっとアメリカの実態を勉強し、個々の組織について情報を得るよう努力していただきたい。

そして我々が特に注意しなければならないのは、世界平和や秩序の回復、愛や正義を訴え最も無力にみえるグループや、アメリカのマスメディアに支援され、多くの著名人が名を連らねた一見罪のない運動の中にも、"見えざる世界政府"の危険な意図が隠されているかも知れないということである。

このような心配は、前記の組織の中で一番古くから活動してきた団体のひとつであるアトランティック・ユニオンにあてはまる。 この組織は今日の地球上に数多く形成され始めたECやアジア連合、アフリカ機構といった広域共同体構想を最早くから推進してきたグループで、地球の半分を手に入れる過程は地球全体を手に入れる過程の半分であると信じている者たちから成っている。 つまり彼らは、世界各地に幾つかの共同体政府をつくって最終的に世界政府のもとに統合することを考えているのである。

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アトランティック・ユニオンは、そのメンバーの一人である"ロッキー"好みのヘンリー・キッシンジャー博士が「東西緊張緩和」政策を打ち出して共産圏の強化とアジア・アフリカ地域の共産化をはかり、共産主義による統一世界政府の実現を急ぐまでは、反共主義の強力な世界政府をつくろうとしてきた。 彼らにとっては、左翼共産主義者が世界を統一しようと、右翼全体主義者が世界を手中に収めようとどちらでもよく、最終的に彼らが投下してきた資金を回収し、彼らのための世界政府をつくればいいのである。

同ユニオンのメンバーはフランス革命以来の精神を継承しているが、フランスの王政が倒れ、イギリスの王室が名目的なものとなった現在、再びアメリカはヨーロッパと一体になるべきだと考えている。彼らにとってアメリカの独立戦争はフランス革命を成功させるために不可欠であったが、大英帝国からアメリカが独立したことは、アメリカとヨーロッパを再統合する上で新たな問題をも提起している

一九世紀イギリスの帝国主義者セシル・ローズは、この厄介な問題を解決し、アメリカを再び新しいヨーロッパ帝国の支配者のもとに収めることを願って円卓会議を興し、今世紀の初めにローズ財団を設立した。

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そしてセシル・ローズの遺志を受け継ぐ人々は、彼の壮大な夢を実現するためにアメリカの聡明な若者をイギリスに招き、多額の奨学金[Rhodes Scholarship]を出して世界政府の秘密教義を学ばせたのである(訳註:この教義はアナーキーとシナルキーという二つの概念に要約される)。

ヘドレー・ドノバンの先輩にあたるローズ奨学生のクラレンス・ストレイト[Clarence K. Streit]は、一九三九年に『大連合の時代』と題する本を著わした。

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この本は、世界政府を実現するために、まずアメリカとヨーロッパの連合を実現し、各大陸に幾つかの広域政治経済圏をつくりだした上で、これらの地域共同体を最終的にひとつのヨーロッパ世界帝国にまとめあげることを主張した

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彼の主張は、戦後のヨーロッパに東西ふたつの国家群が誕生し、国連加盟諸国の間に地域連合の考えが定着することによって現実化した。そして注目すべきことに、彼は戦前も戦後も共産主義者や杜会主義者の親しい仲間であり、右翼全体主義や集産主義に対して何ら敵意をもっていなかった。

『大連合の時代』の中で、彼は「民主主義」についてこう述べている-「民主主義は我々に選択の自由を保証している。我々は資本主義を選んでもよいし、集産主義を選んでもよい。マルクス主義の政府を選ぶ自由もある」。フランス革命以来のフリーメーソンの教義を踏襲して、彼は王政以外のあらゆる政治形態を暫定的に支持した。 また彼は、今日のヨーロッパ杜会主義を想定して、次のように質問している-「我々は、西欧民主国家で杜会主義者が力をもつに至った時、彼らとの連合を拒むであろうか」。勿論彼は「決してそのようなことはない」と断言している

アトランティック・ユニオンは、一九四九年三月、ユニオン委員会と呼ばれる政治活動集団を新たに組織した。この委員会の初代会長は、それまでアメリカ最高裁の判事を務めていたオーエン・J・ロバーツ[Owen Josephus Roberts, 1875-1955]であった。
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ロバーツは、アメリカ合衆国に忠誠を誓った人間であるにもかかわらず、我々の生命と財産、自由および独立を保証する国家の主権を冒漬し、それを「愚かな合言葉にすぎない」と考えていた。


今から三〇年以上も前に、ロサンジェルス・エグザミナー紙はアトランティック・ユニオンがアメリカにとってどんな意味をもっているか、次のように報道した。

彼らは、我々が自ら勝ちとった民主主義のかわりに杜会主義を押しつけ、我々から好きなだけ税金をとり、彼らの軍隊のために我が国の男たちを駆りあつめ、彼らの工場のために女たちを駆りたて、そして彼ら自身を太らせるために我々がつくりだした富の大部分を奪い去ってしまうだろう。 

我々はここではっきりと問わなければならない。アメリカの国民を代表する上院議員や下院議員の誰が、アメリカをヨーロッパに統合し、アメリカの崩壊をもたらすような政策を支持し、これを推進しているのか。我々は、はたしてそのような議員を我々の代表として選んでよいものだろうか。

このような主張が一九五〇年代になされたにもかかわらず、ほとんどの新聞は広告収入の減少をおそれて勇気ある発言をためらい、偽りの主張をもっともらしくみせかけて大衆をミスリードしてきた。その結果、アトランティック・ユニオンは彼らの方針どおり着実に成果を挙げ、一九四九年に委員会が設立されてから一二年もたたないうちに、八七一人の金持ちや影響力のある人物を委員会のメンバーとして迎えるまでに成長した。

ゲイリー・アレン ロックフェラー帝国の陰謀2(原著1976、訳書1986) p140-147 より

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by oninomae | 2009-03-02 22:10 | NWO・番号付動物農場・警察国家  

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