超富豪の権力のための社会主義 by G・アレン&L・エブラハム 3 全ての人間をを管理支配

超富豪の権力のための社会主義 by G・アレン&L・エブラハム 3


エスタブリッシュメントは、政治的スペクトル(図1参照)を描くさいに利用される諸概念を歪めて、共産主義の不可避性という観念をひろめている。 政治的スペクトルのいちばん左には共産主義を見出すことができると人びとはいう。さらに人びとは、左端の反対側に--同様にいやな--ファシズムという右端があるともいう。われわれはこの道路のまん中を動かなければならないとたえず教えこまれている。そしてこのまん中は、民主主義と呼ばれる。だがエスタブリッシュメントはこのスペクトルのまん中の部分がフェビアン(または緩慢な)社会主義(2)であると考えている。しかし、スペクトルのまん中が過去四十年間に情け容赦なく左の方にずれてきたという事実は無視されている。ここで、まちがった二者択一を行う典型的な例をあげてみよう。 人びとは共産主義(国際杜会主義)とナチズム(民族杜会主義)のどれかを選ばさせられる。つまり、すべての政治的スペクトルは杜会主義的であるというのである

しかしこれは不条理である。

このスペクトルの中には無政府主義を信ずる人や、立憲共和制と自由な企業を信じる人の場所が一体どこにあるだろうか。九〇%程度の国民がこのスペクトルを用いて、自分の典型的な政治思想を定義しているにもかかわらず、ここには彼ら自身のための場所が欠けているのである。

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ここに正確な政治スペクトルを示してみよう(図2参照)。共産主義は全体主義的な政治形態である。 共産主義、ファシズム、杜会主義、皇帝主義、ファラオ主義というふうに、全体主義を分類することは政治のスペクトルにとって重要ではない。 それはこれら体制のどれかに生きている人の立場からみれば区別などはないのである。さて、もしここで全体主義的政治形態--偽名のもとで--が左端に位置すれば、当然、右端はアナーキーか政府のない形態をあらわすことになる。 われわれアメリカの国家創立者たちは、なるほど英国君主の準全体主義的政治形態には同意しなかったが、政府のない道はカオスに到らなければならないことを知っていた

憲法の中では、自由な企業活動の組織について特別に何も論じられていない。しかし、この組織は立憲共和制においてのみ存在できるものである。集団主義的体制のもとでは、憲法に定められていないすべての権力は政府のものとされている。それに対し、アメリカの創立者は、市民からその生産の成果を奪い、働かない者にそれを分かち与える政府をつくろうとは考えなかった。それゆえ、その政府には、分立し、制限された権限だけが委譲されなければならなかったのであり、政府にはこれ以上の権力は与えられていないのである。トーマス・ジェファーソン(3)は、「権力に関わることがらで、人間を信頼してはならない。権力をもつ者を憲法という鎖で諸悪より遠ざけることが肝心だ」と言った。 ジェファーソンは、もし政府が無制限の権力をもてば、人民はすぐ鎖につながれてしまうことを知っていたのである。
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「政府は可能な限り少なく支配するとき、最もよく支配する」というのがジェファーソンの考えであった。そしてこの国家は、最小限度の政府機能によってつくられたのである。国家創設者たちは今よりは技術化されていない世界に生きていたのであるが、あるいはまさにそれゆえにこそ、彼らは政治の方向を決定するさいに、今日の大多数のアメリカ人よりはもっと適切に人間の本性に対処していたのである。時代と技術は変るが、これらの基本的原則は時間を超えて有効なのである。政府は主に国家的防衛組織をつくり、それを堅持し、法体系をつくり、維持するために存在する。しかし、ジェファーソンが語った鎖はちぎられ、ある時期からわれわれはあの政治的スペクトルの上を集団主義、全体主義的政体の方向へ、つまり左へと移動しはじめた。アメリカの政治的指導者のなす提案はどれも--たとえばニクソンの利益分配計画のように分権的な効果をめざしていると一見思わせるようなものさえ--われわれをさらに左へ、つまり中央集権的政府へとつれてゆくものである。このようなことが起こるのは杜会主義が不可避であるからではない。左への傾斜はむしろ、彼らの利口な計画と、堅固で段階的な前進に負っているのであるすべての共産主義者とインサイダーは継続的に、また熱心に杜会主義のために努力するのであるから、私たちはこの概念をいま次のように定義しなおした方がよいであろう。杜会主義は通常、財物とサーヴィスの生産および分配の基礎的手段に対する政府の所有権ないし管理支配である。 この定義を分析すれば、政府がすべてを管理支配するということ、すなわち根本においては「すべての」(「」は引用者)「人間」を管理支配するということが明らかになる。もし政府がこれらの領域を管理支配すれば、政府は結局マルクスがいった私的所有権の廃止、家庭の解消、宗教の廃止を実行することができるようになるのである。 
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アメリカが杜会主義化されつつあることは、すべての人が知っている。さてここで誰かが、たとえばよりにもよってケネディー家、フォード家、ロックフェラー家などのような非常に豊かた人びとが、一体なにゆえに杜会主義のために弁明しているのかを問いたくなるであろう。超富豪たちは最も多く失うものを持っているのではなかろうか。これはもっともな話である。 しかし杜会主義の推進者がこれこそが杜会主義であるといっているものと、彼が実践しているところのものとの間には、大きな相違があるのである。「杜会主義は財産分配のプログラムである」という考えは、実に、正確にいって、人びとをくどき落としてその自由を強大で集団主義的な政府に従属させる農民捕獲法であり、策略なのだ。インサイダーがわれわれに「われわれは地上に楽園を建設するだろう」と言い聞かせている間に、われわれは自分たちの刑務所をつくっているのである

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杜会主義を最も強力に促進している人びとが、自分たちの富を、家族トラストと免税財団とによって確保したということは、最も公正な観察者の眼には実に奇妙にみえるのではないだろうか。
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ロックフェラー、フォード、ケネディーのような人びとは、人間の思いつくすべての杜会的計画と、アメリカ人の税金を増やす計画に賛成している。 ところが彼ら自身は全然といってよいほど税を払わないのである。 「北アメリカ新聞連盟」紙に一九六七年八月に載ったある記事は、なぜロックフェラーがその巨大な財産にもかかわらず事実上まったく所得税を払わなかったかを説明報告している。この記事は、ロックフェラー家のひとりが過去数年間のある年に、実にたったの六八五ドルしか個人的な所得税を払わなかったことをすっぱ抜いている。ケネディー家は、シカゴ卸売市場、家屋群、数隻のヨット、何機かの飛行機をもっているが、それらはみんな彼らの無数の家族財団、家族トラストの所有物なのである。これに反して人は納税なるものを、寛大にも単純な国民のふところにのみ委ねているのである。このような事情にもかかわらず、ロックフェラー家とかフォード家とかケネディー家といった偽善者は、被抑圧者解放の偉大なる先駆者のようたポーズをとっている。彼らが貧困者のおかれている杜会的状況を本当に心配しているのなら、彼らの財産は貧しい人びとのために、はかり知れないことをすることができるだろう。彼らは、杜会的領域で被抑圧者解放の実例を示すことができるのにもかかわらず、実際はそれとは逆に、杜会主義の助けをかりてますます個人的な権力を獲得しつつあるのだ。彼らは、中産階級をはじめほとんどすべての納税者に対しでではなく、彼ら自身に対して杜会主義的改革をはじめるべきではないだろうか。財産の分配とは、国民平均の水準に達するまで彼らの財産が放出されなければならないことを意味しているはずだ。しかし、テッディ・ケネディーが自分の別荘や飛行機やヨットを放棄し、二万ドルの抵当に入れてある二万五千ドルの家屋に屋移りするなどと、誰が信ずることができようか。

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大金持ちが杜会主義的関心をもつ動機の一つは、単に相続しただけの財産ゆえの罪意識であろうが、これまでにもみてきたように、その気にさえなれば、自分自身の稼がなかった富を手放すことによって、この罪意識から簡単に解放されるはずである。しかしこの動機は、もっばら権力をめざすインサイダーたちの行動を説明しないものである

彼らは杜会主義に賛同する富豪ではあるが、徹底的な偽善者であるわけではない。杜会主義に対する一見矛盾した彼らの傾倒ぶりと、またここから生じる自由な企業精神の破壊は、本当は互いによく説明できるものなのである。

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参考:アメリカの新しい政府その3 ふぐり玉蔵
http://goldentamatama.blog84.fc2.com/blog-date-20081219.html




(2) フェビアン社会主義。マルクスのいう暴力革命を否定しつつ資本主義を修正し、産業の国有化などによって国家を漸次杜会主義へ移行させようと主張する。イギリスのS・ヴェッブ[Sidney James Webb, 1869-1947]、
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ショー[George Bernard Shaw, 1856-1950]、
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H・G・ウェルズ[Herbert George Wells, 1866-1946]
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フェビアン協会[Fabian Society]を一八八四年につくったところから始まる。知的エリート主義の傾向が強い。

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                  (真ん中がピラミッド)

(3) トーマス・ジェファーソン[Thomas Jefferson,1743-1826]アメリカ独立宣言を起草。一七九〇年、初代国務長官になったが、一七九三年ハミルトンの中央集権政策に反対して辞任した。


G・アレン&L・エブラハム インサイダー 1(原著初版1971、原著増補改訂版1985、訳書1986.10) 第二章 超富豪の権力のための社会主義 p49-54より

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++
「自由(アナーキー)に」めちゃくちゃにした後は、進めやすい。

以下、また載せておきます。

仮借ない厳しさだけが、国家の強さを見せつける最大の力である。単に利益を得るためのみならずわれわれの義務としても、また、勝利のためにも、われわれは暴力と偽善による計画を保持し続けなければならない。報復主義は使われる手段と同じく、有無を言わさず強力である。それは手段そのものであるというよりも、われわれが勝利し、すべての政府をわれらの超政府にひざまづかせる厳格な教義なのである。われわれは容赦なく不服従というものを根絶することを、十二分に思い知らせる。 プロトコール1より


飢えが引き起こす貧困と嫉妬と憎悪によって、われわれは群集を動かし、かれらの手を使ってわれらが行く手を阻む者すべてを掃討するであろう。 全世界王が王冠を戴く時が至れば、同じ方法を用いて障害となるものをことごとく一掃するであろう。 プロトコール3より
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この憎悪は、"経済危機"の効果で数倍もの火の手を挙げるだろう。経済危機たるや為替取引を中止させ、工業を停止させるだろう。われわれは、自分たちが熟知している隠密な方法を総動員し、すべてわれわれの手中にある金力の助けを借りて、大規模な経済危機を作り出し、それによって全ヨーロッパ諸国(引用注:いまや全世界)の労働者群集をいっせいにまとめて路上に放り出すだろうこれらの群集は、ただ単に無知であるがゆえに、揺籃時代から羨み妬んでいた連中を喜んで血祭りにあげ、連中の財産を略奪できるだろう。  プロトコール3より


われわれは人民を幻滅から幻滅へと導き、その帰結として最終的には、かれらは、われわれが世界のために準備している、シオンの血を受けた専制君主に、われわれにも頼らずしても賛同するに至るはずである。 プロトコール3より


重ねて述べるが、自由がゴイム社会をきっぱりと崩壊滅亡せんがためには、投機を産業の基礎にしなければならない。その結果、産業が国土から引き出したものは、いくつかの手を通り抜けて投機に手渡される、すなわち、われらが階級に転り込むであろう。 他人よりも優位に立とうとする激烈な闘争と、経済生活に加えられた打撃とは、薄情冷酷きわまりないな社会を生み出すだろう、いや、すでに生み出している。かように社会は、政治・宗教など高度のものに対する反発を強めるだろう。かれらの生きがいは唯一、利益、すなわち金を集めることである。かれらは金があれば手に入る物質的喜びを求めて、まぎれもなく拝金教徒と化すだろう。次いで時至れば、高尚な目的のためでもなく、また、富を得んがためですらなく、ただただ特権ゴイム憎しのために、ゴイムの下層階級は権力をめぐるわれらの競争相手、ゴイムの知識人たちに逆らってわれらの指導に従うであろう プロトコール4より


われわれは近く巨大な独占を確立し始めるだろう。それはゴイムの巨万の富がすっぽり入るような、並外れた富の貯水池である。政治的破滅に続く時期には、政府の債権ともどもゴイムの財産も枯渇するだろう。 プロトコール6より


われわれはさらに進んで、労働者を混乱に浸し酒漬けにし、それに加えるに、ゴイムの頭の良い者たちをすべてこの世から根絶すべくあらゆる処置を講じ、生産の根源力を巧みに深く蝕むだろう。 時期尚早のうちにゴイムに真相をさとられないようにするために、われわれは仮面をつけて、われらの経済学説が精力的に宣伝する偉大な政治経済原理のもと、いかにも労働者階級に役立つかのように情熱を傾けて説き伏せるだろう。 プロトコール6より


軍事力増大と警察力強化・・この二つを欠いては、前述の計画を完成させることは全くできない。われわれの到達目標は、われわれを除いては、世界のすべての国家には、プロレタリアート群集とわれわれの利益に奉仕する少数の百万長者と、警察官と兵隊たちだけがいればよろしい プロトコール7より

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by oninomae | 2008-12-20 01:34 | イルミナティ  

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