財閥とブルッキングス研究所によるホワイトハウスヘの政策介入 by 広瀬隆 1

財閥とブルッキングス研究所によるホワイトハウスヘの政策介入

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(前略)シンクタンクは、脈々と過去の鉄道利権者の中から雨後の筍のように生え出してきた。二〇〇二年から中東軍司令官のトミー・フランクス
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と組んで大規模なイラク攻撃論を展開したのが、全米随一のシンクタンク「ブルッキングス研究所」の上級研究員ケネス・ポラック[Kenneth Pollak]たちだった。
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<〈ケネス・M.ポラック〉1966年生まれ。イェール大学卒。マサチューセッツ工科大学でPh.D取得。ブルッキングス研究所中東政策サバン・センターの研究部長。>

イラク先制攻撃必要論が所内で燃え上がった二〇〇二年からは、クリントン政権でオルブライトの下で国務副長官をつとめたストローブ・タルボット[Strobe Talbott]が所長となっていた。

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Visit to USA of H.E. MIRCEA DAN GEOANA, Minister of Foreign Affairs of Romania- February 3-7, 2003

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Coro with Albright & Talbott:Coro Fellows (St. Louis 1996 Class) with U.S. Secretary of State Madeleine Albright and Deputy Secretary of State Strobe Talbott during our D.C. leadership trip.
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タルボットは、イギリスのオックスフォード大学留学中にクリントンと同室になって以来の親友だったことが知られ、その後は雑誌"タイム"の特派員からロシア通としてワシントン局長・編集長までのぼりつめ、ホワイトハウス入りした、というのが大方の人物評だった。しかしそれでは彼の説明にならない。

九九年のNATO軍によるユーゴ空爆[Operation Allied Force]を強行するため、裏で陰湿な外交工作を展開した国務副長官である。

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下院国際関係委員会で暴露された通り、オルブライト国務長官宛てのコソボ紛争に対する基本姿勢を記したタルボットの極秘メモには、次の内容が記されていた。

ユーゴのミロシェヴィッチ大統領に交渉材料を与えぬためロシア要人のユーゴ訪問を阻止する。国連のアナン事務総長が和平仲介に乗り出すことを阻止する。ロシアが空爆停止や対話スタートを求める国連決議を出さないよう妨害する。

このメモにある通り、ユーゴ空爆に没頭して民間人一〇〇〇人以上を大量殺戮させる一方、表ではタルボットがロシアと熱心なコソボ和平協議を進めていた。"ジキルとハイド"の顔を持つ悪質な外交官の象徴的存在である。

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彼の正式な名を・ネルソン・ストロブリッジ・タルボット三世という。彼の祖父にあたるネルソン一世は、トランスワールド航空重役だったが、その兄(引用注:その子の兄弟?)ハロルドは、スペースシャトル・コロンビアのメーカーとなるノースアメリカン航空機を育てた会長で、戦後は共和党財政委員長をつとめてダレス国務長官のグループに入って暗躍する軍需産業の大物だった。

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イラク侵攻前の二〇〇三年二月一日、地球に帰還するコロンビアが空中分解してNASAと軍需産業に衝撃を与え、メーカーのボーイングが打撃を受けたが、ボーイングはノースアメリカン航空機の親会社ロックウェル・インターナショナルを買収しただけである。その一部門であるノースアメリカンが六九年にアポロ11号の月面着陸を「成功させ」(「」は引用者)、シャトル・コロンビアを製造したのだ。このようなタルボット家が、大銀行家の一族でもあった。

一方、化学会社モンサントの中央研究所長だった化学者チャールズ・トマスは、アメリカの軍需産業の中で特筆すべき原爆開発のマンハッタン計画に参加し、スティムソン戦争長官のもとで国防研究委員会のプルトニウム高度精製開発部長となり、戦後も一貫してプルトニウムを抽出する化学処理工場の最高責任者をつとめた。

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この危険人物トマスがネルソン、ハロルドのタルボット兄弟と義兄弟だった。モンサント社長となったトマスは五六年にトウモロコシ用の除草剤を商業生産したが、それが六二年からケネディー政権の注目を集めた。べトナムのジャングルに潜むゲリラを掃討するためダイオキシンから成る(引用注:「を含む」が正しい。なお、主成分は、2,4-Dichlorophenoxyacetic acid (2,4-D) 2,4,5-Trichlorophenoxyacetic acid (2,4,5-T)で、そこに2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin (TCDD)等のPolychlorinated dibenzodioxins (PCDDs)が副生物として少量混ざってくる。TCDD等がダイオキシン類と呼ばれるものであるが、ダイオキシン類だけに毒性があるわけではない。主成分からしてどれも有機塩素化合物であるので、発ガン性や場合によっては催奇形性があるだろう。危ないのは「ダイオキシン」だけではない)枯葉剤エージェント・オレンジの空中撒布が開始され、すでに会長としてモンサントを支配していたトマスが大量にそれを供給した。

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同時に彼は、原水爆開発部門の原子力委員会(AEC)と原子力産業の共通の利益を目的とする態勢をつくり上げ、原子力発電によるプルトニウム製造プロジェクト--高速増殖炉を提唱、推進する中心人物として活躍した。

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八五年、このモンサントに、遺伝子組み換え技術を持つ製薬会社G・D・サールを売却したのが、当時サールの会長だったラムズフェルド、のちのブッシュ政権国防長官である。

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それだけではない。タルボット兄弟には義理の姉妹ロイス・キャサットという女性がいたのだ。ペンシルヴァニア鉄道[Pennsylvania Railroad]社長アレグザンダー・キャサットの孫娘である。

ペンシルヴァニア鉄道は民主党クリントン政権内部にも閨閥を広げていたのである。前章の物語と合わせて要約すると、イラク侵攻を大いに煽動したブルッキングス研究所の所長ストローブ・タルボットは、息子ブッシュ大統領の曾祖父ジョージ・ハーバート・ウォーカー
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と同じキャサット一族で、同時に軍需産業ロッキード中興の祖グロス兄弟とも近親者だった。


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彼らはただこうした産業と政界とシンクタンクに属していたのではなく、いずれもそのトップである。


広瀬隆 アメリカの保守本流 (2003.9.22) 第4章 シンクタンクがばらまく軍事思想 p219-222より

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Rahm Israel Emanuel (born November 29, 1959)

On November 6, 2008, Emanuel accepted an offer from President-elect Barack Obama to become the White House Chief of Staff in Obama's administration, which begins on January 20, 2009.

Rahm Israel Emanuel (Hebrew: רם עמנואל‎) was born in Chicago, Illinois.[32] His first name, Rahm, means "high" or "lofty" in Hebrew,[33] while his last name, Emanuel, means "God is with us.

His father, the Jerusalem-born Benjamin M. Emanuel, is a pediatrician and former member of the Irgun,[34] a staunchly nationalist Zionist militia active in the British Mandate of Palestine between 1931 and 1948.
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by oninomae | 2008-11-07 23:47 | イルミナティ  

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