「ほっ」と。キャンペーン

超富豪の権力のための社会主義 by G・アレン&L・エブラハム 4 一つの杜会主義的な世界政府

超富豪の権力のための社会主義 by G・アレン&L・エブラハム 4


ほとんどの人は、社会主義者がわれわれに信じこませようとしているように、杜会主義とは一つの財産分配計画であると信じている。 信じているものはしかし理論である 
 
さて、実際に体制もそのように機能しているであろうか。この問いは--杜会主義者自身の定義による--杜会主義諸国の現状を調査することによって答えられるであろう。

杜会主義諸国とは共産主義諸国のことであるが、そこでは実際のところ、薄い層からなる少数者の派閥が全体の頂上を占めている。通常、総人口の三%を超えることのない層が、残りの九七%の層の財産、生産、生活の全体を統制している。ブレジネフ[Леонид Ильич Брежнев, Leonid Il'ich Brezhnev, 1906-1982]氏が、ロシアの草原に住む貧しい小農民のような生活をしていないということは、最も素朴で無知な人にも秘密ではないであろう。 
c0139575_52237100.jpg

c0139575_5231418.jpg

c0139575_523131.jpg

しかし、ほかの何を、杜会主義理論はこの素朴で無知な人たちから期待しているのであろうか。

杜会主義とは財産分配計画ではなく、所有物を統括・統制する方法であると理解すれば、社会主義にこのように傾倒する超富豪の見かけの逆説のもっている謎は、すでに解かれたことになる。かくて杜会主義は、権力を手に入れようとするインサイダーたちの、論理的に首尾一貫した、つまり完全な道具なのである。 共産主義、より正確にいって杜会主義は、このようにして抑圧されている大衆の運動としてではなく、国民経済的エリートの運動として表現される。 インサイダーの計画はそれゆえ、合州国を杜会主義化することであって、共産主義化することではない

では、この計画は、どのようにして実現されうるのであろうか。図3は、われわれの建国の父たちが設定した政府の当時の構造を示している。

c0139575_5232362.jpg


憲法は政府の権力を工夫をこらして分割している彼らは、政府のどの部分の権力も、それが連邦、州、地方のどれであれ、用心深く考えつくされて決して中央の統制下にはおかれないだろうと信じていた。福祉や教育のような生活に深く関わるいろいろな分野も、政治家の介入から遠ざけられていた。この組織のもとでは、独裁制が生れることは不可能だった。なぜなら、政府のどの部分も単独でそれに充分な権力をもち合わせていなかったからである。独裁制は、権力の糸が一カ所に集中していることを前提にしている。この集中化がはじまれば、独裁制は不可避となる。英国の哲学者トーマス・ホッブス[Thomas Hobbes, 1588-1679]はかつて、「自由とは小さな部分に分けられた政府である」と言った。

ウッドロウ・ウィルソン[Thomas Woodrow Wilson, 1856-1924](4)は、このテーマについて、「自由の歴史は政府権力の拡大の歴史ではなく、政府権力の制限の歴史である」と言ったが、彼がこう言ったのは、彼がインサイダーの道具になる以前のことであった。また歴史上有名な英国の貴族アクトン[John Emerich Edward Dalberg-Acton, 1834-1902]は、「権力は腐敗へと傾き、絶対的権力は絶対的腐敗に傾く」と説明した。われわれアメリカの建国者たちには、これらの原理がまだ大原則としてはたらいていたのだが、前述の人たちはわれわれの建国者たちがもういない時代に生きていたのである。

では、この現代には、一体どのようなことが起こっているのであろうか。われわれ国民があの政治的スペクトル上を左の杜会主義の方向に移動するにしたがって、連邦政府の行政府に権力が集中していく。このことの大半は、立法行為と連邦の補助金によって達成された。連邦の金は餌として利用され、また連邦の統制はとめ金として利用された。連邦の最高裁判所はこの場合きわめて論理的に、「補助内容を規制するために政府の手続きを欠いてはならない」と決定した。

アメリカ合州国を支配するには、どこの市長になっても、どこの郡議会や州議会を手中に収めてもだめである。だが、もし連邦行政府の長が全権力をもっているとすれば、その一人の男だけを支配するだけで、その彼を通して分岐した全機構を支配できるのであるすべての加工生産、商業、金融、交通運輸、原料を支配するには、中央の権力中枢を支配するその頂上を手に入れるだけでよい
c0139575_5242616.jpg

c0139575_5241414.jpg

彼はかくて独占者となり、すべての競争相手は排除されるだろう。 国家的独占を望むなら、国家の杜会主義的政府を支配しなければならない。そして結局、世界的な独占を得ようとする者は、一つの杜会主義的な世界政府を支配しなければならない これが権力運動の根本法則である。 このように、共産主義は抑圧されている大衆の運動ではなく、全世界に対する統制力を獲得するために、権力欲と金銭欲の強いインサイダーたちがあみだした運動であることがおわかりいただけると思う。 まず最初に個々の民族において杜会主義政府が確立され、つぎにこれらが合併によって大合同し、全能にして、杜会主義的た超国家にならなければならないが、それはたぶん、国際連合の後援のもとでなされるであろう 

c0139575_524522.jpg

c0139575_5252610.jpg

c0139575_5251216.jpg


この目標に近づくために、この共産主義の利用方法については次章でみてゆきたい。

c0139575_5254672.jpg


(4) Thomas Woodrow Wilson[1856-1924]民主党員。一九一二年Th・ルーズヴェルトとタフトの分裂のすきをついて第二十八代大統領となる。

[5] Malcolm Muggridge, Chronicles of Wasted Time: The Green Stick(New York: Willium Morrow, 1973), p.225.


G・アレン&L・エブラハム インサイダー 1(原著初版1971、原著増補改訂版1985、訳書1986.10) 第二章 超富豪の権力のための社会主義 p54-58より

c0139575_5272899.jpg


c0139575_52844.jpg

c0139575_5275242.jpg

c0139575_5282982.jpg

c0139575_5281877.jpg

c0139575_5285594.jpg

c0139575_5284394.jpg

c0139575_5292273.jpg

c0139575_5291224.jpg

[PR]

by oninomae | 2008-12-24 00:11 | イルミナティ  

<< ヒトラーやスターリンも喜ぶ不吉... 個人の銀行口座はすべてFinC... >>